ヨーロッパから帰ってきたら、あらま、僕のハニーたちがオコ。
僕のいない間にお互い親しくなって、僕がみんなに「君が一番だよ」って言ってたのがバレちゃったらしい。
まあ、隠す気も無かったけど。
サンちゃんなんて、ラインも閉じちゃうし、メールも戻ってきちゃった。
やっくんは、何とか返事はくれたけど、もうテンションが前とは全然違う。
やだなあ、こんなの楽しくないよ。
恋愛流F先生に仲介をお願いしたら、毛筆で書かれたお断りのお返事貰っちゃった!
達筆すぎて読めな~い!
こういう時に頼れるのは、やっぱりお兄様、いや、お兄ちゃま!
「え~、僕には無理ですよ」
と金〇お兄ちゃまも最初は渋ってたけど、僕が可愛くお願いしたら、
「ご期待に副えるかどうかわかりませんが」と引き受けてくれた。
うふふ、お兄ちゃまの話術があれば、もう大丈夫。
だって、僕、嘘言ってないもの。
サンちゃんの可愛さも、やっくんの可愛さも、それぞれ一番。
僕は誰にも縛られる気がないし、僕も誰かを束縛したくない。
僕のために僕のハニーたちが素敵な出会いを棒に振るなんて耐えられないし、僕だっていろんな出会いを楽しみたい。