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パートやアルバイトの時給動向をさぐる(2018年6月分まで)
・パートやアルバイトの募集時における平均時給の最新値となる2018年6月分は1031円。
・販売やサービス系では2018年6月分は1021円。
・介護スタッフでは2018年5月分は1061円。
雇用市場における需給関係の変化はパート・アルバイトで顕著なものとなり、賃金状況が話題となることもしばしばある。
その実情をリクルートグループが展開している求人情報メディア「TOWNWORK」「TOWNWORK社員」「fromA navi」に掲載された求人情報をベースとして、同社が2007年以降毎月の状況を公開しているデータ(※)から精査する。
まずは全体的なパート・アルバイトの募集時における平均時給の推移。
最低額は意外にも金融危機ぼっ発前の2007年4月における928円。以降900円台後半にまで上昇し、ほぼ一定額のボックス圏内で推移する。
なお毎年特定の時期に大きく跳ねる様子が見られるが、これは繁忙期の年末(12月)における求人で、相場が上昇するのが表れている。
金融危機やリーマンショック(2008年9月)の影響もほとんど受けておらず、意外に思う人も多いだろう。ただしよく見ると、リーマンショックよりはむしろその後の震災、極度の円高による不況の影響をいくぶん受けているようだ。
また2013年以降は年末のピークの後の下げ方も限定的なものとなり、2014年に限れば夏以降高止まりしているのが分かる。そして2015年は踊り場から上昇再開の動き。
最高額は2015年まで同年12月における986円だった。ところが2016年に入って同年6月には、その額すら超えた988円を計上し、記録の限りでは過去最高額を更新する形となった。
そして同年12月には当時で過去最高額の1006円を計上。その後も上下を繰り返しながらも全般的には上昇を続けている。今回月は最高額を計上した2017年12月の1030円を上回る1031円。前年同月は1012円なので19円のプラス、1.9%の上昇。
https://news.yahoo.co.jp/byline/fuwaraizo/20180720-00090034/