強力に接合、跡も残さず簡単に分離できる接着材料見つかる。実用化はまだ先
米ダートマス大学の研究者が、非常に強力にくっつき、剥がすときはまったく力もいらず跡すら残さない接着材料を発見しました。
この材料は、たとえばスティック糊のような用途には使えないものの、工業製品の接着や医薬品への応用などに期待が持たれます。
ダートマス大学化学助教授のキャサリン・ミリカ氏はこの材料について「他の接着剤とはまったく異なる方法で機能」し、「このイノベーションは接着状態から必要に応じて分離させられる新たな製造戦略を可能にするでしょう」と述べています。
通常のポリマー系の接着剤は、非常に絡み合った化学的な鎖のようなもので強固な結合構造を持っています。
そのため、これを剥がすには、結合を切断するために溶剤を用いて化学的に切り離すか、機械的に非常に強い力を加えて破壊する必要があります。
しかし今回の研究で接着剤としての利用が考えられる材料は、分子結晶と呼ばれる性質を持ち、固体として存在するときは人ひとりをつるしても落ちないほどの、ポリマー系接着剤と同様の接着強度があります。
一方、剥がしたいときは真空環境下で加熱することでこれを昇華(気体に変化)させ、接着剤の部分だけを文字どおり消しさってしまえるとのこと。
(以下略、続きはソースでご確認下さい)
engadget 2020年12月3日, 午後 08:30
https://japanese.engadget.com/new-glue-gas-pull-apart-113035277.html
米ダートマス大学の研究者が、非常に強力にくっつき、剥がすときはまったく力もいらず跡すら残さない接着材料を発見しました。
この材料は、たとえばスティック糊のような用途には使えないものの、工業製品の接着や医薬品への応用などに期待が持たれます。
ダートマス大学化学助教授のキャサリン・ミリカ氏はこの材料について「他の接着剤とはまったく異なる方法で機能」し、「このイノベーションは接着状態から必要に応じて分離させられる新たな製造戦略を可能にするでしょう」と述べています。
通常のポリマー系の接着剤は、非常に絡み合った化学的な鎖のようなもので強固な結合構造を持っています。
そのため、これを剥がすには、結合を切断するために溶剤を用いて化学的に切り離すか、機械的に非常に強い力を加えて破壊する必要があります。
しかし今回の研究で接着剤としての利用が考えられる材料は、分子結晶と呼ばれる性質を持ち、固体として存在するときは人ひとりをつるしても落ちないほどの、ポリマー系接着剤と同様の接着強度があります。
一方、剥がしたいときは真空環境下で加熱することでこれを昇華(気体に変化)させ、接着剤の部分だけを文字どおり消しさってしまえるとのこと。
(以下略、続きはソースでご確認下さい)
engadget 2020年12月3日, 午後 08:30
https://japanese.engadget.com/new-glue-gas-pull-apart-113035277.html