
LINEは心の健康に良い? コロナ禍のSNS利用調査
無料通話アプリ「LINE(ライン)」を使う人は心の健康状態が比較的良く、ツイッターでつぶやく人は孤立感を感じやすい――。
コロナ禍で対面での交流が減る中、SNS利用者にそんな傾向が出ていることが、東京都健康長寿医療センターの調査で明らかになった。
センターは、発信者の匿名性やSNSごとの特性に要因があるとみている。
SNSでのコミュニケーションが精神的な健康を保つのに寄与するかを調べる目的で、都内の18〜97歳計8576人から郵送で回答を得た。
LINE、フェイスブック、ツイッター、インスタグラムの四つのSNSについて、「発信」と「閲覧」で
それぞれ「週に数回以上利用する」と答えた人を「定期利用者」として、心の健康についての質問に答えてもらった。
その結果、全ての年代でLINEを頻繁に利用する人は、しない人に比べて、精神的な満足感や幸福感といった心の健康状態が良いことがわかった。
一方、ツイッターで頻繁につぶやく人はつぶやかない人に比べて、「地域で孤立している」と感じる人が多く、18〜39歳では約2割、
40〜64歳では約3割、65歳以上では4割を超えていた。
18〜64歳の年代では、閲覧・投稿の両方を頻繁にしている人は抑うつ傾向が強い傾向がみられたという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8765d74821f1e415084cf3630115fa7c65916587