12月8日に放送されたアニメ『アキバ冥途戦争』(TOKYO MXほか)の第10話に、かつて一世を風靡した声優・平野綾が出演。
最近はオタク界隈で名前を見かけることが少なくなったが、その演技力の高さは今も健在のようで、“業界トップ”とすら囁かれている。
圧倒的な演技力の高さに衝撃
平野といえば、2000年代に『涼宮ハルヒの憂鬱』の涼宮ハルヒ役や、『らき☆すた』の泉こなた役などで大ブレイクした声優。
そんな彼女が「アキバ冥途戦争」に、サプライズ的に出演していたことが明らかとなった。
第1話から登場していた謎のパンダ「御徒町さん」の正体が、第10話で明らかとなった上に声を披露。その声優が、他でもない平野だったのである。
ハルヒなどとは違う、抑揚が弱い喋り方で、声質も大人の女性といった印象。
また御徒町さんの正体が明らかとなったことで、第1話の回想シーンに登場したとあるキャラクターの叫び声も、平野の演技だったことが判明した。
その演技について、SNSなどでは
《平野綾さんがなぜ頂点と言われているのかを改めて実感しました。この境地に辿り着くまでにどれだけの努力をしたのかを考えるだけでゾッとする》
《御徒町さんの演技で確信した。もし声優一本でやってたら、今の花澤香菜のポジションは平野綾だったわ》
《平野綾さんは本当に演技が上手いな…》
《平野綾さんてこんな演技されてましたっけ?巧すぎて誰だか全然分からんかったわ》
《色々あったけどやっぱ演技は流石としか言えませんな》といった声が上がっている。
いろいろあった声優としての平野綾
演技力の高さをアニメファンに見せつけた平野だが、これまでの声優活動には本当に“いろいろなこと”があった。
まず印象深いのは、良くも悪くも“声優らしくない言動”が巻き起こした数々の騒動。
有名なのは「ライフライナー騒動」で、平野が『グータンヌーボ』に出演した際、
過去の恋愛経験などを語ったことがきっかけで、当時のオタクたちが激怒してしまった。
さらに平野がSNSに投稿した「ライフライン」というワードを意図的に曲解し、彼女を買い支えてきたファンを揶揄する「ライフライナー」という言葉も生まれている。
その後、平野は舞台での活動に切り替えていったため、「アニメ業界から干された」と認識していたアニメファンも。
あれほど人気を席巻していた声優が、突然アニメ業界から姿を消したので、何か裏があると見られても仕方ないだろう。
だが、舞台俳優としてのキャリアは平野の演技力を着実に底上げしていたようだ。
「アキバ冥途戦争」では、そこらのアイドル声優とは一線を画す実力を見せつけた。
今後もアニメでその演技を披露してくれることを期待したい。
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