コンゴから帰国の女性 エボラ出血熱感染の疑いで念のため検査 2019年8月4日 11時25分
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厚生労働省によりますと、アフリカ中部のコンゴ民主共和国に先月30日まで滞在していた埼玉県の
70代の女性が3日、38度以上の発熱があり、都内の医療機関に入院しました。
女性は仕事でコンゴ民主共和国に滞在し、エボラ出血熱が流行している地域にもいたということですが、
現地でエボラ出血熱の患者とは接触していないと話しているということです。
厚生労働省は念のため女性がエボラ出血熱に感染していないかどうか確認するため、採取した血液を
東京武蔵村山市の感染症研究所に送り検査を行っています。
厚生労働省は「女性は病院の検査でインフルエンザの陽性反応が出ていて、エボラ出血熱には感染していないという
結果になることも十分ありうる」と話しています。
また、女性は帰国後に発熱していることから「仮にエボラ出血熱に感染していたとしても、同じ飛行機に乗っていた
乗客の感染リスクは極めて低いと考えられる」としています。
政府 情報連絡室を設置
これに関連して、政府は3日夜遅く、総理大臣官邸に情報連絡室を設置するとともに、安倍総理大臣が
二次感染の防止に万全を期すことなどを関係省庁に指示しました。
それによりますと、患者の治療に最善を尽くすとともに、二次感染の防止に万全を期すこと、関係省庁が緊密に連携し、
検疫の着実な実施、迅速な検査・治療、感染拡大の防止などに万全を期すこと、それに、国民に対し迅速かつ
的確な情報提供を行い、国民の安心・安全の確保に努めることとしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190804/k10012021081000.html