
星新一「妖精」のネタバレ解説
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19歳の女の子、ケイには、アイという同性の友達がいました。
ケイとアイは、学校の時からの友達で、
現在も同じ演劇の分野に志し、はた目には仲のよい友だちでした。
しかし、ケイはいつもアイに劣っているような気がして、
なにかいい方法はないかと自分の部屋で呟きました。
すると、ケイの前にかわいらしい妖精が現れ、
お望みのことがあったら、いくらでも、かなえてくれると言います。
ただし、かなえた願いの2倍が、その人のライバルにもたらされます。
ケイはすてきなボーイフレンドが1人ほしいと言いますが、
妖精は、その願いをかなえるとアイにはボーイフレンドが2人できる、
と言います。
ケイはその願いをやめ、宝石を欲しがりました。
しかし、アイにはその倍の大きさの宝石が行くと言われると、
宝石を欲しくなくなりました。
妖精は、そんなにアイを見かえしてやりたいのなら、
自分がみにくくなるように願えば、アイはもっとみにくくなり、
自分の片手をけがするように願えば、アイは両手をけがする、
とアドバイスしました。