
天の川銀河中心に高エネルギー宇宙線のトラップ
ガンマ線観測によると、天の川銀河の中心領域には、高エネルギー宇宙線を集中させるトラップのようなものが含まれると考えられるようだ。
【2017年7月25日 NASA】
宇宙線とは光速に近い速度で運動する高エネルギー粒子のことで、その約90%は陽子である。
宇宙線の進路は銀河中を飛び交ううちに磁場の影響で変わってしまうため、その起源をたどることはできないが、宇宙線が物質と作用して
ガンマ線を放射する際に情報を得ることができる。
ガンマ線で見た全天図
![銀河中心に高エネルギー反応 [無断転載禁止]©2ch.net [158879285]->画像>7枚](http://www.astroarts.co.jp/article/assets/2017/07/8173_allsky.jpg)
「フェルミ」によるガンマ線で見た全天図。
天の川の銀河面、明るいパルサー、超大質量ブラックホールからの明るい放射がとらえられている(提供:NASA/DOE/International LAT Team)
http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/9270_cosmicray