(1)「身体よりも心理論」
心情的な繋がりを重視する作品が増えた。

(2)「言葉の意味の変化理論」
「第三の穴」だけを「やおい穴」だと思っている昨今のBLファンが多いと感じることから、「肛門」は「やおい穴」ではないと定義するように言葉の意味が変化した。


このように「やおい穴」の元来の意味として存在する「すぐ気持ちよくなれる肛門」が、定義の縮小によって「やおい穴」ではなくなったと考えることが出来ると思います。

肛門を慣らすことに関しては、本当に2、3カ月かけて丁寧に開発する描写を描く作品もありますが、ほとんどが一日で合体してしまいますよね。
身体の繋がりのリアルさよりも、心が通い合うまでの描写を重視する読者が多いことも原因の一つだと思います。
身体を繋げるのはあくまで心の繋がりをより深めるための手段であり、合体への具体的な過程は省かれがちなのかもしれません。そのため、「すぐ気持ちよくなれる肛門」がリアルであろうが虚構であろうがあまり関係ないのかも。