一人孤独な日曜日、郷〇先生から連絡があって、千駄ヶ谷のとある喫茶店に呼び出された。
喫茶店の片隅で、先生がスポーツ新聞を読んでた。
「座りなさい。もうすぐ金〇君たちが来るから。コーヒーでいいかい?」
先生はウェイトレスさんを呼んで僕のコーヒーを注文して下さった。
え、聞いてないですよ?金〇さんたち?なんで?先生いても役に立たないでしょ?
「僕は金〇君から最悪の事態になったときのためにいて欲しいって言われちゃってね~。
もし刃傷沙汰にでもなりそうなら、連盟に電話しなきゃと思って、ここに連盟の電話番号書いてスタンバってるんだけど」
先生、二つ折り携帯だって電話帳機能くらいあるでしょ?使いましょうよ。
「君のための抗争なんだから、君が見届けるべきだと思って、僕の独断で呼んだんだよ。
金〇君は君が来ること知らないから」
え~、僕は結果だけ教えてもらえばよかったのに。