https://www.asahi.com/articles/DA3S14360580.html
お風呂語り:3 お湯へのあふれる思い、配信 ミズナちゃん
お風呂場の天井から落ちてくる水滴を上手によける、自分の指がふやけるのを見つめる……。何でもないことが好きで、毎日、湯船につかります。
そんなお風呂好きの輪を広げるウェブメディア「おふろ部」で、お風呂の魅力を配信しています。
「おふろ部」は2016年に神戸女子大の学生6人と湯まわり設備メーカーのノーリツ、神戸市水道局が一緒になって始めたそうです。
今では中国地方から東北まで12大学と京都市など7自治体が参加し、「部員」は卒業生を含めると約360人にのぼります。
近畿大経営学部の廣田章光教授のゼミが「おふろ部」に入っているので、ゼミ生の私も昨年6月からサイトで記事を書き始めました。
サイトでの名前は「ミズナちゃん」。中学生時代に、そう呼ばれたことがあります。「お疲れ女子必見! 体の疲労を軽減して、明日も一日頑張ろう!」や「旅先で役立つ!
意外と知らないユニットバスの入浴法!」など、これまでに書いた記事は5本。「おふろ部」の月間ページビューランキングで4位と5位に同時ランクインしたこともあるんですよ。
お風呂好きは小さいころから。シャンプーが嫌いな子どもも多いけれど、シャンプーハットを使えば平気です。シャワーだけでは物足りないので、必ず湯船につかります。30分から40分ぐらい。
自宅のお風呂はちょっと古いけれど、広め。湯船のなかで身長170センチの私が体を伸ばしても十分温まります。温泉とかはあまり行きません。日常のお風呂が好きです。いつか、外の景色が見えるお風呂がほしいな。
最近の若い女性はあまり湯船に入らず、シャワーだけで済ませることが多いという調査結果もあります。その気持ちも、ちょっとだけわかります。
ピザやパスタのお店でアルバイトをしていて、休日は午前11時から午後9時半まで働くこともあります。そんなときは疲れて、面倒で、お風呂に入るかどうか「葛藤」します。
でも、入らないで寝るのは嫌だし、バイト仲間の友だちと「何時に入ろう!」と決めてしまいます。お風呂場まで行けば、やっぱり「入りたい」と思う。お風呂が好きなんですね。
近畿大3回生の「おふろ部員」 本名は水野早紀(みずのさき)。1998年、奈良県生駒市生まれ。2017年に近畿大経営学部商学科に入学。座右の銘は「継続は力なり」。