不愛国主義の日本の教育、でも日本人は愛国心を持っている=中国メディア
https://news.nifty.com/article/world/china/12190-20190929_00039/
中国は10月1日から国慶節(建国記念日)の休みに入る。今年は70周年とあって、国は愛国のスローガンを掲げるなど愛国教育に力を入れているようだが、これは日本では見られない傾向だ。中国メディアの今日頭条は24日、「日本人はなぜ愛国教育に熱心ではないのか」と題する記事を掲載した。
記事はまず、日本の教育を「不愛国主義教育」と紹介。日本の教育現場では幼稚園から大学まで「愛国という言葉は使われない」とし、「政治の考えを押し付けることも、お国のためという言葉を使うこともしない」うえに、「国歌斉唱も強制しない」ので、不愛国主義教育と言えるのだという。愛国という言葉や精神を毎日繰り返して刷り込む中国の教育とは全く違うと言っても良いだろう。
では、日本人は愛国ではないのだろうか。記事は、「不愛国主義の教育は、むしろ自分の生活する環境を強く愛して大切にする日本人を次々と誕生させている」と主張している。どうしてそんなことが可能になっているのだろうか。それは、中国のように言葉だけでぼんやりとした概念を教えるよりも、体験により理解させているからだと分析している。