県内の聖火リレーは6月26、27日に行われる。長崎知事は記者会見で、実施方法についての考え方を問われ、
「できる限り公道で」と述べつつ、パートナー企業の車がランナーの前後に連なり、沿道の観衆に応援グッズを配るなどすることに疑問を呈した。
県関係者によると、布村氏の電話は会見の翌日にあり、渡辺和彦副知事が受けた。布村氏は「聖火リレーはパートナー企業の協賛金があって成り立っている。
音量を下げ、グッズ配布もランナーに関係あるものに限るなど配慮している。理解いただきたい」と話したという。
渡辺副知事が、知事の発言は感染拡大防止への配慮の必要性を述べたものだと説明すると、「いずれにしても聖火リレーは協賛金で成り立っている。
発言が繰り返されるようだと影響が出ると知事に伝えてほしい」と述べたという。
組織委の担当者は山梨県に対する電話での要請についてメールでの取材に応じ、「各県とはいろいろなレベルで綿密にコミュニケーションを図るよう努めている」と説明。
パートナー企業の活動については「聖火リレーがやってくることを沿道の方々に知らせ、応援をお願いする重要な役割を担っている。
聖火ランナーご本人と彼らが有するメッセージの発信を最優先に考えている」としている。
https://www.asahi.com/articles/ASP5S6RCJP5SUZOB004.html