
胆振管内白老町の道央道で2013年8月、三菱ふそうトラック・バス(川崎市)製のマイクロバスが横転した事故を巡り、ずさんな捜査で違法に起訴されたとして、事故当時バスを運転し、刑事裁判で無罪が確定した男性(61)が、国に慰謝料など約760万円の損害賠償を求めて札幌地裁に提訴したことが26日、分かった。
提訴は24日付。訴状によると、男性は15年9月、自動車運転過失致傷罪で起訴された。事故原因は車両の不具合だと疑うべき事情が複数あったにもかかわらず、検察側が適切な捜査を怠って違法に起訴したことで長期間にわたって刑事被告人の立場に置かれ、精神的苦痛や訴訟費用などの損害を受けたとしている。
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