ノルドストリーム、3本のガスパイプラインが損傷 「前例ない」
9/27(火) 19:04配信
[モスクワ 27日 ロイター] - ロシアと欧州を結ぶ天然ガスパイプラインを運営する
ノルドストリームは27日、3つのパイプラインが同じ日に損傷したと発表した。
こうした事例は「前例がない」としており、復旧の見通しは立っていない。
デンマークの海運当局は26日、「ノルドストリーム2」でガス漏れが発生したと発表。
これに続きスウェーデン海事局は27日、「ノルドストリーム1」で
2カ所のガス漏れが見つかったと明らかにした。
ノルドストリームは、3本のパイプラインが同日に損傷するのは前例がないと指摘し
「ガス輸送インフラの復旧時期を予想することは現時点で不可能だ」と述べた。
ノルドストリーム1は、並行する2本のパイプラインで構成され、それぞれ年間275億立方メートルの輸送能力を持つ。
2011年にロシアからドイツへのガス供給を開始した。
7月以降は能力の20%しか稼働していなかったが、8月末に停止しメンテナンス後も再稼働していない。
ノルドストリーム2は、21年9月に建設されたが、ドイツが計画を停止したため稼働しなかった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/68f7ccd4b2c7f1058ac4ad0a20af517aab9cf0ac