東京千葉埼玉神奈川あたりの大学生は電車で町に出てクラブで遊んで女抱いて始発で帰る。
東京千葉埼玉神奈川あたりのサラリーマンはスーツを着て飲んだら終電かタクシーで帰る。
それ以外の地域ではまず大学生のパリピがいないしスーツも無い、そして大抵は代行。
同じ日本と習ったがどうしてそこまで人が変わるものか謎だった。
我々は1が何故このようなスレッドを立てたのかという疑問を解決するため、
1の故郷である群馬県に向かった。
「まだ日本にこんなところがあったのか」
思わず口に出てしまった言葉を同行した上司に失礼だと咎められた。
小人が住むような小さな家、ツギハギだらけの服を着る農夫たち、そして
彼らは余所者で身なりのいい我々を監視する様に見詰めている。
高度成長だの、神武景気だの、オリンピックだので浮かれていた我々は改めて
農村の現状を噛み締めていた。
ボロ屑のような家に居たのは老いた母親一人
我々を見るなり全てを悟ったのか、涙ながらに「息子が申し訳ありません」と
我々に何度も土下座して詫びた。我々はこの時初めて1を許そうと思った。
誰が悪い訳ではない、農村の貧しさが全て悪かったのだ。
我々は1の母親から貰った干し柿を手に、
打ちひしがれながら東京へと帰路についた
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