https://www.yomiuri.co.jp/economy/20181227-OYT1T50095.html
「現代版・出島」外国人長期滞在、ビルごとOK
2018年12月31日 09時36分
外国人らが住居やワーキングスペースとして利用できるビルが来年1月、長崎市中心部にオープンする。海外からのビジネスマンなどが長期滞在しやすくするのが狙いで、増加する外国人旅行者の受け入れ施設としても注目される。(坂口祐治)
計画しているのは、同市古川町の同ビルに本社を置くサービス関連業「KabuK Style(カブク スタイル)」。共同代表の大瀬良亮さん(35)によると、外国人が日本で長期で部屋を借りる場合、家主が貸し渋ったり、多額の初期費用がネックになったりしているという。
大瀬良さんらは、いつでも好きな期間入居でき、ビジネスや観光に便利な施設を造ろうと、今年2月に会社を設立。資金の一部をクラウドファンディングで集め、築50年の3階建てビルをまるごと改装した。
1階にカフェ、2階に仕事場や会議室、短期宿泊施設、3階に長期滞在者向けの1~4人部屋を整備し、シャワーなどは共用。仕事場には、くつろぎながら打ち合わせができるテントも置いた。屋上にはパーティー用のバーベキュー設備を設け、利用者のコミュニティースペースにする。延べ床面積は約790平方メートル。
料金は定額制で、月額8万2000円。月10日以内の滞在は3万2000円、仕事場のみの利用は1万2000円。
東京など国内の大都市圏や、マレーシア、カンボジアなどのゲストハウスと提携する準備を進め、「旅をしながら働くネットワークサービス」の提供を目指している。大瀬良さんは「長崎は海外の文化が出島に流入し、発展してきた。ビルを現代の出島にして街の活性化に役立ちたい」と力を込める。
「現代版・出島」外国人長期滞在、ビルごとOK
2018年12月31日 09時36分
外国人らが住居やワーキングスペースとして利用できるビルが来年1月、長崎市中心部にオープンする。海外からのビジネスマンなどが長期滞在しやすくするのが狙いで、増加する外国人旅行者の受け入れ施設としても注目される。(坂口祐治)
計画しているのは、同市古川町の同ビルに本社を置くサービス関連業「KabuK Style(カブク スタイル)」。共同代表の大瀬良亮さん(35)によると、外国人が日本で長期で部屋を借りる場合、家主が貸し渋ったり、多額の初期費用がネックになったりしているという。
大瀬良さんらは、いつでも好きな期間入居でき、ビジネスや観光に便利な施設を造ろうと、今年2月に会社を設立。資金の一部をクラウドファンディングで集め、築50年の3階建てビルをまるごと改装した。
1階にカフェ、2階に仕事場や会議室、短期宿泊施設、3階に長期滞在者向けの1~4人部屋を整備し、シャワーなどは共用。仕事場には、くつろぎながら打ち合わせができるテントも置いた。屋上にはパーティー用のバーベキュー設備を設け、利用者のコミュニティースペースにする。延べ床面積は約790平方メートル。
料金は定額制で、月額8万2000円。月10日以内の滞在は3万2000円、仕事場のみの利用は1万2000円。
東京など国内の大都市圏や、マレーシア、カンボジアなどのゲストハウスと提携する準備を進め、「旅をしながら働くネットワークサービス」の提供を目指している。大瀬良さんは「長崎は海外の文化が出島に流入し、発展してきた。ビルを現代の出島にして街の活性化に役立ちたい」と力を込める。