COVID-19と類似した病気の症状比較。 / Credit:Yuqing Liu / Insider
新型コロナウイルスの流行から2度目の冬がやってきます。
世界的に「COVID-19(新型コロナウイルス感染症)」の再度の感染拡大が懸念されますが、冬になると当然COVID-19以外の病気にかかるリスクも上昇します。
いざ病気にかかってしまったとき、私たちはそれがCOVID-19なのか、ただの風邪なのか、どうやって見分けたら良いのでしょう?
南カリフォルニア大学が8月に学術雑誌『Frontiers in Public Health』に発表した研究では、COVID-19と類似した病気の症状には、それぞれ明確な発症の順序があると報告されています。
各病気に見られる症状の違いについて把握しておくことは、これから季節重要になるかもしれません。
南カリフォルニア大学の研究と、アメリカ疾病予防管理センターの情報によると、類似した症状を引き起こす4つの病気、COVID-19、季節性インフルエンザ、アレルギー、風邪にはそれぞれ最初の症状が異なっていることが報告されています。
COVID-19のほとんどの患者は、まず発熱から始まり次に咳が出始めますが、インフルエンザの場合は通常逆で、最初に咳が出てその後発熱が始まる人が一般的です。
また風邪の場合、発熱症状はほとんど見られず、喉の痛みが最初の症状として現れる可能性が高くなります。
注意事項として、ここに記された病状内容や発症の順番は絶対確実なわけではありません。
よく知られているようにCOVID-19の患者にはまったく発熱がなく自覚症状を持たない人もいます。またインフルエンザの患者でも、咳がまったく出ないという人もいます。
そのため安易な素人判断は危険ですが、それぞれの症状の現れる速さや持続時間には傾向があり、病気を区別するための情報として役立ちます。いたずらに不安を抱えないためにも、それぞれの症状の違いを理解しておくことは大切です。
COVID-19の症状は、インフルエンザよりもゆっくりと発症する傾向があります。平均では感染から5日後に気分が悪くなりはじめます。咳が出るということがよく言われていますが、最初に現れる症状は発熱です。
一方、インフルエンザは、発症が急速で通常感染から1〜4日で気分が悪くなります。初期症状は咳で、発熱は遅れて現れます。その後、ほとんどの人は2週間以内(多くの場合数日)で完全に病状が回復します。
倦怠感や筋肉などの体の痛みは、COVID-19とインフルエンザの共通して報告される症状です。そのため両者は似た面もありますが、鼻水、鼻詰まりは主にインフルエンザの症状で、COVID-19ではあまり報告されていません。
また何よりCOVID-19で特徴的なのは、味覚・嗅覚の喪失です。これはインフルエンザでも見られる場合がありますが、スペインの調査ではインフルエンザ患者の12%程度です。一方COVID-19の場合患者の40%近くがこの症状を訴えており、他の病気と区別する重要な要素と言えます。
風邪はCOVID-19と同様にゆっくりと発症し、一部では症状が長く続きます。典型的な症状は、喉の痛みや頭痛、鼻詰まりや鼻水、咳でこれらは2週間以上続く場合があります。
花粉症などアレルギーの症状も長く続く傾向があり、アレルゲンがなくなるまで解決しませんが、季節性のアレルギー症状は通常春先に悪化するものなので、冬にCOVID-19と混同してしまう可能性は低いでしょう。
風邪やアレルギーの症状では後鼻漏がよく見られます。後鼻漏は鼻から鼻水が出てくるのではなく、喉の方に流れてしまう症状で、仰向けに寝たときなどは絶えず痰が詰まったような感じになり不快に感じる人が多くなります。
また発熱や頭痛は風邪とアレルギーの可能性を除去するのに役立つものです。風邪ではあまり発熱は現れず、鼻水や鼻詰まりがひどくなります。
アレルギーの特徴である目のかゆみは、他の3つの病気とは関連していない症状なので、これも病気を区別する際に役立つ情報です。
続く
以下ソース
https://nazology.net/archives/73048
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