中国のスマホ事情に関心のある人ならば、販売台数で世界5位圏内に入るVivoやOppoといった
ブランド名にはなじみがあるだろう。しかし、恐らくほとんどの人にとって無名と思われるメーカー、
Oukitelが「世界最長のバッテリー寿命」を誇るスマホをリリースした。
これはOukitelの「K10000 Pro」と名付けられたモデル。バッテリーの容量は10000mAhと、
iPhone 7(1960mAh)の約5倍の巨大容量だ。厚みは14ミリもあり重量は288グラムという、
まるで戦車のようなスマホだ。ただし、背面は革張りで、グリップ感はなかなかのもの。
カメラの周囲には金属のプレートが配置され、筐体の上下には衝撃吸収用のバンバー
が付けられているため、アウトドアでの使用にも耐えられそうだ。
全体としてK10000 Proは非常に強固なスマホであり、万一の場合には武器としても
使えるほど強度が高い。
しかし、難点もかなりある。まずはバックボタンの位置がサムスンの端末と同様に、
右側についていてイライラさせられること。2点目は電源ポートが衝撃吸収バンパーの
奥深くに位置しているため、充電用のUSBケーブルが特殊な形状(差込口が長い)をしており、
専用充電ケーブル以外は使用できない点だ。ケーブルを無くした場合は非常に厄介なことになるだろう。
https://forbesjapan.com/articles/detail/16807