
最古の飼い犬の壁画か 狩りを手伝う姿、サウジで発見
サウジアラビアの砂漠地帯で、岩肌に刻まれた犬の絵が見つかった。首にひもをつけられ、狩りを手助けする
姿が描かれていた。8千〜9千年前に彫られたとみられ、世界最古の飼い犬の壁画の可能性がある。
ドイツの研究チームが16日付の専門誌に論文を発表した。
マックス・プランク研究所のチームが、世界遺産に登録されているサウジアラビア北部の壁画「ハーイル地方の岩絵」を
調べた。見つかった犬は少なくとも349匹。丸まった尾、とがった耳、短い鼻など現在の「カナーン・ドッグ」という犬に
似た特徴を持ち、狩人と一緒に描かれていた。
ガゼルやアイベックスなどの動物を追い立てる犬の群れや、首にひもをつけられ、人に引かれる犬も複数見つかった。
人と一緒に大きなライオンに立ち向かう壁画もあった。
犬は「最古の家畜」といわれ、古代から人と暮らしていたことがわかっている。犬の絵の歴史も古く、論文によれば、
約8千年前にイランの陶器に描かれた姿が最も古いとされてきた。
研究チームは「この壁画は、人が古くから飼い犬を使ってきたことをはっきり示している」としている。
http://www.asahi.com/articles/ASKCK74VSKCKULBJ01G.html
丸い尾やとがった耳など、壁画の犬(下)は現在の飼い犬(上)とそっくりだった
![8000年前の飼い犬の壁画(多頭飼い)が見つかる (∪^ω^)∪^ω^)∪^ω^) [399583221]->画像>10枚](http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20171118000764_comm.jpg)
犬の姿は、サウジアラビアの世界遺産の壁画に刻まれていた
![8000年前の飼い犬の壁画(多頭飼い)が見つかる (∪^ω^)∪^ω^)∪^ω^) [399583221]->画像>10枚](http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20171118000767_comm.jpg)
首にひもをつけられた犬の壁画(人や犬が目立つよう加工されたもの)
![8000年前の飼い犬の壁画(多頭飼い)が見つかる (∪^ω^)∪^ω^)∪^ω^) [399583221]->画像>10枚](http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20171118000775_comm.jpg)
実際の壁画(下)と見やすく加工したもの(上)。犬がひもでつながれている。サウジアラビアで見つかった
![8000年前の飼い犬の壁画(多頭飼い)が見つかる (∪^ω^)∪^ω^)∪^ω^) [399583221]->画像>10枚](http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20171118000757_comm.jpg)
犬が刻まれた壁画(人や犬が目立つよう加工されたもの)。右側の2匹、中央の1匹は首にひもをつけられている
![8000年前の飼い犬の壁画(多頭飼い)が見つかる (∪^ω^)∪^ω^)∪^ω^) [399583221]->画像>10枚](http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20171118000760_comm.jpg)
ライオンに立ち向かう2匹の犬と狩人の様子が描かれた壁画。見やすく加工されたもの(上)と加工前(下)
![8000年前の飼い犬の壁画(多頭飼い)が見つかる (∪^ω^)∪^ω^)∪^ω^) [399583221]->画像>10枚](http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20171118000758_comm.jpg)