デベロッパーのU.Ground Game Studioが手がける人生シム『大多数(Nobody – The Turnaround)』が、現在Steamにて多くのユーザーの注目を集めているようだ。ゲーム体験版の祭典Steam Nextフェスにあわせ公開された本作デモ版は、ピーク時で数万人がプレイする人気ぶりを見せている。
『大多数』は、現実世界のパラレルワールドを舞台とした人生シミュレーションゲームだ。本作においてプレイヤーは、社会の目立たぬ「多数派」のひとりとなり、苦境に立ち向かうことになる。主人公は出身も、学歴も、運も、なにひとつ恵まれたものをもたない、誰でもない人間。しかし、そんな主人公にも災いはやってくる。突然押し付けられた借金を一刻も早く完済するため、努力と信念だけを胸に、主人公は都会へと出稼ぎに出るのだ。
『大多数』が特色としているのが、社会の「リアルさ」だ。本作は、肉体労働や生産業などに従事する、いわゆるブルーカラー労働者の仕事や生活を、できるだけ忠実に再現しようと試みているとのこと。主人公には健康や感情などのステータスが設定されており、労働中のケガのほか「他人の給料を見て落ち込む」「野宿して風邪を引く」などのイベントで上下するのだ。ランダムに起きる予期せぬイベントを乗り越え、最善を尽くして厳しい社会を生き延びよう。