!extend:checked:vvvvv:1000:512
平和的に推理を楽しみましょう!
〈禁則事項〉
・特定の人物への個人攻撃(出題者、解答者どちらも)
・(出題者、解答者の)出題および解答への過度な批判
違反者は書き込み禁止&あぼーん・NG推奨
『出題者の方へのお願い』
・トリップを付けて、解答時にトリップキー開示して下さい。
(なりすましや、不要な混乱を避けることが出来ます)
・出題中は混乱防止のため解答が有るまで他の出題者は出題を控えましょう。
・出題のタイミングは重要です。空気を読んで出題しましょう。
・出題する場合は事前に大体の投稿終了日時・解答発表日時を予告して貰えるとありがたいです。
・とても不愉快な感想がつくことがあります。そういうときは聞き流すようにしましょう
『解答者の方へのお願い』
・出題者は素人です。完璧な問題を期待しないようにしましょう。
・出題に瑕疵がある場合でもクレームはほどほどにして、次回作に期待しましょう。
・回答に自信がある場合は、他の回答者にも考える時間を与えて下さい。
・参加表明はしてあげるようにしましょう。
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二美は自宅に帰ってくるなり、四美の部屋を訪れた。ノックしてからドアを開けると、床に倒れている四美が目に入る。
彼女はびっくりして、思わず「どうしたの!?」と声をかけるが返事はない。しかし四美の目は見開かれている。
何かを悟った二美はけたたましい悲鳴をあげるも、しばらく呆然とし、それから慌てて救急車を呼んだ。時刻は午後五時五分。
救急車が到着する前に、ほかの家族が次々と一人ずつ帰宅してきた。彼女たちは四美の姿を見てそれぞれの反応を示した。
一美は唖然とし、三美はうろたえ、五美はけたたましい悲鳴をあげた。
被害者は四美。美人五つ子姉妹の一人で、被害者を発見した二美と、あと一美と三美と五美の五人姉妹で暮らしていた。
各自が自分の部屋を持っており、被害者は彼女自身の部屋で発見された。
死因は扼殺。部屋は荒らされた様子もなく綺麗だったが、あるはずの四美の財布がなくなっていた。
犯人の三美は警察に捕まったが、財布は盗んでいないと供述をしている。警察では四美の財布の探索や動機の解明にあたる方針だ。
同日。その隣の家では、また別の殺人事件が起きていた。
被害者は庭に倒れているところを発見され、死因は庭にあった植木鉢で頭を殴られたことによる。
死亡推定時刻は午後五時五分。最近の科学捜査は優秀なので信用してもいいだろう。
その家には、一郎、二郎、三郎の三人兄弟が住んでおり、被害者は通いで来ている家政婦だった。
動機の面から容疑者として浮かび上がったのが三郎。しかし彼には一見するとアリバイがあるように見える。このアリバイを崩すことが当面の課題と思われる。
兄弟の三人ともが、午後五時五分には家の中に居たと証言している。家の中から死体発見現場までは往復で五分かかる。なんて庭が広いんだろう。
一郎は語る。
「午後五時五分? 不思議に思われるかもしれませんが、ちょうどその時間にたまたま時計を見たんですよ。確かに午後五時五分でした。
自分の部屋でずっとDVDを見ていたんですが、書かなきゃいけない原稿を思い出して慌てて机に向かったんです。
その途端、お隣の家から悲鳴のような声が聞こえて気が削がれてしまい、そういえば今は何時なんだと時間を確認したら五が並んでいたのを覚えています。
ずっとDVDを見ていて目も耳も疲れていたので、原稿はあわてることもないやと、三分だけ休もうと思ってリラックスしていたんですが、その三分がたった頃に三郎が部屋に来ました。
血相を変えていたので、どうしたと訊くと『悲鳴が聞こえなかったか?』と言うんで、『聞こえた。どうせお隣さんだろう、またゴキブリでも出たんだよ』みたいに答えたら、ため息をついて部屋を出ていきました。
気が削がれすぎたので、そのあとはまたずっとDVDを見ていました」
二郎は語る。
「午後五時五分? さあ、常に時計を見ているわけじゃないんで、ちょっと分かりませんね。お隣さんの悲鳴? それなら聞きましたよ。自分の部屋で三郎と映画のDVDを見ていたんですが、それが終わって静かになったときです。
三郎が『聞こえた?』って言ったのかな。悲鳴のことだと思ったから『害虫駆除業者を入れたらしいんだけど、効果なかったのかね』とか答えましたか。
すると『効果がなかったとは思えない、きっと何か別のことなんじゃないか』とかなんとか言ってたと思います。
しばらくして三郎は何かを思いつきでもしたのか、急に顔色を変えて部屋を出ていきました。
映画鑑賞で目が疲れたので、そのあとはずっと目を閉じて音楽を聴いていました」
三郎は語る。
「午後五時五分? 分かりません。お隣さんの悲鳴? 聞きました。
気のせいかもしれないと思って一郎に確認もしました。
そのとき二郎の部屋に居たか?
はい、二郎の部屋にいました。
あの家の人達はゴキブリが出るたびに悲鳴をあげるんですが、害虫駆除業者を入れてからは聞こえなかったので何かあったのかとは思いました。
その後ですか? よく覚えていませんが、一郎の部屋に行ったりトイレに行ったり、でもまあ基本的にはずっと自分の部屋で本を読んでいました」
以上です。
解決編は書いていませんが、解決編用のメモ書きは書いてあるんで、
最後はそれをそのまま出す気でいます。
期限はあまり長引かない程度のテキトーで。
出題、どうもありがとう
解答しようかと思っているんだけど、すぐに書いてしまうのもなんだよね
解答解禁のルールとか決めようか?
例えば、◯時間後とか、◯レス経過後とかを、出題者が指定するとか
ルール、難しいですね。
新しく来る人が>>1を見ますかね。
原住民がいちいちルールを指摘できますかね。
今回、出題者は>>1のルールを守っていません。
よく分かんない。おまかせします。 トリップのこと?これは強制とかでもないだろうから、まあ、いいのではないかな
とりあえず、じゃあ、解答解禁は日付が変わった後で、ということにしようか
初の試みということで
解答に参加するつもりの人は、それまでに意思表明してくれるとありがたいね
出題ありがとうございます!
解答解禁ルールを決めるのはいい案かもしれませんね。
問題によって(瞬殺系など)ベストなタイミングは異なると思うので、出題者に決めてもらうのが1番いいかなと思います。
今は出題中なので、具体的な相談は後にしましょう。
出題者の方
今回はいいので、次出題の機会がある際は、>>1のルールを守るのをお願いします!
トリップづけは個人識別の観点ではワッチョイ導入で不要になりましたが、
解答を改変していない証明になりますのでお願いします。(一度揉めたことがあるので) 出題ありがとうございます。
質問があります。
この問題は何を答えるのでしょう?
>>10
>動機の面から容疑者として浮かび上がったのが三郎。しかし彼には一見するとアリバイがあるように見える。このアリバイを崩すことが当面の課題と思われる。
です。 既に3名の人が回答の意思表明(?)しているようだから、回答の解禁時間は予定通りに夜中の0時ということにしよう。
僕は回答の準備が終わったので、忘れていなければ、0時過ぎに回答を提出することにするよ
ではよろしく
すまん。
頑張ってみるが、明日の夕方まで書き込めないかもしれない。
俺の事は無視してもらって構わない。
健闘を祈る。
犯人の三美は、三郎と恋仲にあった。三美は、四美に殺意を持っており、その深く思い詰めた感情を事前に三郎に打ち明けていた。三郎は三美が実際に実行しはしまいかと憂いでいた。
事件当日、三郎は二郎の部屋でDVDを見ていたが、午後5時少し前、DVDが終了した後に、隣から悲鳴が聞こえてきた。悲鳴の主は三美に殺された四美のものだった。
三郎はその悲鳴から、三美がついに犯罪を犯してしまったのではないかと直感し、青ざめて二郎の部屋を出ていった。その後、二郎は音楽を聞いていたので、その後の悲鳴は聞いていない。
同じ頃、四美を殺してしまった三美は、犯行を物取りのものと錯誤させるために、四美の部屋にあった財布を窓から隣の三郎の家の敷地内に投げ込んだ。後は三郎が処理してくれるはずだ。
しかし、不幸なことに財布はちょうど三郎の家の裏庭にいた家政婦に拾われた。三郎がそこに到着すると、家政婦は、四美の部屋から悲鳴が聞こえ、その後、財布が窓から敷地内に投げ込まれたと証言した。
三郎は言葉巧みに家政婦を庭の奥に誘導し、その間に上手く財布を取り返そうと画策した。そのとき、三郎の携帯電話に電話がかかり、三美から犯行の告白を受ける。
全てを悟った三郎は、証拠隠滅のために衝動的に家政婦を植木鉢で殴り、殺してしまう。家政婦にはかねてから恨みを持っていたことも三郎の背中を押した一因だったかもしれない。
犯行を犯した後、財布を奪い、家に向かった三郎は再び悲鳴を聞く。午後5時5分、四美の死体を発見した二美の悲鳴だった。尋常ではない事態を悟った三郎は、三分後、血相を変えて一郎の部屋に訪れた。なんとかして自身のアリバイを作ろうと画策した結果だったかもしれない。
一方、一郎はそれまでDVDを聞いていたので、死体発見時の二美の悲鳴は聞いていたものの、犯行時に四美から発せられた悲鳴は聞いていなかったのだった。
(ちなみに、一郎、二郎とも、その後、DVDを見ていた/音楽を聴いていたため、その後の五美の悲鳴は聞いていない)
つまり、二郎の聞いた悲鳴と、一郎の聞いた悲鳴とは別のものだった。そのため、悲鳴の発生時間の誤認が生まれ、偶然にも一見、三郎のアリバイが成立しているかのように見えたのだ。
ワッチョイ微妙に変わってるけどよろしく。
どこかに抜けがあるような気がするが、とりあえず書いとく。
悲鳴は二度上がった。
二郎の部屋で聞こえたのは、二美の悲鳴。
一郎の部屋で聞こえたのは、五美の悲鳴。
二郎は時計を見ていないので悲鳴の時間はわからない。
>>3
改めて、出題ありがとうございます!
解答します。
前の方の解答を見ないようにして書いたので、
もしかしたら被ってるかもしれません、、
メイントリックは「三つの悲鳴の誤認」だと推理しました。
問題では、二美、五美、家政婦の悲鳴が想定されます。
一郎・二郎の聞いた悲鳴は、二美のものではなく、
それぞれ家政婦と五美ではないでしょうか。
問題中では、DVDは音消しの効果を意味してると考えてます。
それを踏まえた、事件の流れ。
5:?? or 4:?? DVD鑑賞 一郎、二郎、三郎(二美の悲鳴)
→ DVD鑑賞 二郎、三郎(一郎、DVD鑑賞止める)
→ 5:5 DVD鑑賞を抜け出し三郎、家政婦殺害
(家政婦の悲鳴)一郎聞く
→ 5:8 三郎 、悲鳴が聞こえてないか一郎に確認
隣の家からの悲鳴と誤認しているので、安堵(ため息)
→ DVD鑑賞 一郎(二郎三郎 DVD鑑賞止める)
→ 5:?? 五美帰宅(五美の悲鳴)二郎三郎聞く
以上、三郎のアリバイは、三人の証言では証明されておらず、
三郎には犯行が可能だと推理しました。
両家の殺人は別個のものとして、
四美の財布は抜きで考えてしまいました、、
財布の方は、一卵性の五つ子だとしたら、入れ替わりとかでしょうか。
二美が帰宅後まもなく、四美の部屋を訪れている理由は、
二美と四美が入れ替りを戻そうとしたからで、
財布がなかったのは二美(本物の四美)が所持しているから、、? 1―2
鍵は「4つの悲鳴」にあります。そもそも、一郎氏が聞いた「悲鳴」は誰のものでしょう?
時系列を見ると、二美さんが「悲鳴」を上げたのは、救急車を呼んだ時刻(5:05)よりも前ですので、
これは「家政婦の悲鳴」だったことになります。
――――――――――――――――
--:---- 四美、扼殺さる
5:---- 二美、四美発見(悲鳴)
5:05 二美、救急車を呼ぶ ==== 一郎、悲鳴を聞く ==== 家政婦死亡(悲鳴?)
5:08 三分後、三郎、一郎の部屋へ
5:---- 一美、三美、五美帰宅(悲鳴)
5:---- 救急車着
――――――――――――――――
しかし、それだと不可解な点があります。
三兄弟はその前後の二美さんと五美さんの「悲鳴」を、どうして聞いていないのでしょうか。
もうお分かりですね。三兄弟が聞いた「悲鳴」は、家政婦ではなく、二美さん、五美さんでもない。
そう、もう一つの悲鳴…扼殺された「四美さんの悲鳴」だったのです。
2―2
では、改めて時系列をご覧下さい。
――――――――――――――――
--:---- 四美、扼殺さる(悲鳴?)== 一郎、悲鳴を聞く
--:---- 三分後、三郎、一郎の部屋へ
5:---- 二美、四美発見(悲鳴)
5:05 二美、救急車を呼ぶ ================ 家政婦死亡(悲鳴?)
5:---- 一美、三美、五美帰宅(悲鳴)
5:---- 救急車着
――――――――――――――――
いかがですか? これならば三郎氏の家政婦殺害のアリバイはなくなります。
一郎と二郎が、それ以外(それ以降)の悲鳴を聞いていないのは、
最初の悲鳴で気が削がれたので、それぞれ機器の音量を上げたからです。
もちろん、言うまでもないことですが、これは一郎氏の部屋の「時計」が違っていたということです。
一郎氏の部屋を行き来していた三郎氏には、彼の時計の時刻を変えることが可能でした。
彼がなぜ家政婦を殺害したか、恐らく四美さんの財布を手にした姿を目撃されたからでしょう。
四美さんの財布は、おそらく兄弟宅のトイレあたりから出てくるでしょう。
それと、一郎氏の時計には、三郎氏の真新しい指紋が残っているはずですよ。《おしまい》
言い忘れてました。出題者さん、ありがとうございました。
ご出題は三郎のアリバイ崩しについてのようなので(>>11)、四美殺害の推理については省いています。 何故かコテハンが変わってました、、
>>9、>>18です。
今のところ、それぞれ解答が違いますね!面白い!
推理の相違のポイントは、
一つの目が、一郎の時間の証言を信じるか、
二つ目が、四美は殺害時悲鳴を発したか、
ですね。 時計トリック、流石にちょっと無理があるなあw
これって修正しても良いのでしょうか?
今のところ解答回数に決まりはないのでいいと思いますよ!
では、お言葉に甘えて、時系列を再提出します。
--:-- 四美、扼殺さる(悲鳴)== 二郎、三郎、悲鳴を聞く
5:-- 二美、四美発見(悲鳴)
5:05 二美、救急車を呼ぶ ==== 一郎、悲鳴を聞く====== 家政婦死亡(悲鳴)
5:08 三郎、一郎の部屋へ
5:-- 一美、三美、五美帰宅(悲鳴)
5:-- 救急車着
これ↑だと時計のトリックは要らないですね。
勿論これは>>16さんの「二郎の聞いた悲鳴と、一郎の聞いた悲鳴とは別のもの」説にヒントを得たもので
若干違うのは、一郎氏の聞いた悲鳴を二美ではなく、家政婦の悲鳴としたところでしょうか。
当然ながら、これは>>16さんの着想から得た推理であり、当たっていた場合は彼の栄誉です。
外れた場合は私のみ、恥の上塗りとなりますね。お目汚し失礼。 回答ありがとうございます。
もう、ほぼ正解と言えるものが出ているで解決編ならぬ「解決メモ」を公開します。
***
悲鳴は三回あった。
四美の姿を見て一美と三美が悲鳴をあげなかった。初見ではない。
三美は殺害犯。
一美は二美より先に四美が死んでいるのを発見し、悲鳴をあげた。
そして財布を盗んでまた家を出た。
(1)二郎と三郎が一美の悲鳴を聞く。一郎はDVD。
三郎は何かを思いついて家政婦のところへ行く。衝動的に殺害。
(2)一郎が二美の悲鳴を聞く。二郎は音楽。
三郎は殺害とほぼ同時に二美の悲鳴を聞く。殺害の直前はないと思う。
家政婦も悲鳴をあげたかもしれない。よく分かんない。
なぜ三郎は一郎に『悲鳴が聞こえなかったか?』と訊いたのか。
ここはイジられるだろう。
「はい、二郎の部屋にいました。」の前の改行。改行で行間を強調しているとか解決編で書ける気がしない。
(3)五美が悲鳴をあげる。一郎はDVD。二郎は音楽。
ふんわりしすぎて解決編を書ける気がしない。これをそのまま出そう。
***
以上です。
数字だらけで、作者自身が混乱しながら書いた面倒くさい話なのに、皆さんよく読み込んでくれています。
その努力を無駄にしないようにしたいので、このあともフォローはさせてください。
皆さんの推理の中で、作中の出来事とズレが出てしまっている部分をフォローしておきます。
1.二美が救急車を呼んだのも、家政婦の死亡推定時刻も、ほぼ同時の午後五時五分
「悲鳴をあげるも、しばらく呆然とし、それから慌てて救急車を呼んだ」――しばらくは長くても十数秒かなあくらいのつもりでいました。
「死亡推定時刻は午後五時五分。最近の科学捜査は優秀なので信用してもいいだろう」――わざわざ分単位で書いたのも、五時ごろではなく五時五分なのだ、という意図でした。
2.二郎と三郎が聞いた悲鳴は五美のものでありえるか
悲鳴が聞こえる直前まで、二人は映画のDVDを見ていたことにしているので、少なくとも一時間以上は一緒にいたのかなあ、という感じでいました。
二美の悲鳴(五時五分)と五美の悲鳴の間隔は一時間もないと思えるし、三郎は五時五分に庭にいるので、五美の悲鳴は関係ないということにしています。
書き忘れ。
時系列で最初に発せられた悲鳴が、財布を盗んだ一美の悲鳴でも、被害者の四美の悲鳴でも、理屈は同じ。
だから、ほぼ正解と言えると思いました。
解答編ありがとうございます!
四姉妹の反応と財布には、「一美の悲鳴と窃盗」
の存在も示す効果があったんですね。
四美は扼殺されたので悲鳴は出ないかなと思ったのですが、
抵抗時のものと考えればあり得ますね、、
結論に至る(最終的に間違えでしたがw)まで
色々考えさせられた面白い問題でした!
(初めは交換殺人なんかも考えてたり)
新生が知らない間に立っていましたか。じゃ記念に瞬殺系で。
連続殺人犯が護送車の事故を利用し逃亡した。幸い事故は山中で起きた為に人家か らは離れていたが、警察による懸命の山狩りにもかかわらず、3日経った今も発見
に至っていない。
そして悲劇は起きた。山荘を管理していた夫婦の夫が殺害されたのだ。
――――――
事件が起きた時は鑑識やら刑事がずいぶんと騒がしくしていたが、彼らが去った今
は以前と変わらない静けさを取り戻していた。
「いやー大変でしたね」
もう一度話を聞きたいと現れた刑事を名乗る男は、この静けさが耐えられないのだ
ろう。刑事とは思えないラフな服装からも軽薄な人物だとうかがえる。
「事件をおさらいすると、あなた方夫婦は買い出しに行く予定だった。しかしご主
人が忘れ物をしてあなた一人で買い出しに。戻ったご主人は山荘を物色していた連 続殺人犯と鉢合わせになり殺害された、と」
私がそうだと答えると、刑事はしばらく考え込んだ後、なにかに納得したように一人
うなづく。
「ちょっと部屋を見て回っても?」
散々調べたのにこれ以上なにをとも思ったが、勝手にさせることにした。
他人の家の引き出しを開けたり、戸棚を開けたりと、ずいぶん調べまわった挙句、
刑事はリビングの床までなめまわすように観察した。変な青いライトでなにもで
なかったのに。
「そう言えばなにか盗まれていたんでしょうか?」
何度も聞かれた質問だ。戸棚に隠していた管理費が数万円。夫の財布からは現金が
抜かれていた。
「他にはなにか?」
後は全く何も盗まれていない。それならそれでこんなに荒らさなくてもよかった
と思う。テレビは倒れ、皿が落下して散乱している。片づける為にここに何度も
足を運ばなければならないと思うと気が滅入る。絞殺されたので、夫の血の跡を
見なくて済むのが唯一の救いか。
「なるほどね。そういうことでしたか」
刑事は一体なにがわかったのでしょうか?そしてもう一つ…
解答はまあすぐに回答が出るでしょうが、もう一つも含めて火曜日ぐらいでしょうか。
出題ありがとうございます!
瞬殺ネタとのことですが、解答解禁はいつにしましょうか。
解答開示が火曜日ということもあり、
時間には余裕があるので、
解答解禁「12/17 21:00」でどうでしょうか。
(昼間だと、解答者が集まらないかもしれないので)
他に意見がなければ、この時間にしましょう!
出題ありがとうございます。
>>33
>解答解禁「12/17 21:00」でどうでしょうか。
次回からで結構だけど解答解禁は24時間はまった方が良いと思う。
できれば2日以上。
そうじゃないと、常にこのスレを見ている人以外は参加しにくくなる。
それに、出題者の消耗も激しいのではないかと思う。 >>27
解答編ありがとうございます。
一美がキーマン?だったわけですね。 >>34
確かに。
次からではなく、今回からにしましょう!
解答開示の具体的な時間は未定のようなので、
解答解禁 12/18(月) 21:00
でどうでしょうか。
変更にはまだ時間的に余裕があるので、
もっと長い方が良ければ、修正お願いします。 数字だらけ事件の人です。
すっかり終わった感じになっていますが、感想戦(囲碁とか将棋の用語でしょうか)を楽しみにしていたので続けます。
>>18
>問題中では、DVDは音消しの効果を意味してると考えてます。
その通りです。「分かってもらえた!」と嬉しくなりました。
>>30
>四美は扼殺されたので悲鳴は出ないかなと思ったのですが、
そのつもりで死因を扼殺にしています。でも、
>>抵抗時のものと考えればあり得ますね、、
そうなんですよね。
>>27
>三郎は殺害とほぼ同時に二美の悲鳴を聞く。殺害の直前はないと思う。
>家政婦も悲鳴をあげたかもしれない。よく分かんない。
二美の悲鳴のあとに家政婦が悲鳴をあげたとしても、一郎は悲鳴を一回しか聞いていない。
家政婦の悲鳴のあとに二美が悲鳴をあげても同じ。ぶっちゃけ、どっちでもいいやーでしたw
二美と五美の悲鳴について、「けたたましい悲鳴」と表現しているのも意図的だし、
「お隣さんの悲鳴? それなら聞きましたよ。(略)DVDを見ていたんですが、それが終わって静かになったときです。
三郎が『聞こえた?』って言ったのかな。悲鳴のことだと思ったから(略)」
というのも意図的に書いています。静かになって、「聞こえた?」と聞かれる感じの悲鳴の聞こえ具合。
ワッチョイ導入を推した身としては、早急にまともそうな問題を出さなくては、と思った次第での出題でした。 >>37
出題どうもありがとうございました。
自分としては、隣家で同時に2件の殺人事件が生じたという稀な事象であったので、2つの事件のリンクを考えるところから発想しました。
三美が財布の窃盗を否認したのは、共犯者の三郎をかばうためであって、刑事から三郎の殺人容疑での逮捕を聞かされると三美が泣き崩れるというストーリーを想像していました。
実際には考え過ぎだったのかもしれませんが、推理では一つ一つの点が上手くつながっていく爽快感を感じました。 >>37
私もこのレスを提案していた身なので、
出題出来たらと考えているのですが、
トリックを思いついたものの問題文が製作に閉口していたところでして、
一早い出題、大変ありがたかったです!
自分も出題出来るよう頑張ります、、! >>38
理屈では>>16もほぼ正解と言えるんですよね。
物盗りの犯行ではない、とするために「部屋は荒らされた様子もなく綺麗だったが」としましたが、
>>16のストーリーはミステリーとしてはありそうだし、うまくまとまっていると思いました。 出題中に申し訳ないのですが、
早めに相談したいと思いまして、、
スレの企画段階で、このスレ専用の雑談スレ(ワッチョイつき)
の案があったのですが、必要でしょうか?
想定用途としては、
1, 解答に達してない推理や気づいた怪しい点などを話す
→推理未満の書き込みを本スレには書き込むのが憚られるが、
話したいという方のため。
2, スレのルール等、各種相談
→出題中だと、混乱を招くため。まさに、このレスですね、、
(3, 軽い感想用?)
→この本スレでの感想との差別化が難しいですが、
「よかったねー」くらいの浅い感想言いたい時?
→少し古い問題の感想を言いたい時?
、とかでしょうか。
(要は、このスレの問題・ルールについて話す為、ですね笑)
ワッチョイなしの短編推理スレでは、
非公式?の雑談スレが上記用途で使われていたので、
折角なら誰もが(出題者も解答者も)堂々と利用出来る雑談スレが
あったらいいなというのが初期の構想でした。
ただ、今のままでも上手く行きそうな感じなのでいらない気もするのですが、どうしましょうか?
(混乱防止の為、このレスにアンカーを付けて、
「賛成・反対」+「理由・提案」
という感じで意見を出し合いたいです!
出来れば、解答解禁までにささっと決めたいですね、、
基本的には、必要と思う方が居たら立てて良いかなと思ってます。
因みに、自分は反対する理由はないという感じです。)
遅くなりましたが、「数字だらけ事件」制作者さん、解答編を有り難うございました。
なるほど、正解の時系列はこんな感じ↓ということでしょうか?
--:-- 三美、四美を扼殺(悲鳴?)
--:-- 一美、四美を発見(悲鳴、財布を盗む)============== 三郎、二郎と悲鳴を聞く
5:05 二美、四美を発見(悲鳴、救急連絡) == 一郎、悲鳴を聞く == 三郎、家政婦を殺害(悲鳴?)
5:08 ================================ 三郎、一郎の部屋へ
--:-- 一美(悲鳴無し)、三美(悲鳴無し)、五美帰宅(悲鳴)
悲鳴のトリック、よく練られていて感服しました。
あとはもう少し登場人物の行動に合理性があれば、ですね。
妹の死体から財布を盗む一美、隣家から悲鳴を聞いた後で衝動的に家政婦を殺害する三郎…。
そこら含めて、次回作に期待します。お疲れさまでした。
あ、書き忘れてました。もう一つというのはおまけなので、あまりお気になさらず。
>>42
タイムテーブルはそうなります。
>妹の死体から財布を盗む一美、隣家から悲鳴を聞いた後で衝動的に家政婦を殺害する三郎…。
これに読者が納得できるだけの物語を加えるとなると、もっと文字数が必要です。
あちこち物語を端折っているのにそこだけ厚みがあっても変かもしれなくて、うん、難しいですね。
やたら庭が広いとか、死亡推定時刻が分単位で分かっているとか、
これは完全にゲームであって、小説であるということを幾分捨てています。
お金に困っていたり、恨みがあったり、内密に婚約していたり、浮気をしていたり、お腹がへっていたり、
作者だけはいくらでも背景をでっち上げることが出来ると思います。小説を書いているときはでっちあげています。
リアリティを完全に捨てているわけではないつもりではいるんですけど、バランスが難しいですね。 >作者だけはいくらでも背景をでっち上げることが出来ると思います。
作者だけはいくらでも(作中の真実である)背景をでっち上げることが出来ると思います。
ですね。
A
犯人 妻
理由
変な青いライトはUVライト、血痕だけでなく、体液や尿の跡にも反応する。
絞殺された場合、被害者は失禁するという話がある。ここから、犯行場所と現場は別である。
食品や服が盗すまれていないのも納得できる。
問題点
被害者は失禁、これ本当か、使っても良いのか?
B
犯人 刑事(実は別荘あらし)
理由
刑事が一人で行動するのはおかしい。
犯人は警察の発表を見て、事件が逃亡犯の犯行に成っているのを知る。
妻が、自分を見ていない事を確認に来た。
でも、結局、顔を見られたので殺すことにするだろう。
問題点
犯人、リスク犯しすぎ。
C
犯人 妻
特別出演 刑事(逃亡犯)
理由
食品や服が盗すまれていない事。刑事が一人で行動するのはおかしい。
刑事とは思えないラフな服装。
妻が夫を殺害。警察の発表が逃亡犯の犯行と発表。逃亡犯、「冤罪だ」
ついでに、金、服、食べ物もいただこう。
妻の本へ。
この後、妻を殺すことにするだろう。
問題点
食品や服が盗すまれていない事―ありきたり
逃亡犯の顔写真が公開されていないのは変
と三案、考えたけど、Cでお願いします。
妻犯人説の理由をもう一つ忘れていた。
>あなた一人で買い出しに。戻ったご主人は山荘を物色していた連
>続殺人犯と鉢合わせになり殺害された
誰が見てたの?
1/2
キ林:僕、今度こそ分かりましたよ。山荘の主人を殺害したのは、嘘をついている奥さんです。
もし犯人が逃亡犯なら、何よりも着替えだったり、地図、凶器、食料などを盗む筈でしょう?
なのに「金しか盗まれていない」というのは不自然です。
犯行現場の割れた皿や倒れたテレビなども遺体の状況(血痕なし・絞殺)と今ひとつ合いませんから
これは偽装と考えていいでしょう。
白痴:ほう。
キ林:テレビで逃亡犯のニュースを聞いた妻は、彼に罪を被せて夫を殺害することを思いつく。
妻は休んでいる夫をザイルか何かで絞殺し、リビングで逃亡犯と乱闘したように偽装した。これが真相です。
白痴:で、作者氏が仄めかす、「もう一つ」の謎とは?
キ林:周囲の静けさを気にするラフな服装の刑事、彼こそが「逃亡犯」なんですよ。
危険を冒して彼が山荘に来た理由は、僕は「濡衣を晴らすため」の線を押したいですね。
誰が自分に罪を着せたかを探りに戻った彼は、リビングにあるべき犯人の足跡が残ってないことや
夫人の不可解な証言を確認して、真犯人は彼女だと確信したんです。
もしかしたら元々の罪も冤罪かもしれませんよ。リチャード・キンブル氏みたいな。
2/2
白痴:ふふん。でも、人目を避けて逃亡中の彼が、山荘殺人事件の情報を何処でどうやって知ったんだい?
キ林:それは…捜索隊の立ち話しているのを物陰で聞いたとか…。
白痴:まあいいよ。どうせ、そんなのは有り得ないんだから。(鼻くそをほじりながら)
キ林:え? どういうことですか?
白痴:山荘の主人を殺したのが妻ってのは、まあ「模範解答」だよ。でも、刑事が逃亡犯ってのは頂けない。
いいかい? まだ連続殺人犯が付近に居るかもしれないのに、妻一人が山荘に残るのは許されるだろうか?
捜査の観点からみても、継続中の事件現場から捜査員がさっさと引き上げ、誰も残っていないのは変と思わないかね。
キ林:それは…。
白痴:つまりだね、その刑事が来た時には「逃亡事件」については解決していたってことなんだよ。
どっかの谷底で逃走犯が遺体で発見された、とかでね。だから、彼が逃亡犯ってのはありえないわけさ。
それこそが、この事件に秘められた「もう一つ」の事実なんだよ。
キ林:じゃあ、刑事は普通に刑事ってことですか?
白痴:そうだよ。事件を説明するために、必要以上に多くを仮定するべきでない。
無駄に考え過ぎるのは辞めようってのが、かの「オッカムの剃刀」の教えなんだから。《おしまい》
>>41
取りあえず様子見でどうでしょう。
今、不法占拠している”白痴禁止の短編推理スレ”が無くなるまでは、このままでどうでしょう。
そのあとは”殺伐とした短編推理スレ ”使うというのはどうでしょう。
もしかしたら、非難の声が有るかもしれませんが、
非難があった時に、新しいスレを立てるというのはどうでしょう?
>>49
「オッカムの剃刀」から引いてくるか、なるほど。
ところで、なぜ、”白痴禁止の短編推理スレ”を読まない?
そこに知りたいことが書いてあるはずだ。 >>51
>ところで、なぜ、”白痴禁止の短編推理スレ”を読まない?
えっと、なぜと言われても、そこは僕を立入禁止としているスレですので、勝手に敷居を跨ぐ訳にはいかないのです。
>そこに知りたいことが書いてあるはずだ。
その、僕の知りたいこととは何でしょう? 何かの預言ですか? 申し訳ないですが、ちんぷんかんぷんです。
このオッカム氏案件に関係あります? もし関係無いなら、そこでの話を持ち込んでくるのは止めませんか。ここは雑談スレじゃないですよ。
そのスレの住人がまた僕相手に何かを企んでるのかもしれませんが、迷惑っす。以上。 なぜ、”白痴禁止の短編推理スレ”を読まない?
そこは僕を立入禁止としているスレです
ぶわははは。立入禁止なんだからなぜ読まないもへったくれもない。
知性あふれる素晴らしいやり取りですね。
火村先生なら「うちの生徒に見習わせたい」と評価するでしょうね。
拙い出題にお付き合い下さり感謝。
オッカムの剃刀的模範解答としては
「衣類や食べ物が盗まれた痕跡が一切ない事から逃亡犯は犯人ではない。」って
部分だけで十分に。瞬殺系と銘打ってますんで。
妻が犯人の可能性が高いですが、そこは警察が第三者の指紋を検出できたかどう
かなので、この文の段階では断定はできない。だからこそ刑事は何がわかったの
か?という出題なので。
刑事は殺人犯なのか否かについては
もちろん前回答者さんの回答も間違いではありません。一人称単数の文、警察が
何度も出入りしたはずなのに聞き返す刑事といった手掛かり、他にもいくつかの
証拠から実は逃亡犯なんじゃないの?って読むのが当然。
だけど、すでに連続殺人を犯した犯人がいちいち自分の冤罪を晴らしに来るか?
情報どうやって手に入れたん?
という疑問も残るんです。どちらにでも取れますが、まあそこはオッカムの剃刀。
ある事柄を説明するに必要以上に仮定はいらない。
もちろんおまけ要素として用意してあるところなので、お二人とも見事に正解。
解答編ありがとうございます!
解答解禁時刻設定しときながら、寝落ちしました、、
なんだか出題の邪魔をしただけみたいになってしまいすみません。
一応、自分の解答は以下でした笑
――――――――――――――――
刑事が気づいたのは、夫殺しの犯人が連続殺人犯ではないということ。
もし護送中脱走した殺人犯なら、少なくとも三日間まともな食事にありつけていない。
なので、盗んだものに食べ物が含まれないのはおかしい。
従って、夫を殺したのは連続殺人犯ではない。
もう一つ、は分からなかったです、、
下の文中の「私」が実は連続殺人犯。連続殺人犯というと男を連想することを利用したトリックとか考えましたが、根拠がゼロですね、、、
または、「刑事と思えないラフな服装」をしている男が連続殺人犯でしょうか、、
――――――――――――――――
>>44
読み逃していました。すいません。僕の感想をあまり大袈裟に受け取らないで下さいね。
一美と三郎の「動機」は推理自体には関係ないものですから、設問自体を弄る必要は無いと思いますよ。
解答編で登場人物の行動を明かす際に、そこにもう少し合理的な背景を添えていただければ
よりミステリーとして厚みが出たのでは…と、お節介ながら思っただけです。改めて、ご出題ありがとうございました。
>>54
解答編をありがとうございました。
実は私も>>55氏同様、逃走犯は女であり、妻の方こそ逃走犯という線を試みたのですが無理でしたw
作者さんは瞬殺系とご謙遜?されていますが、結構幅広い線での思考が可能な(それでいて本線はしっかりとした)問題かと思います。
これからもよろしくお願いします。 また感想戦、邪魔しそうですが、、
>>51
以下、本当に個人的な意見です。
私は、「推理に雑談スレを全く利用しない」
または「ワッチョイ付き雑談スレを利用する」
どちらかが良いというのが意見です。
誰もが必ずしも気持ちよく利用出来ない場所(悪意あるレスを避け得ない場所)に、
このスレの推理の話が上がるのは(現状どうなってるかは見てないので分かりません。)自分はあまり好きじゃないです。
雑談スレを、>>41の1の理由で利用している人は、
専用雑談スレがたてば利用してくれると思ってます。
自分の個人的意見なので、気にしないという方が多ければそれに従います! 叙述でいっちゃうのは発想すらできなかった。流石に短編推理の方はすごいですね。
ミステリー脳が出来てる。
出題者はまだまだの人間なので、オッカムの剃刀をテーマに最後をどちらでも取れ
るエンドにする事しか頭に無かったです。
叙述は難しいからなあ。失敗したらすごいことになりそうな気もw
でもチャレンジはしてみたいですねえ。その時はみなさんぜひぜひチャレンジを。
白痴君、つたない問題をほめて頂き嬉しいです。ありがとです。また出題した時に
はどうぞお手柔らかにー。
>>59
解答ありがとう。
いやぁ、今回もまた、間違えてしまいましたよ。
しかし、間違った答えに行きついたからこそ、面白かった。
次回作、楽しみにしております。
>>55
残念でしたね。
回答開始時間から、正解提示時間まで、24時間以上必要なのかもしれません。
>>56
>すいませんが、一連の贋作者氏の出題?は、これで打ち止めなのでしょうか。
>これで解決、おしまいってこと?
>すいませんが、別スレとは・・・?
>その、僕の知りたいこととは何でしょう?
620から少しと770から読めば解るよ。
どうしてもそれが、嫌だったら、その旨、このスレに書き込むといい。 白痴君は禁止スレは見ないように心掛けているから見ないと書いているし、もし
ここで見たと書くと、やっぱり以前から見てたと勘繰られる。その点を心配して
いるのではないかと。
もしも贋作師がその狙いをもってあの作品を書いたのなら、そういう真似はフェア
じゃないのであまり賛成はできない。
>>60
僕が嫌というよりも、僕を嫌な人たちが立てたスレですから
彼らがスレタイに掲げたルール(白痴禁止)を破って、僕が覗き見するわけにはいかないのです。
とりあえず贋作者氏の出題?があれで終わりということなら、それで了解です。ありがとうございました。
※今後この種の話題は雑談スレッドの方が良いでしょうね。 出題させてもらいます!
駄文長文で申し訳ないですが、よろしくお願いします!
***********
『首祀り神社の祟り』
<1>
「この宿の裏手にある大階段を登った先に、鹿島神社っいうのがあるんだが、この神社には二つ名があってね。それが、「首祀り神社」っていうんだ。不気味だろ?
江戸時代の初期だったか、この神社に祀られる山神の化身とされた老鹿が山に住んでいたんだ。
しかしある時、それをある若者が誤って狩ってしまい、首を切り落としてしまった。祟りを怖れた村人たちは、その若者の美しい妹を生贄として、首を切り落としその首を境内に供えた。
そんな云くがあるんだよ。」
宿泊客の一人、軽戸一平はニヤニヤと私達にこの村に伝わる言い伝えを話して聞かせた。
<2>
昭和4×年7月、東京で探偵業を営む先生と助手である私は、休暇がてら、東京から列車を乗り継いで1日かかる、ある山間の村にやってきた。
その村は、四方を山に囲まれており、村から出る交通手段は、山中に辛うじて整備された山道を車で行くか、或いは、一日朝夕一本ずつの列車に乗るばかりである。
私達の泊まった紅葉荘は、駅からは歩いて10分程かかる山の麓に位置している。ちょうど裏手には、山神を祀る神社に続く階段の入り口たる大鳥居がある。
私達が宿に到着した際には、既に二組の旅客が宿泊していた。夕食時にわかったことだが、一組が怪奇小説家の軽戸一平であり、もう一組が年若いアベックで男が輪島隆、女が蒲田春代といった。
そして、私達と同日に宿に来たのが、東京で出版社に勤める山路透子である。
彼らと初めて会したのは、夕食の用意された一階の広間であった。時刻は夕方7時。
紅葉荘の主人、野々村一夫の用意した山菜料理を食べながら談笑した。その時話にでたのが上の伝承で、軽戸はそういった気味の悪い伝承には職業柄明るいらしく、散々と語って聞かせて来た。
室内だと言うのにサングラスをかけた輪島は、軽戸の話を面白そうに笑いながら酒を煽り、アベックの片割れである蒲田はこういった話は苦手なのか俯いていた。
山路は、牛乳瓶の底のような分厚い眼鏡を終始指で直しながら、怯えつつ聞いていた。
私達が部屋に戻ったのは8時半。軽戸の怪奇漫談が終わった後、話を振られた私が、つい先生が探偵であることを口滑らせたために、軽戸にこれまでの事件譚を根掘り葉掘り聞かれる羽目となった。
いいアイデアが思いついたと軽戸は、8時頃には部屋に戻っていった。
輪島と蒲田もそのすぐあとに出て行き、最後に残った我々と山路は8時半前に広間をでた。
<3>
部屋に戻った私達は少し腹を休めた。
「先生、そろそろ酔いも覚めましたし、風呂でもどうですか」
「そうだね、もう9時だしそろそろ行こう」
客室のある二階から風呂のある一階に降りて、風呂に向かう。風呂は男湯と女湯が隣り合って位置している。
「あれ?清掃中?野々村さん、今夕食の片付けをしてますよね?どうしましょう、入っていいか聞いて来ましょうか」
風呂の入り口の前に着いてみると、男湯の前には清掃中と書かれた板が下がっていた。
「嫌、構わないよ。急いでいるわけではないんだ。あとにしよう」
私達はそのあと、一時間ほど部屋で待ってから風呂に行った。その時にはもう清掃中の看板はなく、我々は暖かい湯を堪能した。
部屋に戻ると、少し晩酌をした後、11時には床についた。
この時はまだ、あの伝承の如き凄惨な事件が起きようとは夢にも思っていなかった。
<4>
朝8時、我々は朝食を取るために広間に向かった。
広間には既に眠気まなこの山路がいた。我々は席につくと、机に並んだ料理を食べはじめた。少しすると、軽戸がやってきた。
「やあ、おはよう。昨夜は随分と執筆が捗ったよ。貴方方のお陰だよ、ネタの提供ありがとう」
朝食がほぼ食べ終わった頃、時刻にして8時半頃、主人の野々村が厨房から顔を出した。
「あれ?まだ輪島さんと蒲田さん起きてきてませんか?」
「はい、まだみたいです」
「うーん、それは困った。今日は買い出しのために山向こうに行きたくて、早めにここを出たくて、、」
「そうですか。それじゃ、僕呼んできましょうか」
「あ、いえ!私の方でお呼びします。」
そういうと、野々村は二階の方に上がって行った。私達は、そのすぐ後に食事が終わり、自室に戻るために二階に上がった。すると、輪島と蒲田の部屋のドアを叩く野々村とあった。
「あれ、寝てます?」
「眠りが深いのか、、さっきからノックしてるんですが、、」
そう言いながら野々村が再びノックをしようとした時、僕の横にいた先生がふっとドアに近づいた。そして、徐にドアノブをひねった。
ガチャリ。
「空いてますね」
「ちょっと、先生!開けるのはっ!」
先生は少し引いたドアを開け放った。その瞬間、私達は息を飲んだ。いや、声を失った、という方が正確だろうか。
我々の目の前には、首の無い男の死体が横たわっていたのである。
<5>
「これは、、大変なことになりましたね」
先生が静かに口を開いた。その落ち着いた口調は、目の前の光景とはどこか不釣り合いで、そしてとても先生らしかった。
「うわわわわわああ!!!!」
野々村がやっと状況を理解したのか、叫びをあげた。
「いっ、一体何が!!」
「野々村さん、警察を呼んでもらえますか」
「はい!しかし、警察呼んでも時間がかかると、、村には駐在がおります」
「では、駐在を呼んできてください。それと、検死のできる医者を。」
野々村は、足を縺れさせながら、一階に駆け下りて行った。
「それでは、我々は人探しをしよう」
「えっ?」
「この部屋のもう一人の客人、蒲田さんが見たところいないようだ」
部屋には人一人が隠れられるところは無い。彼女はこの部屋にいない。
「まさか、彼女、輪島さんを殺して逃げた?!」
「どうかしたのか?野々村さん、大慌てでかけて行ったが、、わあ!!」
「きゃあああああ!!」
騒ぎを聞きつけた軽戸と山路が上がってきた。山路は死体を見るや劈くような悲鳴を上げ、しゃがみこんだ。
軽戸は、眉間にしわを寄せ、恐怖を表情に表しながらも、職業柄か興味の方が上回っているようで、部屋の中を覗いている。
先生は口を開く。
<6>
「見ての通り、輪島さんが亡くなりました。我々は姿の無い蒲田さんを探そうと思う。お手伝いいただけるか」
「蒲田さんがいない、、わかった、勿論だ」
「では、まず、宿内を捜索して、、」
「ま、待ってくれ!そう言えば、昨夜、蒲田さんが鹿島神社に向かうのを見た!私の部屋は、宿の裏に面している!ちょうど窓を覗くと、大鳥居が見えるんだ!!」
「では、まず玄関を確認しましょう。」
玄関を確認すると、蒲田の靴が無くなっていた。
「宿にはいない、、、」
「鹿島神社に行きましょう」
狼狽している山路を広間で休ませ、先生、軽戸、私は神社に続く階段を登った。山に沿うように伸びた階段は急で、神社に着く頃には、足に疲労が溜まっていた。
「まさか、首が境内に祀られてる、なんてことはないでしょうな」
そういう軽戸の声は、震えながらもどこか喜びが感じ取れた。こんな時に悪趣味なと思いながらも、私達は確かに確信していたのだ。境内に首があると。私達は迷わず、階段正面の境内に向かった。境内は、扉に閉ざされているが、少し隙間が空いていた。
「開けます。」
先生はそう宣言すると、扉を開け放った。
そこには首があった。
長く美しかった黒髪が乱雑に切り取られた蒲田の首だった。
<7>
「な、なんで、!なんで蒲田の首が!!」
すっかりあるべき首は輪島のものと確信していた私は声をあげた。先生は、眉間の皺を深くして首を見つめる。
「まさに、伝承通りだ、、」
伝承を再現するが如き光景に、既に軽戸の顔からは恐怖が消えていた。先生は境内の中を見渡した。
「軽戸さん、すまないが、下に行って、駐在にこのことを伝えてきてくれませんか。そして、医者にも部屋の遺体の検死後、こちらに来てもらえるよう伝えてくだい。」
「、、わ、わかった」
軽戸は少し名残惜しそうにしながら、階段を降りて行った。時刻は9時。
「先生、これは一体、、まさか蒲田まで、、」
「うん、困った事態だね。我々は医師のくるまで、この付近を探索しよう。失われた輪島さんの首と蒲田さんの身体を探さなくては」
神社の周りには背の高い木々が生い茂っており、私達はその中を捜索した。しかし、結局のところ、目的のものを発見し得なかった。
「あとはここだけだ。死体を隠せるのは、、」
先生は、神社の横にある古井戸の前に立った。その井戸は何十年も使われていないといった風情があり、上には転落防止のためか板と重り石が乗っている。
私は、重り石を持ち上げようとしたが相当重く、男一人でやっとというところだ。板を外し中を覗くが、井戸は深く暗く到底肉眼では底を見ることは出来なかった。
そうしていると、駐在と共に医師がやって来た。このような事件に出くわすとは夢にも思わなかったろう駐在は慌てふためいている。
そして、連れてこられた医師は、ただの町医者という感じで、歳も老いていて、私は若干の不安を覚えた。
「駐在さん、ご苦労。遺体はそのままにしてある。先生、下の遺体は確認いただけましたか。そうですか、ありがとう。では、首の方もお願いします。」
<8>
先生はそういうと、階段を下った。私もそのあとを追った。我々が宿に戻ると、野々村は顔を真っ青にして広間に座っていた。その横では山路が嗚咽交じりに鼻をすすっていた。
二階に上がり、輪島と蒲田の部屋に向かうと、中には軽戸がいた。
「何をしてるんです!!」
「いや、すまん!こんな事件滅多にお目にかかれないものだから」
「何も動かしててはないでしょうね」
「ああ、何も触ってない!」
軽戸がそそくさと部屋を出て行ったあと、先生と私は、部屋を調べた。一通り調べ終わったところで、広間に我々が戻ると、軽戸と境内から戻って来た駐在と医師もいた。先生は主人、宿泊客、医師にそれぞれ話を聞いていった。時刻は10時。
<9>
以下、それぞれの証言と私達の現場観察の結果である。
野々村(紅葉荘主人)
「宿泊客に関してですか?えっと、一番長いのが軽戸さんで、彼此1ヶ月目くらいになると思いますよ。
それで、亡くなった輪島さんと蒲田さんは一昨日からですね。予定では、もう1日お泊まりの予定でした。
部屋の間取りは、どの部屋も一緒です。各部屋にはトイレと洗面台があり、それを抜くと8畳と言ったところでしょうか。部屋同士の壁は厚くしてあり、隣室の声は聞こえないに等しいでしょう。
昨夜の私の行動ですか?私は皆さんが食事を終えられた後、夕食の片付けをしていました。え、風呂の清掃?いえ、記帳して頂いた時にお話ししましたように、風呂の清掃は毎日決まって昼の3時から4時の間ですし、清掃の札は外しているはずです。
えー、それで、夕食の片付けの後、明日の仕込みをし、11時ごろ風呂に入りまして、12時前には布団に入りました。ええ、いつもこの日程で動いています。
玄関の鍵?鍵は就寝前にいつも閉めています。昨夜もです。外からの入り口はあそこのみです。
え?はい、確かに、駐在を呼びに行く為に開けようとした際、戸は開いていました。」
山路
「この宿に泊まったのは、休暇のためです。今の会社では悩みが多くて、、ここのお風呂は疲れが取れるって友達に聞いて来ました。
昨日は、夕食の後、すぐにお風呂に入ろうと思ってお風呂に向かいました。
その時、ちょうど蒲田さんと脱衣所で会いました。彼女はもうお風呂から上がって髪を乾かした後みたいで、私を見るや少しギョッとしてから、そそくさと出て行ってしまいました。
私は、彼女の美しく長い黒髪に見惚れつつ、シャイな人なんだなあと思いました。
それからお風呂に入り、部屋に戻りました、、え?その時に男湯の札?すみません、確認してないです。
ただ、私が部屋に戻ったは、9時半頃でした。それで寝たのは、10時くらいだったと思います。
え、私の髪の毛?ああ、いつも結んでますが、解くとこのくらい、、いえ、長さは同じくらいかもしれませんが、蒲田さんの髪の方が美しいです!」
<10>
軽戸
「私はね、もうここに泊まって、一ヶ月くらいだよ。執筆のためにね。ここを選んだのは、なんと言ってもあの神社の伝承と大鳥居だ。だから、それが見えるような部屋も選んだよ。
被害者の二人とは、2日ほどの付き合いだな。
輪島くんは気さくな奴だったよ。部屋の中でもサングラスを外さない変なやつではあったがね。
しかも、怪奇物には目がないようで、私の小説にも随分と興味を示してくれた。初めて会った晩には部屋で書き途中の小説を見せてやったよ。いい若者だよ。
で、恋人の蒲田さんだが、打って変わって無口だよ。彼女が喋ってるところなぞ見たことがない!いつも黙っていてね。
まああれだけ美人じゃ愛想がなくても引く手数多かな。美人ってだけでなくて、背もすらっと高くて、横に立つのが憚られるよ。私だって男の中じゃ平均くらいってもんだよ、、
輪島くんによると、東京でモデルだかをやってるとか。まあ、頷けるね。輪島君本人は劇団員をやってるらしいよ。
で、そうだ、昨日の夜は、夕食後小説のネタが思いついたんで、早速それを書き留めていたよ。昨日は調子が良くって、次から次へとアイデアが浮かんだよ。だから、風呂も入り損ねた。
元来夜型でね、大方夜から明け方まで書いて、昼に寝る生活をしているが昨日もそうだ。
ん?ああ、蒲田さんを見た話ね。あれは何時頃かな、時間はあまり見ないたちでね。けど、1時くらいじゃないかな。
外でガタッと音がしたんだ。気になって窓を覗くと、ちょうど、髪の長い女が鳥居を跨ぐところだったよ。顔?嫌、、顔はちゃんと見てない。だか、彼女で間違い無いよ。背格好にしろ、長い黒髪にしろ、こんな田舎町じゃいない女だ。
そのあと?そのあとは執筆に没頭したね。特に外は気にしてなかったよ。」
医者
「わしは検死の経験は少ないんじゃが、まあ、大まかな死亡推定時刻はわかったよ。どちらも夜10時から2時というところじゃな。
死因ははっきり分からん。外傷は特になかった。ただし、首の切断はどちらも生活反応はなかったから、死後のものじゃな。せめてもの救いだ。
それと、男の方の身体じゃが、指の指紋が焼かれとった。」
<11>
現場観察の結果(私)
「まず、神社の境内とその付近についてです。
境内付近には、首を切るのに使ったと思わしき、血の付いたノコギリが落ちていたのですが、遺体自体は発見出来ませんでした。
井戸は確認しましたが、底までは調べられてません。
それと、境内横の木々の間に、何かを焼いたような跡がありました。
人体ではないです。燃えかすを見るに、布の様に見えました。
因みに、宿付近、宿内の捜索もしましたが、遺体は見つかっていません。
で、首の方ですが、境内の中心の台の上にのせられていました。
不可思議な点といったら、髪でしょうか。
蒲田さんは長い黒髪だったのですが、それがバッサリ根元から、しかも切り口も乱雑に切られてました。
切った髪は見つかりません。あ、そうだ、発見した燃えかすに、人毛の焦げたようなものがあってそれかもしれない。
<12>
次に、輪島さんと蒲田さんの部屋です。
客室は全部で4つ。山側に2部屋、反対に2部屋です。二人の部屋は、軽戸さんの隣です。
中央に、二人分の布団が敷いてあり、その上に首無しの男の死体がありました。服は着ていました。夕食時と一緒だと思います。服は血がべっとりでした。
あと、先生(探偵)によると死因は絞殺だそうです。爪には皮膚片があり、死後硬直した指の曲がり具合から、おそらく首を紐か何かで締め上げられ、抵抗したのだろうと。
不可思議な点は、焼かれた指紋でしょうか。
彼らの荷物ですが、鞄はどちらの分もありました。ですが、少し、鞄の大きさの割に荷物が少ない様にも思います。
それと、荷物の中に、彼等の身元を証明するようなものが何もありませんでした。犯人に抜き取られたのか、はたまた元々所持していなかったのかは分かりません。」
一通り、皆の話を聞いたあと、先生は腕につけた腕時計を見た。時刻は11時少し前。そして、徐に口を開いた。
「君、一つ頼まれてくれるかな?」
先生と目が合った瞬間、先生は犯人の目星が既についているのだと私は確信した。
********
問題文は以上です。
設問は、犯人は誰か、です。
そして、なぜそう推理したか、です。
(ただし、
「先生」「私」「医者」に関しては故意の嘘をつくことはありません。また、犯人以外が故意の嘘をつくことはありません。また、文中における時刻についての記載は、誤りがないものとして推理して下さい(犯人は除く)。)
************
〈登場人物〉
先生 : 探偵
私 : 探偵の助手
野々村一夫 : 紅葉荘主人。
軽戸一平 : 宿泊客。
輪島隆 : 宿泊客。蒲田と同室。
蒲田春代 : 宿泊客。輪島と同室。
山路透子 : 宿泊客。
〈目次〉
首祀り神社の伝承 >>63
到着そして就寝>>64,65
首無し死体の発見 >>66,67
首の発見 >>68,69
部屋の観察 >>70
証言と観察結果>>71,72,73
先生の閃き >>74
*************** 実際投稿してみたら、思った以上に見づらくなってしまった、、、申し訳ありません。
解答解禁は、12/24(月)19:00
解答開示は、12/26(水)19:00
でお願いします。
(日時修正案受け付けます!)
ごめん、曜日ミスしました。
解答解禁は、12/24(日)19:00
解答開示は、12/26(火)19:00
でお願いします。
出題どうもありがとう。謎は全て解けたよ。
とても面白い問題ありがとう。
解答は時間通りに提出する予定だよ。今から待ち遠しいね。
たぶん合ってると思うけど、どうなんだろうね(笑)
出題感謝。
とりあえずド田舎で教師やってるじっちゃんの名に懸けてなんとかしてみるよ。
さて、解答の期限経過なのだけど、解答するつもりの人は他にいるかな?
ほかにはいないのかなあ…
じゃあ、一人で解答するか
事件の夜8時過ぎ、蒲田春代は女子浴室へ入浴に行ったが、とある事情で浴室には入ることなく、脱衣所の洗面で髪を洗い乾かしていた。
8時半過ぎ、山路透子が女子浴室に入ってきた。蒲田はそそくさと女子浴室から出て行ったが、何を思ったか男子浴室の扉に清掃中の札を掛け、男子浴室で入浴を済ませることにした(笑)。
先生と私が9時頃に男子浴室の前に清掃中の札を見た時には、なんと蒲田が男湯に入浴中だったのだ!
一方、犯罪の実行を決意した輪島隆は10時過ぎ、入浴から帰ってきた蒲田を絞殺した。蒲田の死体から着衣を剥ぎ、輪島の服を着せ、あたかも輪島自身が殺されたかのように偽装した。
死体の身元を判別されないように指紋を焼き、蒲田の長髪をハサミで刈り取り、ノコギリで首を切断した。
ここからは輪島の劇団員としてのスキルが生かされた。輪島は、刈り取った蒲田の髪から、簡易的なカツラを作製した。逃走用の荷物を整え、蒲田の服を着て、カツラをかぶり、蒲田に変装した。
輪島自身が失踪することが犯罪の目的であったためと、蒲田の身元を明かさないために、旅行かばんから身分証明書の類を抜き取っておくことは忘れなかった。
夜1時頃、輪島は蒲田の首と切断に使用したノコギリ、逃走用の荷物を持ち、蒲田の靴を履き、宿の玄関の鍵を開け神社へ向かう。
大鳥居をまたぐ際に物音を立て、その姿が軽戸一平に目撃されたが蒲田が長身であったこともあり、輪島がカツラをかぶれば軽戸の目を欺くことは可能だった。
境内(のお社?)に蒲田の首を置き、ノコギリを捨て、証拠隠滅のためにそれまで着用していた蒲田の衣服、女装用胸パッドなどの所持品をカツラとともに焼却処分した。その後、輪島は山道を下り、始発の電車に乗って逃走した。
つまり、輪島は輪島用の死体と蒲田の死体を作ることにより輪島自身も殺されたと偽装したのだ。当初から輪島が失踪するつもりでいたのは人前でサングラスを外さなかったことからも伺える。
え?部屋で見つかった死体は男だったじゃないかって?いやいや実は、蒲田って、何を隠そう「名前通りの人」だったのだよ。彼が無口で人前で喋らなかったのは、声色から性別がバレないようにしていたのだね。
昭和40年代の設定であるのは、DNA鑑定などの科学捜査から2つの死体の身元が判明されないための作者の配慮だったのだ。
《1》
犯人はなぜ、「輪島隆の首無し死体」から指紋を消したのでしょう。
合理的に見てこれは「死体が輪島隆ではない事実」を隠匿する行為ですから、
従って「輪島隆こそが犯人」というのが推理の本筋となります。
では、この「首無し死体」の男性は誰だったのでしょう。
消去法で考えれば、これは蒲田春代しか居ません。
蒲田春代(長身・喋らない・俯きがち)は、実はカツラで女装した男性だったのです。
犯人・輪島隆は、恋人の美しきシスターボーイ・蒲田春代を誘って紅葉荘を訪れます。勿論二人とも偽名です。
蒲田は単に秘密の逢瀬と思っていたでしょうが、輪島には当初から蒲田殺害の意図がありました。
動機は重要ではありませんが、倒錯した性関係の解消を第一に推します。
8時半少し過ぎ、女湯の脱衣所で蒲田がギョッとしたのは、瓶底眼鏡で視力の悪い山路が、
蒲田が女湯に掛けていた「清掃中」の札を見ずに入ってきたからです。
この場面で着目すべきは「蒲田の髪が乾いていた」という点。
ドライヤーの性能が現在ほどではない昭和40年代、8時過ぎに入浴したにしては随分と髪が乾くのが早い。
ここから、蒲田春代の髪がカツラであると推測出来ます。蒲田はカツラを取って入浴したのです。
探偵役二名が9時に男湯に行った際に「清掃中」となっていたのは、今度は男湯に輪島が入っていたからです。
湯船まで黒眼鏡では流石に不審すぎますからね。黒眼鏡は将来何処かで「あの時の輪島隆だ」と気付かれない為の保険です。
《2》
死亡推定時刻である10時過ぎ、輪島は蒲田を殺害し、頸部を切断します。
この偽装は勿論、かの伝説を利用して、自分含む男女二名が死んだように見せる為です。
身元不明のカップルが誰かに殺害された猟奇事件であれば、被害者の片割れである「輪島隆」を犯人として探す者は居ません。
蒲田の頭部から乱雑に髪を切ったのは、蒲田の美しい長髪が実はカツラだったとバレない為です。
首無し死体から指紋を消去したのも、もし輪島の立ち入らない女湯などからそれと同じ指紋が採取されたら
この死体が輪島隆ではないこと(=蒲田であること)がバレてしまうからです。
深夜1時頃、衣装とカツラで蒲田に扮した輪島(劇団員)は、蒲田の頭部を携えて首祀り神社へと向かいます。
この際わざと軽戸に目撃されたのは、紅葉荘の「首無し死体」が蒲田ではないことを念押しする為です。
輪島は境内に頭部を置くと、カツラや衣装を焼却し、別の服に着替え、そのまま山道を逃走しました。
これが事件の真相です。
なお、軽戸の不審な行動は事件とは直接関係ありません。
彼が自室内の探索を嫌がったのは、過去に違法に入手した死体写真類を見られたくなかったからです。
こっそり犯行現場に入った時も、彼は確かに何も触っておらず、代わりに死体の写真を撮っていました。
推理については以上です。
《3》
最後に。本件は登場人物の誰もが犯人足り得る事件でした。
全員にアリバイが無く、また積極的な動機も伺えません。老医者の言う死亡推定時刻からして信用性が乏しい。
故に本件は「必然性」ではなく「合理性」から真相を探る必要がありました。
現実的には「蒲田犯人説」や「輪島女性説」、「軽戸・山路共謀説(愛人関係)」なども可能です。
もしかすると作者はそちらを「真相」として採用したかもしれません。
しかし合理性で欠点のあるそれらは、こちらの推理から排除しました。
もちろん僕の推理したストーリーにも、怪しい箇所は多々あります。
目撃者に仕立てた軽戸が好奇心から追ってくる可能性や、カツラ焼却時の炎を目撃される可能性を
なぜ犯人は考慮しなかったのか。
しかし、いずれにせよこの「蒲田=女装男性説」こそが事件の本筋であることに間違いはないでしょう。
なぜなら、作者自身が知ってか知らずか、作中に真相を仄めかす「サイン」を残しているからです。
鎌田=カマだ
《おしまい》
8時半過ぎ、山路透子が女子浴室に入ってきた。
>蒲田はそそくさと女子浴室から出て行ったが、何を思ったか男子浴室の扉に清掃中の札を掛け、
>男子浴室で入浴を済ませることにした(笑)。
>先生と私が9時頃に男子浴室の前に清掃中の札を見た時には、なんと蒲田が男湯に入浴中だったのだ!
なるほど、そう言う事か。
そこが、如何しても判らなかった。
蛇足かもしれないが、付け加えるならば、
探偵は助手に井戸の中を詳しく調べるように言ったのだと思う。
そこに、蒲田の靴があるはず。
ようやく賑わってきたね
ほっとしたよ
先生が何を頼んだのかはわからなかったのだよね
では、感想を言おうかな
というか、自分の推理の過程についてだけど
最初は、皆そうだと思うんだけど、軽戸犯人の線で考えたのだよね。いかにも怪しいからねw
あと、古井戸がね!
でも、なかなか線がつながらない。まあ、いろいろとこぎつければ、なんとかなるのだけど、エレガントではない
次にいろいろと他の線を考えた。その中で、輪島が被害者、蒲田犯人はあり得るかなと思った。でも、そうすると、神社の首が輪島になってしまうので、行き詰った
どうしても男と女の矛盾で引っかかってしまうのだよね
そのとき、蒲田って、もしかして、オカマっていう作者のメッセージ?と閃いた
その瞬間は、オカマだったら、シャレが効いてて面白いな、ぐらいにしか考えなかったけどね
<つづく>
ところが!
蒲田=オカマと仮定して推理してみると、次から次へと、これまでわからなかった謎が氷解していくのだよ!面白いことにね!
風呂の清掃中の札
輪島のサングラス
蒲田が無口だったこと
蒲田の背の高さ
髪の毛が切られていたこと
境内の布・髪の毛の焼き跡
焼かれた指紋
カバンの大きさと荷物の不一致
身分証の紛失
などなど
詳しくは、僕の回答を見てもらったらわかってもらえると思うけどね
>一通り、皆の話を聞いたあと、先生は腕につけた腕時計を見た。時刻は11時少し前。そして、徐に口を開いた。
>「君、一つ頼まれてくれるかな?」
《続き予想》
「先生、何をすればいいんでしょうか?」
「蒲田春代の生首をもう一度見て、頬や顎、鼻の下辺りを確かめて来て欲しいんだ」
「どうしてですか?」
「遺体は死後少し時間が経つと、皮膚が収縮して髭が目立つケースがあるんだよ」
「髭?」
「うん。僕の睨んだ通り蒲田春代が男なら、そろそろあの生首に、男性的な青々とした髭が現れてるかもしれない」
<つづき>
この瞬間はまさに驚きの連続だったよ
最初は冗談ぐらいにしか思わなかった蒲田=オカマの線を真面目に追っていった自分の勇気?を褒めてあげたいかな
で、全てが氷解したあと、僕は確信したよ。この問題は傑作だとね
まあ、もちろん、これが正解家は、まだわからないけどね
だからね。もし、蒲田が、違う名前だったら、僕はしばらくは、この解答に至らなかったかもしれないね
とまあ、作者さんに言いたいことはたくさんあるかな。楽しい問題どうもありがとう
白痴君の推理は、おそらく賢明なる読者ならたどり着けるのだが、この後が一番の
問題なんだよ。
探偵は犯人の目星がついている。逆に言えば、この段階で捕まえられると確証を
得ている。
だが、サングラスや身分詐称、もしも彼が犯人だとすると逃亡している。
逮捕できないんだよ。
真相は他にある。これはミスリードなのではないか?
そう考えると他の人間が気になるのだが、山路にしろ他の人間にしろ
線がつながらない。あ、ちなみに軽戸=カルトもシャレになってるね。
皆さん、解答ありがとうございます!
解答予定の4名の方は出揃ってる感じでしょうか?
出題者が解答談義に水をさすのは無粋ですが、今回は自分の不手際で本筋から逸れそうなので、お許しを。
ffde-EmoCさん
深く考えてくれてありがとう!ただ、申し訳ないことに、
>探偵は犯人の目星がついている。逆に言えば、この段階で捕まえられると確証を得ている。
に関しては、文中にない事実(明確にされてない事柄)を使って、想定解答では説明されるかと思います、、。
しかし一応、逃亡過程の不確定を加味しても、その他事実との兼ね合いから、犯人を絞りざるを得ないかと思ってます。
こういう言い方をすると、すでに解答は見えてきてしまうと思いますが、細部の論理展開が人によって異なるかと思うので、良ければ解答頂けると嬉しいです!
それと、議論を呼ぶ程の、解答の大きな違いは無さそうなので、解答開示を早めたいと思ってます。出来たら今日中に、、。
次の出題予定の方には、開示から1日ほど感覚を開けてもらえると嬉しいです!
>>95
そうだね
隠された謎がまだあるのか、さらなるどんでん返しがあるのかを、考えることと
他の真相を考えることだね 軽戸犯人説ってこんな感じ?
カルトは蒲田を神社に呼びよせ、殺害
その後、輪島の部屋で輪島を殺害、のこぎりで切断
輪島の首を持って神社に行き、蒲田をのこぎりで切断
胴体、首を古井戸の中へ
これでも筋は通っているのだろうけど、問題文中にあるいろいろな伏線について、説明することが難しいね
例えば、入浴中の札の謎、指紋を焼いた謎、髪を切った謎、焼き跡の謎、荷物の謎とか
あと、死体発見後、カルトが輪島の部屋で何をしていたのか
度々すみません。
解答開示ですが、当初通り、
明日19:00
にすることにします。コロコロ変わってしまいすみません!
引き続き宜しくお願いします。
これらすべてが犯人の狙いだったとしたらどうだろうか。
使われたトリックそのものは白痴君の言う通りだと思う。伏線や証拠がそれら
を示している。
しかし、いくら昭和40年代といえど、骨格や白痴君の言う肉体変化でいずれ
は件の首の持ち主が誰かはわかってしまう。
その時、提示された証拠の数々、足りないパーツ、首のない死体、髪をやいた
ような跡、これらから導き出される犯人は一人しかいない。行方不明となって
いる劇団員だ。
そもそもなぜ探偵たちは神社に向かったのか?それはカルトが彼女が神社に向
かって歩いてのを見たと言ったからだ。
カルトの目的は、まず二人が死んだという状況を作り出す事、そしてその後、男
が彼女というか彼を殺し行方不明という状況を作る事で、完全犯罪にしてしまう
ことだった。
そう考えると、この死体入れ替え自体、カルト以外には思いつかないものである
と思う。あの伝承を参考に、わずか数日でこの完全犯罪を思いつけるのはカルト。
サングラスや荷物の少なさだが、あの二人はそもそも長期滞在するつもりは
なく、カルトを何らかの手段で脅迫して金でもせしめるつもりだった。とすれば
無理はない。金を入れる為に大き目のバッグを、身分証の類はカルトがあらかじ
め盗んでおいた。
、
(続き)
加えて、カルトが部屋で何をしていたか?の謎も解ける。
神社に行ったり来たりを考えると、丁寧に拭いたり着替えさせたとしても汚れや
葉っぱの類がついていないか気になった。だから体を調べていた。
と、これで真実ははっきりした。
後は古井戸を調べれば、貞子だかなんだかが発見されることだろう。
皆さん、解答ありがとうございました!
自分でも解答書いていて、こんがらがった話を、ちゃんとまとめて貰えて嬉しいです!
折角議論してもらうことを楽しみに空けておいた解禁後2日間を自ら台無しにしてしまったのが大変悔やまれます、、時間戻したい、、
それでも、解答や推理談義をしてくれてありがとう!!
では、想定解答に入ります!(ほぼ、台詞で読みづらいです、、)
『首祀り神社の祟り』解決編
<1>
私は久方振りの全力疾走に息を切らしていた。そんな私の背をさすりながら先生は微笑む。
「ご苦労だったね、大丈夫かい?」
「見ての通りですよ、、」
荒れた呼吸を整えつつ先生を睨めつけたが、私に全力で駅まで走れと命じた先生はどこ吹く風である。私が犯人を取り押さえたところに、駐在の自転車の後部に乗りながら先生が現れた。
「先生、、そろそろ、事件の推理教えてくれませんか?犯人が彼だということは分かりましたが、そうなるとあの死体は?」
「うん、それでは私の思考過程に沿って話してもいいかな?」
先生は駅のホームのベンチに腰を下ろした。私もそれに従って座った。
<2>
「まず、私達は男性の首無し死体を、輪島さんと蒲田さんの部屋で発見したね。
私はそれを見て、首無し死体が本当に輪島さんであるかをまず疑った。
「首無し死体」といえば、被害者の誤認と相場が決まっているからね。だが、それが可能なのは、誤認させるべき人間と被害者が同性である時だ。
だが今回は、蒲田さんが女性であるからそれは成り立たなかった。
次に、我々は蒲田さんの首を境内で発見した。私は落胆したよ。これが輪島さんの首であれば、被害者はとりあえず一人だったのだから。
最初の違和感は、蒲田さんの髪だ。君、何故犯人は彼女の髪を切り落としたのだろうと思う?」
「うーん,犯人が髪に執着があったから、、?」
「確かにその線も無いわけではないが、そんな犯人があのように乱雑に切るだろうか?いや、、まあどうにしろそういった感情的なことは私達には推理できない。
私達に可能なのは、犯人の行動には理由があると信じることだ。だから、何故犯人は彼女の髪を切る必要があったか、を考えるべきだろう。
その視点に立った時、私はある考えに至った。犯人は、蒲田さんの「本当の髪型」を知られたくなかったのではないか、と。
そう、つまり、蒲田さんが「カツラを被っていた」という事実を隠したかったのだと。」
「カツラ、、?!」
「そうだ。恐らく、蒲田さんは本来は短髪であり、犯人はそれを悟られないために、髪を切ったんだ。そして、さらにそうすることで、犯人が蒲田さんに変装した事実を隠蔽できるからね。」
「軽戸さんによる目撃証言のことですね。でも、、そもそもなんで蒲田さんはカツラなんか、、」
「そう、まさにその疑問が生まれるね。見たところ、髪が抜け落ちているわけでもなく、到底カツラをかぶる理由がない。となれば、彼女は意図的に変装をしていたということになる。
<3>
次に、輪島さんの遺体だ。彼の遺体の不可思議な点は、指紋が焼かれていたことだ。何故犯人は指紋を焼いたのか」
「輪島さんの身元を隠したかったのでは?」
「もしそうだとすると、指紋だけでなく、輪島さんの荷物を持ち去るべきだろう。だが、荷物はそのままだった。となれば,理由は一つだ。
犯人は、輪島さんの身元を隠したかったのではなく、この遺体の指紋がこの宿に残るある人物の指紋と照合されるのを防ぐ為だったんだ。そして、そのある人物とは、亡くなった蒲田さんに他ならないんだ。」
「え!じゃあ、あの首無死体は蒲田さん?!」
「俄には信じがたいことだ。私もこの仮説に至ったときは戸惑いがあった。だが、よく思い出せば、私達は何一つ、彼女が女性である証拠など持ち合わせていないんだ。
私たちは彼女の声を聞いたことはない。また、日本人女性にしては高い身長も男性だとすればうなずける。」
そして、山路さんの話がさらに確信へと近づけた。彼女は昨夜脱衣所で蒲田さんと会ったと言っていたね。」
「はい、風呂の脱衣所で蒲田さんとあったと、、」
「ああ、山路さんは、風呂から上がったところの蒲田さんとあったと言っていたね。けれど、少し変じゃないか?
蒲田さんが広間を出たのは8時過ぎのことだ。そして、山路さんが風呂に行ったのは8時半過ぎ。もし蒲田さんが風呂上がりだとすれば、彼女はたった30分弱の間に入浴し、あの長い髪を乾かしたことになる。
それはあまりにも無理がある。また,カツラであったと考えても、やや短すぎる。だとすれば、こう考えるのが妥当ではないか。
<4>
あの時、蒲田さんは風呂から出てきたのではなく、まさに風呂に入ろうとしていたのだと。
彼女が宿泊した最初の2日間、この宿には女性がいなかった。だから蒲田さんは女湯を気兼ねなく使用することができた。しかし、昨夜は違った。本物の女性である山路さんが現れてしまった。
恐らく、蒲田さんはそれまでの慣れで女湯を利用しようとしていたのだろう。しかしその時、本物の女性である山路さんが入ってきた。蒲田さんは慌てて女湯を出た。
そして、隣の男湯に清掃の札をかけて入浴することを思いついた。そう考えれば、あの清掃札の謎が解決する。」
先生は一息おく。
「まあ、これら、一つ一つはただの疑惑でしかない。しかし、それらが集まれば価値ある根拠としてもいいだろう。こうして、蒲田さんが男であるということが私の中でほぼ確信に変わった。
そうなって仕舞えば、この事件は、単純な首無し死体の考え方に帰着できる。そして、犯人は死んだと思われている輪島にほかならないわけだ。
そして、旅客である輪島のこの村から脱出する唯一の手段は、朝11時の東京行きの列車に乗るのみである。故に、君に駅まで全力で走ってもらったわけさ」
<5>
先生は、輪島の犯行の流れについて、以下のように説明してくれた。
「まず、輪島が宿泊にある程度余裕を持たせたのは、犯行の為の環境を作るためだ。
この犯行を行う上で、首祀り神社の伝承を発見者になりうる人間に刷り込むこと、また、目撃者たり得る人物を見繕うことだ。
その上で彼が幸運だったのは、軽戸氏の存在だ。彼は喜々として輪島の思惑に沿って行動してくれた。彼は伝承の語り手と目撃者を兼ねてくれたからね。
輪島は風呂から帰ってきた蒲田を絞殺した。自分の服に着せさえ、首を切断し、指紋を焼くと、自身は蒲田の服と蒲田のカツラを被り変装した。さらに、逃走用の自分の衣服、金、凶器そして蒲田の首を持って神社に向かった。
この瞬間を軽戸に目撃されているが、それも計画の一部だろう。宿泊初日に、小説を見るという理由で、軽戸の部屋に上がり込んでいるが、これは軽戸の部屋から大鳥居がどう見えるかを確認するためではないかと思う。
そして、階段を登りきると首を境内に置き、蒲田の髪を切り落とし、カツラと蒲田の服を燃やした。あとは、逃走用の服に着替え、あとは列車が来るのを待つだけだ。
しかし、彼は一つ失敗を犯した。それは、指紋の焼却だ。彼は、宿に残る蒲田の指紋と遺体の指紋が照合されるのを恐れたのだろう。
だが、それがなされるのは、遺体発見後どれほど経ってからだろうか。わかった頃には、彼は既にこの村を発っていたことだろう。
そもそも、指紋を焼いたところで、あの死体が蒲田であることはいづれわかっていたろう。男性と女性とでは頭蓋骨の形に違いがあるらしい。見る人が見れば、蒲田が男性であることは判明していた。
恐らく、輪島、蒲田という名前は偽名だ。話していた職業も偽りの可能性が高い。であれば、一度この村を離れ逃げてしまえれば、彼を捕まえる手立てはほぼ無い。
だから、彼は死体発見から列車が発車するまでのたった数時間、容疑者から外れさえよかったんだ。指紋の焼却、それが無ければ僕は彼を取り逃がしていただろう。」
<6>
結局、私達は休暇らしき休暇を取ることは叶わなかった。
輪島を確保した数時間後には、山向から警察が到着し、身柄の引き渡しやら、現場検証、事情聴取等で、落ち着く暇もなかった。そして、それが済むと、今度は事件を嗅ぎつけたマスコミがわんさか宿に押し寄せた。
それに気を良くしたのは軽戸で、自身のしる伝承も絡めて、この事件のことを脚色含んで自慢気に演説紛いのことをしていた。
それらに辟易した私達は、予定していた宿泊期間よりも数日宿を早く出た。
「蒲田の写真を乗ってますよ。まさに、白皙の美青年といった感じですね。これならあれだけ女装が様になってたのも頷けます。」
私は先生の向かいの席に座りながら、駅で買った地方紙を眺めた。その一面にはあの事件のことがデカデカとセンセーショナルに取り上げられていた。
記事によると、輪島と蒲田(これは本名ではなかったわけだが)は大学の同窓であったらしい。若気の至りとでも言うべきか、友情はやがて交際に発展した。
しかし、その関係も大学卒業後、輪島に婚約者ができたことで崩壊の兆しが現れる。別れを切り出した輪島に対し、蒲田は拒否した。そのことが亀裂を生み、輪島は蒲田の殺害を計画した。
関係修復を餌に、蒲田を旅行に誘い出した輪島は、蒲田に男同士で同じ部屋に泊まるのは怪しまれるからと女装をするようにと唆したらしい。蒲田も蒲田で生来そういった癖があったらしい。
そうして、哀れ蒲田は,輪島によって計画的に殺害せしめられたのである。
「”休暇”は終わりましたね」
私達は列車に揺られ、再び東京の喧騒に帰還するのであった。
〈完〉
トリップ#オカマ殺し輪島
長ったらしい解答編でしたので、簡単にポイントを。想定推理のポイントは、
首の髪が切られていた
→本当の髪型をバレて欲しくなかった(かつらであることを隠したかった)
→犯人は蒲田に変装できる
→蒲田は変装をしていた
焼かれた指紋
→荷物が盗まれていないことから,輪島の身元を隠すためではない.
→この死体が誰かをわからなくするため
→この旅館に着く誰かの指紋と一致させないため
→首無死体は亡くなった蒲田の死体である.
以上より、発見された首と首無し死体は蒲田のものである。そうすると、単純な首無死体の考え方に帰着でき、犯人は輪島であるとわかる.
でした!
約1週間お付き合い頂きましてありがとう!
では、感想戦(感想会?)へ!
以下、今の所出てる推理の相違点、疑問点等についてのアンサーです!
(拾いきれてないかも、、)
1、清掃中札の推理
これは想定解としては、「風呂に入り損ねた蒲田が男湯を利用したため」としましたが、
その根拠が元々「長髪を洗い乾かすのに入浴時間30分弱では短すぎる」を想定してました。
しかし、解答製作中、「蒲田が長髪で無い可能性(かつ女性もあり得る)」があるわけで(というかそれが本筋)、それ証拠にならないじゃん!という事に気づきました笑
一応、蒲田が広間を出てから山路と脱衣所である迄の時間は20分くらいのイメージで書いていたのですが、その辺の読み取りは人それぞれですよね。短髪の女性だと考えると上のロジックは微妙なライン、、、なので、多数解答ありですね。
蒲田が部屋に戻ったのを明確に8:15にしておけばよかったな、、
目論見としては「風呂から出たところ」を「風呂に入ろうとしたところ」と逆転発想する感覚を味わってもらうべく考えたトリック?でした笑
2、指紋の焼却
「犯人は輪島の身元を隠すために焼いた」というミスリード効果が出ないかと期待してました、、
例えば、輪島たちは何か犯罪を犯して逃亡中で、共犯者によって口封じ兼報酬の独り占め目的で殺された、なんて推理もできるかななんて。実際、その推理をする根拠を配置し忘れたので、無理でしたね笑
書き直すなら、宿泊者男性1人足して、
探偵達は東京で、「男女三人組の強盗犯の捜索」をしていた、的な設定を付けたらよかったかも笑
3、身元証明がない
これは、元々なかったとも、輪島が持ち去ったともどちらでも大丈夫です。
これも、「2」の関連で、犯人が輪島たちの身元を隠すために行ったというミスリードの期待もありました。
4、輪島のその後の逃走と先生の頼み事
解答編では、輪島は「朝11時の列車で逃亡」を計画しており、助手は先生に「11時発の列車に間に合うように走れ」と命じられた事になっていますが、
勿論本文中にない事実を含んだ解答ですので、推理の自由度ありです!
11時は朝というには微妙な時間ですしね、、
最初、10時設定だったんですが、そうすると、野々村は客を7:30に叩き起こす外道になってしまいそうでやめました笑
逃走経路で
「電車での逃走」と「山道からの逃走」どちらが合理的でしょう、、?「山道から」の方が多かったので、そちらの方が多数派みたいですね笑
個人的には、村に不慣れな人間が山道を行くのは難しいと考えました。夜の移動は無理だし、日が昇ってからも、移動中向かいから来る警察車両と鉢合わせ、なんてこともあるのを危惧するかと。
けれど、勿論、ふわっとした考えなので、問題発表後、輪島達の宿泊中、山崩れでも起きて山道が潰れたことにすればよかったな、なんて考えてました笑 (警察の到着遅れの理由にもなる。)
5, 蒲田の由来
はい!皆さんのご指摘どおり、由来は「オカマ」です!
真相にたどり着いた方への遊び要素としての命名でしたが、そこからたどり着いてもらえたのもうれしいですね!
小ネタですが、軽戸はオカルトのもじり、あと、紅葉荘の由来は、紅葉=鹿肉からです。
6、他の人間が犯人足り得るか
実際、いろいろな「実は」を想定すれば、ありえますが、白痴さん曰くの
>「合理性」から真相を探る
というのが本問の的確な表現かと思います!
因みに、想定解中の「先生」自身も、絶対的な確信を持っての「輪島犯人説」ではなく、「輪島が犯人であるならば、今止めなくては逃亡される」という理由から助手を走らせたつもりです。
故に「目星がついた」という表現を選んでみました。(勿論犯人は誰?を当てるゲームなので、そこは気にしなくて大丈夫です!)
メタ視点で言えば、本問題文だけでは、他の容疑者が犯人たり得る証拠がないので、あの段階で探偵が犯人であると確定し得るのは「輪島」しかいないという所でしょうか。
一応、あまり「実は」を考えなければ、他容疑者三名には犯行が不可能なようにとしたつもりです。
野々村とカルトが犯行を行うとすると、大の大人がいる部屋に乗り込み、二人を殺す必要があるので、犯行は厳しい。
野々村に関しては、さらに、蒲田がカツラの事実を知らないため、蒲田への変装は思いつかない(軽戸が犯人の場合、目撃証言がなくなるのでOK)。
山路は、「風呂での証言」が偽証の可能性ができ、実は死亡推定時刻に蒲田と風呂で会ったのであれば、犯行は可能であるかもしれません。
しかし、遺体を運ぶのが難しいことに加え、死体を遺棄できる作中唯一の場所、古井戸を開けられないという問題があります。
ですが、他の容疑者犯人説も絶賛募集です笑
7、軽戸を目撃者にするのはリスキーでは?
確かに!笑 作中、彼は好奇心の旺盛な人物として描いたので、それは十分ありえますね!
構想段階で、彼の人物像が決まってなかったこと、元々カルトは寝ているところ起きた設定にしていたこともあり、描写が甘かったです、、
8、焼却時の炎でバレない?
神社は、登りきる頃には疲れ切るほど高いところに位置し、さらに,、背の高い木々に覆われているので、目撃はギリギリふせげるかなと思ってます。また、山火事になるほどの炎を上げることもしないと思うので!
「長い階段を登った先にある神社。
その中に美しい女の生首がある」
そんな情景から作ったお話でした!猟奇的な殺人を合理的な手法で解くことをコンセプトにしつつ、「蒲田が実は男性である」という発想を起点に、すべての不可解が「氷結」するという感覚を味わってもらいたいという趣旨のもと作りました。
なので、>>90さんの感想、とても嬉しかったです!!
>>101
軽戸真犯人説面白い!
一度逃亡されてしまえば、輪島の逮捕が不可能であることを利用したトリックですね!
逆質問なのですが、輪島の死体は井戸の中というより解釈で合ってますか?それとも、ボディは透明にされたのでしょうか?
白痴さん
>蒲田は単に秘密の逢瀬と思っていたでしょうが、、(中略)、、倒錯した性関係の解消を第一に推します。
この言葉選びが凄く好きです笑
疑問、アドバイス、感想ありましたら、嬉しいです! 回答、ありがとうございました。
>目論見としては「風呂から出たところ」を「風呂に入ろうとしたところ」と逆転発想する感覚を
>味わってもらうべく考えたトリック?でした笑
実に素晴らしかった。
84に指摘されるまで、全くわからなかった。
>山路犯行説も気になるので、(解答開示後でも良いので)良ければ教えてください!
”もちろん、俺はこの説は取らない。”と書いたように冗談みたいなものです。
>6、他の人間が犯人足り得るか
>実際、いろいろな「実は」を想定すれば、ありえますが、
多くの「実は」用いれば可能かもしれない解です。
でも、全く不可能ではないです。
出題&解答お疲れ様でした。面白く解きがいのある問題でした。
カルト犯人説は流石に無理があったか。探偵の助手への指示の問題があるので、ボディ
を透明にはできないかなと。
やはり古井戸に死体があり、探偵は助手へ警察に古井戸の調査を依頼しろと指示した
のではないかと。
ま、いずれにせよ無理がありましたね。
ちなみに雑談スレにヒントを書いておいたの気が付きました?
解答編ありがとうございました。概ね推理…というか予想通りだったかと思います。
>隣の男湯に清掃の札をかけて入浴することを思いついた
この解答は想定していましたが、清掃中の札を不審視された場合のリスク比較や、男湯から出る場面を目撃される危険性等を考慮して
僕は「清掃中の男湯に入ったのは黒眼鏡を取った輪島(蒲田は清掃中の札を掛けて女湯に)」を本筋に起きました。
>あの時、蒲田さんは風呂から出てきたのではなく、まさに風呂に入ろうとしていた
ここも想定内でしたが、同場面で山路は蒲田の「ギョッとした表情」や「美しく長い黒髪」を確認しているわけですから
メイクの落ち具合や肌の火照り具合等から、入浴前後の判断くらいは出来ているものと考えました。
蒲田が山路の存在を忘れて女湯に…というのは幾らなんでも迂闊過ぎで、この点は想定外でした。
>朝11時の東京行きの列車に
これは不自然に思います。事件は遅くとも朝一番には発覚するわけです。深夜の目撃工作により更に早まる可能性もあります。
例え輪島の死を偽装することで「輪島の捜索」を回避出来ても、今度は「二人殺害の謎の人物」の捜索が始まるのですから
始発(朝11時)の段階で駅に手配が廻るのは当然の話で、駅に現れた「見慣れない男」は重要な容疑者となることでしょう。
よって列車逃亡説は排除し、合理性でやや上回る「山道を速やかに逃亡した(当然、事前に下見していた)」を僕の推理としました。
尚、出題内で僕が引っかかった幾つかの点について解答編で全く触れられておらず、例によってそれらは僕の考え過ぎだったようです。
某箇所に引っかかって「山路犯行説」も捨てきれたかったのですが…徒労だったようですね。(纏められたら後で)
ありがとうございました。
魅力的な謎と魅力的なリアル探偵たち!
じつに面白い問題でした!
(ここの探偵たちすげえなあw)
解答編どうもありがとう
素晴らしいトリック、プロットだと思った。感心した!
まず最初に謝っておかないといけない。
僕が79で、「謎は全て解けた」って書いてしまったのは軽率だったね。このようなほのめかしはするべきではなかった。申し訳ない。
これは自戒をこめてその他の人にも言いたいことだけど、回答前にトリックがわかったのようなほのめかしをするのはマナーとして良くないね。
僕のこの発言で、解答者が減ってしまったのだったら申し訳なかった。今後、改めるようにしたい。
解答期限経過の時は、自分の回答に自信があったものだから、なるべく後に回答しようと思ったのだけど、他に解答する者が現れず、残念だった。
おそらく、メイントリックに気が付かなかった人は、一見、無意味な伏線が多すぎて、回答をまとめるのが難しかったのだろう
いっそのこと、回答しないほうがよかったかもしれないとも思った。せっかくの良問がもったいなかったのでね
自分の解答では蒲田は純正のオカマだったということにしている。その方が回答を作成している時に、回答として面白い効果が得られると思ったこともあるが、そちらのほうが、いろいろと好都合であるとも思う。
さすがにノンケの男が女子風呂に入浴しようとするのは無理だろうし、下手すると犯罪で通報されてしまう。
純正のオカマは女湯の脱衣所に入ることはあっても(本当か?)、入浴まではしないだろうし、入浴するためには、清掃中の札を男湯に掛けるのは逆に自然なことじゃないだろうか。
ということで、長髪も地髪であって、カツラではないことにした。山路の髪を乾かした後という証言から、蒲田が実際にそのような行為をしていたということを含むと考えたということもある。
蒲田=オカマのトリックを成立させるために、入浴のエピソードは絶妙な伏線だったと思う。他に何か補強するためのアイデアがあっただろうか。オカマ特有の行動とか?女子トイレとか?
蒲田の背が高いことと、蒲田を無口にしたという設定は、トリックを成立させるためであったし、何よりも蒲田というネーミングはフェアプレイだったと思う。こんなにもあからさまな手がかりなのに難易度が高かったのは、設定が実に巧妙であったからなのだろう。
>>120
>入浴するためには、清掃中の札を男湯に掛けるのは逆に自然なことじゃないだろうか。
僕は、オカマが本当の性別がバレないように入浴する場合、清掃中の男湯と女湯の、どちらに入るのが合理的判断として優れているかを考慮しました。
女湯なら、裸のところに山路が間違って入って来ない限り、まずバレない。誰かに浴室への出入りを見られても構わない。
山荘の主人が覚えの無い「清掃中」の札を不審に思い、外から「どなたか入っていますか?」と声を掛けてきても、なんとでも言い訳が利く。
しかし男湯なら勝手が違う。出入りを見られたらアウト。脱衣所に入られるだけでアウト(※脱いだ女の服)。
外から主人に声を掛けられてもアウト。返事をしないと「誰もいないのか…」と清掃中の札を外され、他の男たちが入ってきてアウト。
容易に「なぜ女性が男湯に? もしや…」という事態になりかねないわけです。
ただし、この点をあまり突き詰めても意味はありません。
男女どちらの湯だろうと、鎌田がそこまでのリスクをかけて風呂に入ること自体、合理性が無いわけですから。
事前に「カップルなので貸し切りにして欲しい」とか「同性でも裸は恥ずかしいので入浴時間を分けて欲しい」など、一言許可を取ればいいだけの話。
今回の出題は決して悪くはないですが、トリック偏重でストーリーに若干不自然さが残った点が残念でした。 >>120
>蒲田=オカマのトリックを成立させるために、入浴のエピソードは絶妙な伏線だったと思う。
別に入浴のエピソードなど無くとも、オカマトリックは出題として成立していると僕は思います。
むしろ、あまり必要性の無いこの伏線のせいで、却って物語が不自然になった気がしますね(個人の感想です)。
元より「外部犯」や「軽戸犯人」の線は無いと言って良い状況ですから、犯行はこのカップル内で行われたと考えるのが自然。
加えて犯人が遺体の首を斬ってる時点で「犯人=女性」の線は薄いと判断出来ますから(犬神家の一族参照)、
蒲田春代は犯人だろうと被害者(首無し死体)だろうと、男性と考えるのが自然なわけです。
>蒲田というネーミングはフェアプレイだったと思う。
作者は単に「お遊び」で入れただけと思いますよ。
仮にこういう所に「ヒント」や「手掛かり」として入れたのであれば、却ってアンフェアだと思います。クイズじゃないんだから。 解答の経緯について、少し詳しく話をしよう。
これは僕のやり方なのかもしれないが、まず、カルトが犯人であると仮定して、考えることにした。作者による燻製ニシン(レッドヘリング)の可能性が高かったけど、カルトは言動からして、いかにも怪しいからね。
で、>>99 にも書いたように、下記のようなストーリーを考えた
カルトは蒲田を神社に呼びよせ、殺害
その後、輪島の部屋で輪島を殺害、のこぎりで切断
輪島の首を持って神社に行き、蒲田をのこぎりで切断
蒲田の胴体、輪島の首を古井戸の中へ
これでも筋は通っていると思う。しかし、問題文中にあるいろいろな伏線について、説明することが難しい
ここで多くの人は行き詰まったように思う
あえて、カルト犯人説を補強するための伏線を張るべきだったかもしれない
君が言うように、指紋を焼いたことのミスリーディングを誘う目的で
> 「探偵達は東京で、「男女三人組の強盗犯の捜索」をしていた、的な設定を付けたらよかったかも笑」
というのは、確かに一つのアイデアかもしれない 次に考えることとしては、輪島あるいは蒲田が犯人であるという仮定だった。
しかし、あまりにも明らかな事実として
蒲田が犯人、輪島が被害者であると仮定すると、境内の死体は男でないといけない
輪島が犯人、蒲田が被害者であると仮定すると、部屋の死体は女でないといけない
だから、これらの仮定は早々に行き詰まって打ち切られてしまう。逆にそれが盲点だった。
その後の推理の経過は前に書いた通りだ
蒲田=カマだ の線を実際に追っていけるか否かが、解答にたどり着けるかの分岐点だった
カルト犯人説では説明できなかった様々な伏線
清掃中の札の謎、指紋を焼いた謎、髪を切った謎、焼き跡の謎、荷物の謎
加えて、蒲田の背の高さ、蒲田の無口さ、輪島のサングラス
これらが蒲田=オカマの仮定で次々と解決することができたときは、驚きだったよ
このときは、ミステリーの醍醐味を十分味わせていただいた
このようにいくつもの手がかりを散りばめているのにもかかわらず、難易度が高く、迷宮入りしていてもおかしくなかった鮮やかなトリックだった。
設問に難があるとか、論理的に疑問に思える所もない。傑作だと思う
また、問題を作って出して欲しいな。期待しているよ
きっと、再び君の問題にチャレンジしたいと思っている人は僕の他にもいるだろう
>>119
>僕が79で、「謎は全て解けた」って書いてしまったのは軽率だったね。
>このようなほのめかしはするべきではなかった。
別に問題ないと思う。
推理ごっこぽくて良かったよ。
>僕のこの発言で、解答者が減ってしまったのだったら申し訳なかった。
いつもこのぐらいでしょう?
むしろ、多かった方では。
>>120
>蒲田=オカマのトリックを成立させるために、入浴のエピソードは絶妙な伏線だったと思う。
>>121
>別に入浴のエピソードなど無くとも、オカマトリックは出題として成立していると僕は思います。
そんなことはない。
このエピソードが有ったおかげで、120に指摘されるまで真相にたどり着けなかった。
ちなみに、72の軽戸の証言で占星術的手法に気が付いた。
しかし、時間を追っていくと、清掃中の札と山路の証言と死亡推定時間が、おかしなことになり、
迷宮に陥ってしまった。
もし、このエピソードが無ければ、問題自体の魅力が半減していたのではないかと思う。 皆さん、感想・意見ありがとう!!
あたたかい感想とても有り難う!
また、思考過程を書いてもらえるのも出題者心として、とても嬉しかったです!
因みに、
>蒲田が山路の存在を忘れて女湯にというのは迂闊過ぎでは?
という指摘を受けて。
まず、蒲田にとっての女装は、あくまで数日の旅行を穏便に過ごすための手段で、何があってもバレてはいけない事ではないと捉えて差し支えないと思うんです(つまり、差し迫った緊張感を持っていない)。
それを踏まえて、自分としては、ある程度の迂闊さはあるかな、と考えてました(自分だったらやりかねないと思ったので笑)が、
確かに登場人物の間抜け度を解答者は判断できないので、改良の余地がありそうです!
それで考えたのは、助手を男性ではなく少年と見まごう少女という設定にする案。
助手に山路の役割を担ってもらい、蒲田の方も性別を誤認しており、(女性の宿泊客はいないと思い)女湯を利用していた、
という話にすると良かったかななんて思いました笑(少女と旅行する探偵がキモくなりますが、、笑)
>>116
ヒント、気づきませんでした、、
どこでしょう??
良ければ、雑談スレで教えてください!
改めて、皆さんありがとうございます! 改めて問題文を読ませていたのですが
凄い。よくできていると思う。東川篤哉、米沢穂信なみの短編。
素晴らしい問題をありがとう、そしてぜひぜひまた出題してください。
【おまけ:山路犯人説(不採用とした推理)】
《1》
犯人はなぜ、焦って神社近くでカツラを処理する必要があったのか?
蒲田ではない「もう一人の登場人物」の名前に込められた作者の「サイン」は何を意味するのか?
一旦は「輪島隆犯人説(蒲田=男性)>>85-87」に到達しながらも、どうしても僕はこれらが引っかかっていました。
そこで、もう一つの線として浮かんだのが「山路透子犯人説」です。
深夜の山中でカツラを燃やせば、里の誰かに目撃される可能性もある。燃えカスだって残りかねない。
勿論そんなのは犯人の勝手なんですが、トリックの鍵であるカツラは、迂闊に現場付近で燃やすよりも、
逃走時にそのまま持ち去って、何処かで安全に処分しても良かったと思うのです。
しかし犯人はそうしなかった。そこで一つの考えが浮かびます。犯人はカツラを持ち去れない事情があったのでは?と。
犯人は宿に戻らねばならないからこそ、手元に置いておけないそれを早急に処理せねばならなかった。
そう、犯人はまだ紅葉荘に居る。 《2》
夜8時半過ぎ、女湯に向かった山路透子は、こっそりと旅館から逃げ去る輪島隆を目撃します。
輪島はちょっと名の売れた俳優で、それ故に黒眼鏡と偽名で正体を隠していました。恋人の蒲田が男性なのも、正体を偽った理由です。
輪島が蒲田に「風呂に行く」と告げた上で、取るものも取り敢えず逃げたのは、蒲田が鞄に忍ばせていた遺書やロープを見たからです。
既に別離を決めていた二人にとって、これは最後の思い出旅行だったのですが、蒲田は無理心中を決意していました。
怖れを為した輪島は、そのまま夜の列車で当地を去ります。
夜9時少し前、輪島以外の男性陣の姿を確認した上で、蒲田は男湯に「清掃中」の札を下げて入ります。勿論、輪島を殺害する為に。
しかし、男湯はもぬけの空でした。蒲田は男が去ったと悟り、失意の中、一人部屋に戻ります。
夜10時頃、山路透子は軽戸の部屋に向かう為、部屋を出ます。この行動は、実は山路(出版社)が軽戸(作家)の愛人だったからです。
昭和40年代に女が一人で山宿に?という点が気になっていた僕は、二人の職種が微妙にリンクしていることに気付きました。
そう、輪島たちがそうであったように、彼らもまた秘密の逢瀬(不倫関係)だったというわけです。
ちなみに、この宿は、そういう「訳ありカップル」御用達だったと考えられます(部屋同士の壁は厚く、隣室の声は聞こえない)。
だとすると、彼らがなぜ季節外れの7月に「紅葉荘」に集ったのか?という薄らとした疑問にも、答えが出ます。
残るもう一つのカップル、先生と弟子も当然そういうことです。
《3》
話を戻して、愛人・軽戸の部屋に向かった山路でしたが、その際に蒲田たちの部屋から不穏な呻き声を聞きます。
隣室同士と違って廊下には若干の音漏れがありました。また、視力の悪い山路は、その分、優れた聴覚が備わっていたのかもしれません。
部屋に入ると、そこには鴨居で首を吊っている蒲田の姿がありました。机には性倒錯の悩みを綴った遺書が有り、山路はそれで事情を知ります。
蒲田が部屋に鍵を掛けていなかったのは、この世に若干の未練があったからかもしれません。
蒲田はそのまま絶命しました。その時、山路はひらめきます。これは軽戸先生の新作の宣伝に使えるぞ、と。
山路は、軽戸が新作のモチーフにしている当地の伝承になぞらえて遺体の首を切断します。ノコギリは宿の作業場から調達したものです。
髪切りと指紋消去もこの時に行っています。首の切断は女性には骨の折れる作業ですが、既に首吊の際に頸骨が折れていたので比較的楽でした。
夜12時過ぎ、紅葉荘主人の野々村が床に入った後、山路はこっそり蒲田の首を持って神社に向かいます。
手元に置いておけない重要証拠のカツラと遺書なども、その際に燃やします。
夜1時頃、宿に戻った山路は、軽戸の部屋に入ります。
そこで山路は、犯人偽装と自身のアリバイ作りの為に、「先生、大鳥居に蒲田さんが居るわ。神社に行くみたい」と軽戸に話します。
そう、後に軽戸は蒲田目撃を証言していますが、これは山路の嘘に乗せられたものです。
ちなみに軽戸が自室内の探索を嫌がったのは、不倫関係にある軽戸との情交の跡を見られたくなかったからです。
《4》
脱衣所で蒲田と会ったという山路証言、これは「蒲田はあくまで女性」と印象づける為の嘘です。
なお、女湯の中で会ったことにしなかったのは、もし蒲田=男の事実が露見しても、嘘をついたとされないためです。
軽戸の新作が話題になったら、印税から慰謝料を払って妻と別れてくれるかもしれない…動機はそこら辺でしょうか。
ちなみにこの山路の犯行(遺体損壊)は、結局は露見することになります。鍵は、軽戸証言の矛盾です。
例え窓から大鳥居が見える部屋でも、それが深夜の暗闇となれば、そこに居た人物の髪型や背格好など、あの様に証言出来るものでしょうか。
軽戸が嘘の証言をしたとなれば、それをせしめた山路の犯行がバレるのは時間の問題です。
なお、作者の想定したストーリーは、最終的に山路が軽戸を殺害し、紅葉荘から逃走することで幕を閉じます。
勿論列車ではなくて、山中に辛うじて整備されているという道を。
なぜなら、作者自身が知ってか知らずか、作中に真相を仄めかす「サイン」を残しているからです。
山路透子=山路逃子
《おしまい》
問題も無いようだし、一問。
先鋭的な画風から未来を生きる男と称される画家がいた。
高い名声を得、美しい妻も手に入れた。豪邸ではないが、小さな家も建てた。
だがある時を境に、これまでの抽象画(ピカソみたいの)から写実的(写真みてーな)
な絵を描くようになった。
彼のアトリエを訪ねた友人たちは「君は自分の絵を捨てるのか?」と尋ねた。
画家は「時間が無いんだよ。僕はあの絵を完成させないとならないんだ。この絵は準備だ」
絵筆を持った右手に力を込めてカンバスに緻密な絵を描いていく。
友人はカンバスを覗き込んでみたが、描かれていたのはあまりに平凡な花瓶の絵であった。
半年後、アトリエから全く出ずに絵を描き続ける男を心配した妻が友人に相談した。
友人がアトリエを訪ねたが、鍵がかけられ中に入る事はできなかった。
扉をノックして声をかけたが、唸り声のような返事が返ってくるばかり。
鍵穴から覗いてみると、痩せた背中とリズミカルに動く左手が見えた。
「もうやめろ!思いつめ過ぎだ!」と思わず叫んだ。しかし画家は反応すらしない。
ぶち破るぞと脅してみても、妻が声をかけても無駄だった。
さらに四か月が経ち、ついには妻も出て行った。
一人残る画家を心配する妻に「君は自分の事だけ心配しなさい」とだけ言うと、
歩くのも億劫そうにアトリエへと戻っていった。
妻が出て行って間もなく一枚の絵を完成させると画家は旅立った。
画家が描いた絵とはなんでしょか?
あ、忘れてた。解答はそこまで難易度高くないから月曜日には解禁で。
開示は火曜日でお願いします。
出題ありがとう!
新年1番目ですね!
答えはこれかなって思うのがあるんですが、
根拠がないに等しいので違いそうだな、、笑
解禁まで考えてみます!
解禁、開示日共に了解です。
出題ご苦労様です。
参加します。
今のところ、五里霧中。
>>136
出題者さん
忘れてました、具体的な解禁、開示時刻の設定もお願いします! >>136
>月曜日には解禁で。
謎解きを終えて解答も書き終えたけど、アップは今夜0:00からってことで良いのかな? 時刻も必要でしたね。失礼しました。
解禁時刻はご自由にどうぞ。解けましたら、その時点で。
開示は火曜の9:30〜10:00にします。
>>135
解答します!
画家の描いた絵は「死に際の自分」と推理しました。
>絵筆を持った右手
>リズミカルに動く左手
画家の利き手は右手。なので、後述の左手の描写は、病気による痙攣だと考えました。
>画家は旅立った
亡くなったという意味。
******
「抽象画から写実画に転じた理由」「花瓶の絵の理由」が絡められてないので違うかな、、
左手の描写から「画家が他人に入れ替わっている」可能性も考えましたが、妻と会話している描写があるので、違いそうですね、、 >>135
出題、ありがとうございました。
【白痴小五郎の推理】
ピカソ的な画風(キュビズム)の抽象画家たちが高い名声を得ていた二十世紀初頭の欧州では、
同時にそれらを「退廃芸術」と呼び、その一掃を目論む者たちが勢力を拡大していました。
かの、ナチスです。
自身の所有する絵画がいずれはナチスに没収され、焼却や散逸の憂き目に遭うことを予見した画家は、
それらをナチス好みのロマン主義的な写実画で「上書き」することにより、秘匿しようと考えます。
(退廃芸術家たちは既に当局にマークされており、絵をそのままの状態で運び出したり、隠すことは困難でした)
彼は絵を描き終えると、妻の居る場所へと「旅立った(≠亡くなった)」のでした。《おしまい》
質問:画家が描いた絵とはなんでしょか?
答え:抽象画を隠す為に上書きした絵 >>144
そういう史実があるんですか!
ただ、絵画の運び出しの為の工作だとすると、
「一枚」と限定しているのは不自然な気が少ししますね、、
最後の一枚と捉えることも出来ますが、
「あの絵を完成させないと」とあるのでやはり、、
その点以外はすごくしっくりくる推理です。
自分の推理は行き詰まりです、、
抽象画から写実画に転じた理由がうまく説明できると良いのですが、、 >>145
>ただ、絵画の運び出しの為の工作だとすると、
僕は目的を「運び出しの為」と限定はしていません。
とても大きな絵、もしかしたら壁画かもしれませんが、いずれにせよ写実画で上書きすることにより
もとの抽象画を隠すことが画家の目的と推理してみました。
ちなみに利き手の変化は、僕は単に「鏡」に映った姿を見ただけと考えて重視しませんでした。
人物が入れ替わった?と錯覚させる、作者氏のトラップかなと。 >>135
受けたまんまの印象というか左手右手の記述を元にそれっぽく考えてみた
絵筆を持った右手で描かれているのは具象画
しかし、鍵穴から確認されたリズミカルに動く左手という記述から画家は左手でも絵を描くことが可能だとわかる
そして自分の絵(抽象画)を捨てるのかという発言に対し「時間が無いんだよ。僕はあの絵を完成させないとならないんだ。この絵は準備だ」
という言葉から、抽象画家としての自らの生命が長くないこと、それはおそらく左手を使える期間が残り少ないことが推察できる
アトリエにこもった画家が左手を動かし抽象画を描く、そして右手で描かれた具象画である花瓶は下準備であったこと
以上のことから、画家が描いた絵は左手により描かれた抽象画と右手により描かれた具象画を合わせた半抽象絵画 解答開示は夜の9:30-10:00ですかね?
まだ、2人解答が済んでない方がいるようなので良かったです。
>>146
なるほど、特定の一枚を、ということですね!
「鏡」を使ったトリックですか!
その場合、鏡は絵を描いている画家の背後にあったということですかね? 書き忘れてました。明けましておめでとうですー。
解答は明日の午前9:30〜10:00でお願いします。
愚問にお付き合い下さり、ご回答してくださった方、ご回答予定の方に多大なる
感謝を。
みなさん面白い推理しますねー。作者すら凌駕する歴史的なミステリーにも。
正解者がいるかどうかまで書くと冷めるので控えますが、なかなかいいポイントは
突かれていると思います。
ヒントというほどではないので、こちらに書きますが
手掛かりは6つ、厳密に言えば7つ。推理するポイントは3つ。
です。
今回も、正解からは遠そうだが一応、書いて置こう。
>手掛かりは6つ、厳密に言えば7つ。推理するポイントは3つ。
全然、解らない。
最初に思いついた内容。
画家は二人で一人。
コロンボの構想の死角的な感じ。
左利きの真画家の方が病気で書けなくなる、右利きの偽画家、頑張る。
偽画家の妻出ていく。真画家、持ち直す。最後の作品にかかる。
真画家の妻出ていく。作品完成。真画家、どこかへ(含む天国)旅立つ。
これだと書いた絵が何か解らない。
二番目に思いついた内容。
画家は右利き。
左手で、頑張って、”絵を描いている右手と書かれている絵”を、作品とした。
いまいち。
三番目に思いついた内容。
ここからは、今日このスレを見てから思いついたもの。
画家はパーキンソン病に罹っていた。
頑張って、最後の作品を作成。
いまいち。
四番目に思いついた内容。
画家は精神病を患っていた。
”先鋭的な画風”では無く狂気から生み出された幻を書いていた。
しかし、薬を飲んで、現実を見れるようになる。
作品、売れなくなり貧乏に。そして、離婚。
画家は薬の副作用でヘロヘロに。
画家が描いた絵は”現実”。
五番目に思いついた内容。
白痴君のを読んで思いついた。
これも、いまいちなのだが、今回の中では気に入った答えと言う事で。
白痴君風にまとめてみた。
白痴君の答えと、昨年のトピックを合わせて、それらしくしてみた。
ハン・フォン・メーヘレンと言うが画家いた。
画家と言うよりは贋作者としての方が有名で、
ナチスの高官にフェルメールの贋作を売りつけた男だ。
ナチス相手に商売して儲ける画家や画商がいる一方、
マックス・エルンストや、パウル・クレーや、エミール・ノルデ等、
退廃芸術家の烙印を押され押され弾圧される画家もいた。
未来を生きる男と称されたその画家も退廃芸術家の烙印を押された一人だった。
彼の作品はナチスによって尽く焼かれ、彼の名も忘れ去られ、存在自体が歴史の闇に葬り去られた。
しかし、男は他の画家たちと違っていた、彼なりの方法でナチスに対する復讐を試みたのだ。
彼は贋作を作ってナチスに売りつけ、利益を得ると同時にメンツを潰す計画を立てた。
ドイツ国内での活動が難しくなった画家は、ドイツ語を話すものも多い隣国オランダへと逃れた。
計画に基づき、まず写実的な絵画を極めた。
同時にメーヘレンの知己となり、贋作のノウハウを学んだ。
しかし、同時に妻や友人にも秘密ができ、アトリエには誰も入れることができなくなった。
妻と別居したのはそんな時だった。
作品が完成する間近の1940年、ドイツがオランダに侵攻してくる。
別居してもなお画家を心配し続ける妻に亡命を促した。
妻が亡命して間もなく一枚の贋作を完成させると、
メーヘレンの仲間の画商に手渡し、画家はイギリスへと旅立った。
画家は、イギリスで、画商から売買成立の手紙と共に小切を受け取った。
画家の復讐はここに成ったのだった。
1945年ドイツは降伏した。
同年、メーヘレンは、ナチス・ドイツにフェルメール作品を売った罪で逮捕され、
贋作であることを告白した。
1947年メーヘレン死亡。
195X年画家の贋作は、本物としてオークションに出品された。
しかし、元画家本人の内密の指摘により、複製とされ、はした金で彼の元に戻ることになった。
199X年、元画家、死去。贋作の代金は彼に幸福な余生をもたらした。
彼の名を知ることはできない。
しかし、作品の名前を知ることはできる。
そして、何が描かれているのかも知ることができる。
そこには、長髪で青衣の男と水晶玉が描かれているのだ。
白痴君の推理に乗って、以下のように考えてみた
自分の絵に上書きするよりはキャンバスの裏に別の絵を描き、額に嵌める方が絵の隠匿法として自然ではないか、というのが一点
鍵穴から覗いて見えた鏡像について
画家が自分の後ろ姿を鏡に映していたということは
画家の正面にももう一枚、別の鏡を置いて自分の後ろ姿を描いていたことを暗示している
つまり、画家は「キャンバスに新たな絵を描く自分の姿」を描写した絵を一枚、描くことにより、アトリエに残された絵に隠された秘密を、メッセージとして遺したのだ
>>148
>その場合、鏡は絵を描いている画家の背後にあったということですかね?
僕はそう推理しました。もし鍵穴から見えたのが「左手」と「顔」なら、自画像の線を最有力としたでしょう。
>>152
もう一つの有力な説として、僕も「ナチスを騙す為のフェルメールの贋作」という線を考えてはいましたが、
今回は画家の行動が絵を描き終えただけで完了していること(一枚の絵を完成させると画家は旅立った)を考慮し、最終的に推理から除外しました。
但し正解がその線で、「あまりに平凡な花瓶の絵」が実はフェルメール作品の一部ということはあるかもしれません。 >>154
>キャンバスの裏に別の絵を描き、額に嵌める方が絵の隠匿法として自然ではないか
そのようなオチの小説もあった気がしますが、今回は画家のアトリエにある絵ということなので
展示用に額装や裏張りが為されている状態はイメージせず、
単に「上書き(直接上書き/キャンバスの上にもう一枚キャンバスを貼って上書き)」と推理してみました。 回答いただいたみなさんに多大なる感謝を。
解答を超えて推理されているので、解答を示すのが恥ずかしくなっているのですが
どぞです。
人生最良のニュースと人生最悪のニュースは時に同時にやってくるものだ。
画家が妻から人生最良のニュースを聞いたその数日後、残酷な人生最悪のニュースを
聞いた。
彼に残された時間は少ない。自分に何ができるのだろうか?
私は画家だ。もしも残すなら絵がいい。そしてそれは彼に伝わるものでなければならない。
不慣れな写実画に取り組んだ。最初は花瓶や静物を。
友人たちは彼らしくない絵を見て嘲笑した。しかし構わない。なぜならこの絵は売る
為の物ではない。たった一人の為に描く絵だ。
絵の完成には10か月を要した。次第に体は衰え、力を失っていく。
鏡を使って描いていたが、容貌の変化は否めない。想像で描くしかなくなった。
妻は最期まで共に居たいと望んだが、そろそろ彼女は出産の準備をしなければなるまい。
「自分の体の事だけ心配しなさい」
彼はそう言うと、アトリエに戻った。おそらく我が子には会えないと覚悟して。
――――
「お父さんってどんな人だったの?何をしていた人なの?」
成長し、質問が増えてきた息子に母は一枚の絵を示した。
そこには微笑みを讃え、いかにも画家然とした彼がいた。
「お父さんは立派な画家。そしてこれがお父さん」
ある点について問題になる可能性があるので補足します。
花瓶については、白痴君が指摘した通りミスリードです。
このルートから答えを導きだそうとすると、右手と左手の問題から画家が2人いたのではないか?という回答へ至ります。
しかし、最後に妻と画家は顔をあわせて会話していますので、このルートでは解答に行き着けないのです。
絵の上に重ねたってのは、そもそも思いつきもしなかったので焦ってます。
解答編をありがとうございました。
>一人残る画家を心配する妻に「君は自分の事だけ心配しなさい」とだけ言うと
の部分から、妊娠の線は早々に排除していました。
妊娠発覚(1〜3ヶ月後)から「10ヶ月後(半年後+四か月)」だと、
通常は既に出産しているはずと考えたので、それなら「自分の事だけ」とは言わないだろうと。
推理は十分に楽しめましたので、これはクレームってことではありません。
またの出題を楽しみにしています。
出産の事はくわしくないので、10カ月ぐらいしか知識がないんだよ。
だいたい10か月+αしか。
解答ありがとうございました。
>>155
>もう一つの有力な説として、僕も「ナチスを騙す為のフェルメールの贋作」という線を考えてはいましたが、
これからの話は、すべて贋作、前提なんでよろしく。
"フェルメールの贋作"とするためには、”リズミカルに動く左手”の説明が必要。
メーヘレンであれば、アル中だったらしいので、震えととれば大丈夫だが、
メーヘレンは”古典派の具象画こそ芸術であるとの持論を持っていた。”とのことなので、
問題の作家としては失格だった。
問題の作家であるためには、パーキンソン病や老齢等による震えが必要だった。
さもなくば本物の作品の作者が左利きであることが必要だった。 雑談スレで手掛かりについて書いて欲しいとの事なので、補足として
・冒頭の未来を生きる男
これは暗示として書きましたので省いてもよいのですが、文字通り未来を生きる男
となったという意味で
・画家が友人に言った時間が無いという言葉
時間が無いとはなにか?納期ならば、その旨書きますが記述していません。
時限があるものの推理のきっかけとしていれました。
・左手と右手
右手は部屋に入ってしっかりと確認していますが、左手は鍵穴のわずかな隙間から
のぞいた映像です。鏡像である可能性を推理して頂ければ。
・半年と4カ月という分け方
白痴君に論破されましたが、あわせて10か月であると考えると妻の妊娠が見えるかと
・画家の肉体の変化
最初は肉体について記述していません。6か月後は痩せた背中とリズミカルに動く左手
そして4か月後に歩くのも億劫そうに。
・最後の妻の態度と妻にかけた言葉
愛想をつかしたなら妻はなぜ画家を心配したか?自分の体の事だけを心配しろという言葉。
・旅立った
文字通り旅に出たととる事も出来ますが、旅立ったのもう一つの意味に気が付けば。
他にもちょこちょこありますが、大きな部分はこの7つ。
白痴君に論破された部分が大きなとこなので、なんかすいません。
3行3問ショートショート合間の推理〜。次の問題までのおひまつぶしにどうぞ。
地下深くにある研究所。最愛の妻であり天才研究者の彼女が殺されてしまった。
防衛システムは完璧で誰も入り込むことは不可能、他の研究者は誰もいないという
あり得ない状況での殺人。
Q:犯人は誰か?
ある邸宅でその家の主人が撲殺された。しかし肝心の凶器が見つからない。
ゴルフなどの趣味はなく、小銭を貯めて銀行にもっていくのが趣味というケチな男。
警察に協力を求められた探偵は、暖炉に残された布の燃えカスを見て微笑んだ。
Q:さて凶器とはなんだったのか?
昔、お福という女性がいた。彼女には許嫁がいたのだが、他の男を好きになった。
呉服屋の大旦那である父親は激怒。お福と男を遭わせないよう眼を光らせるように。
しかし、しばらくして彼女と男は駆け落ちした。
Q:お福と男はどうやって父親の目をかいくぐったのか?
出題ありがとうございます
最初の二つは一応の見当はつくのですが
三問目は答えが色々ありそうでちょっと迷走してます
暇つぶし用なので、気軽にどぞです。
三問目は、答えがいくつも出てきそうですが、ある点を指摘した上でならどんな答え
でも問題ないんです。何を用いたか?ではなく、何故用いる事ができたのか?が重要なので。
では、第3問目にチャレンジ
お福と許嫁は携帯電話で連絡を取り合った
出題ありがとうございます 。
三問目は、難物だな。
ところで、解禁日時って、いつ?
1.
研究者以外の何者か(他の研究者は誰もいない、研究者以外はいる)
2.
布に包んだ小銭
3.
A案.
大旦那の目を瞑らせた(目つながりで)
B案.
長文
>Q:お福と男はどうやって父親の目をかいくぐったのか?
>三問目は、ある点を指摘した上でならどんな答えでも問題ないんです。
>何を用いたか?ではなく、何故用いる事ができたのか?
”何故用いる事ができたのか?”に注目すると、大旦那の子供は男の方だった。
お福は呉服屋の針子だった。仕立てた服の袖にでも文を隠していたのでしょう。
と言う事でA案で。
出題ありがとうございます!
1,第一発見者が犯人
妻が死んだことを知るには誰かが外から開けて発見したということなので、その人物が犯人。
2,>>170さんと一緒
3は考え中、、、 じゃあ明日にでも解禁します。
おそらく次の出題もそろそろだと思いますので。
>>172
「解禁」とは解答開示のことですよね?
解答開示は出題希望の方が出てからでも良いかなと個人的には思うのですが、どうでしょう?
あ、他の方の意見もあると思うので、それにもよるのですが、、 次の出題が出るまでのヒマつぶしになったらと思っただけなので、希望の方が
決めてくれてもいいですよ。
>>165
【1】
Q:犯人は誰か?
A:愛夫弁当に毒を仕込んだ夫
【2】
キ林:簡単ですよ。凶器は「硬貨入りの布袋(ブラックジャック)」です。
使用後は硬貨を取り出して、布の袋だけ暖炉で燃やしたんでしょうね。自分の汗など、痕跡が残っている可能性を考慮して。
白痴:ははは、では聞こうか。そんな注意深い犯人が、なぜ「布の燃えカス」を残すんだい? ちゃんと灰にしないで。
キ林:え?(また、面倒くさいことを…)
白痴:犯人はそれが「凶器」ではないからこそ、それが燃え残っても重用視しなかったんだよ。
キ林:では、あの「布の燃えカス」は何なんですか?
白痴:犯人は暖炉に火をつける為に、有り合わせの布で種火を作った。「布の燃えカス」は、その残りと僕は推理するね。
キ林:では、犯人は…寒がり?
白痴:違う違うw 犯人はやはり自分の痕跡が残っている可能性のある凶器を、暖炉で燃やしたんだよ。
キ林:でも、それらしいものは何も…
白痴:いや、見えているのに気付かないだけさ。暖炉の中にあって、当たり前だからね。
Q:さて凶器とはなんだったのか?
A:薪(暖炉の中で既に燃え尽きて灰になった薪)
【3】
ポイントは、敢えて「遭わせない」としている点。
もしも娘の心変わりが「男(許嫁)」に悟られたら、家同士の許嫁の取り決めが破綻しかねない。
それ故に大旦那は、何よりも娘と「男(許嫁)」を、偶然にも「遭わせない(≠会わせない)」よう、眼を光らせていた。
しかし、「お福」と「男(他の男)」が密かに連絡を取り合い、駆け落ちを目論んでいるとまでは思わず、その点の注意は疎かだった。
Q:お福と男はどうやって父親の目をかいくぐったのか?
A:大旦那がもっぱら「許嫁」の動向を気に掛けていたので、その目を盗んで被衣姿に正体を隠し、まんまと駆け落ちに成功した。
(呉服屋には被衣姿の女性客が多く出入りしていた) 書き忘れましたが、出題ありがとうございました。おまけで僕の拙論の補足と解説。
【1】
「防衛システムは完璧」:外部から施設のシステムを弄ることは不可能と推測(酸欠死等の可能性を排除)
「あり得ない状況」:第三者が直接的に犯行に関与し得る状況では無かったと推測
「犯人は誰か?」:犯人は特定可能な人物と推測
総合して「夫に拠る毒殺」と推理
【2】
ブラックジャックでは暇つぶしにならないので、ハズレ覚悟で斜め読み推理
【3】
男1:大旦那の認める「許嫁の男」(大旦那が娘と「遭わせない」ように眼を光らせていたのはこの男)
男2:お福が好きになった「他の男」(大旦那はそれが誰か分かっていない?)
男3:お福が駆け落ちした「他の男」(呉服店の奉公人?)
大旦那の目を盗んでの駆け落ちは「男2=男3」であっても可能でしょうが、出題者は恐らくこの「三人の男」を想定していたと思います。
ヒマつぶし用もなかなか楽しんでいただけているようで良かったです。
ご参加いただいたみなさんに多大なる感謝を。
1と2については、概ね正解が出ていますので、先に解答を。
1
ミステリー知識クイズ的な側面もあるので、答えを二つ用意しました。一つは正答、もう一つはクイズなのでおまけ。A答とB答と分けました。おまけの方はヒントが
少なすぎるので答えが出なくても問題ないです。
なのでこの問題にはA答とB答を。
A答:白痴君の答えです。夫が渡した飲食物の中にあらかじめ毒物が仕込まれていた。あり得ない状況での殺人と銘打っているので人間以外で研究所に入り込めるの
は飲食物、そして登場人物は2人。犯人は誰か?と問うているので、答えは語り手である夫。
B答:やっかいなネーミングセンスで有名なミステリー作家のオマージュ。誰も入
り込めない状況下の殺人ですから、中にいる人間が犯人です。しかし研究者でもか
といって第三者でもない。では誰か?彼女が研究所内で出産し、育てた息子です。
夫がいる設定なので、作品を知っていれば状況だけであーあれかってなる問題。こ
こは単なるミステリークイズなので、おまけな答え。
2
ブラックジャックでは暇つぶしにならないという結果になりました。こちらもオマ
ージュです。フジテレビの人気シリーズで使われたネタまんまです。
>>165,178
問題1、2の解答をありがとうございました。
問題3が正解に至っていなかったようなので再チャレンジです。
【3】
昔、お福という女性がいた。
彼女には許嫁(男1)がいたのだが、他の男(男2)を好きになった。
呉服屋の大旦那である父親(お福の父親)は激怒。
お福と男(=男性全般)を遭わせないよう眼を光らせるように。
しかし、しばらくして彼女(お福)と男(男2)は駆け落ちした。
Q:お福と男はどうやって父親の目をかいくぐったのか?
A:男が女物の服で「女装」した(お福の父親は、娘が「男」と遭うことばかりに眼を光らせていた)
作中に込められていたヒント:お福=お服 問題でないねー。ということで3番目も解禁で。
昔、お福という女性がいた。彼女には許嫁がいたのだが、他の男を好きになった。
お福が好きになった。とは書いていません。許嫁がいたのだが、他の男をという
表現はこうもとれます。お福ではなく、許嫁が他の男を好きになった。
呉服屋の大旦那である父親は激怒。お福と男を遭わせないよう眼を光らせるように。
遭うという言葉は、そのまま会うといった意味合いの他にもう一つ意味があります。
そういう目に遭わないように注意する。という意味です。遭難などで使われるのは
この為。父親は、娘が男色のある男とばったり出くわして傷つかないように
注意していたという意味。
しかし、しばらくして彼女と男は駆け落ちした。
Q:お福と男はどうやって父親の目をかいくぐったのか?
父親が目を光らせていたのは許嫁ですから、そりゃ他の男は特には。
電話案、服の袖という案、女装案、いずれも面白いですが確実ではないのです。
父親の目をかいくぐる方法は、男という表現をどこまでうまく使えるか。
パズル的な要素があるので、推理脳のみなさん苦戦されてしまいましたね。
ということで、みなさんご回答感謝でした。
ご批判・御苦情は暇つぶし問題という事で、ご勘弁。
解答ありがとうございました。
またの、出題をお待ちしています。
「孤独な被害者のお話」
ある男が20階建てマンションの真下で死亡しているのが発見された。マンションの
屋上には男の靴がそろって置かれていたが、遺書の類はなかった。
男は足に重度の障害を負っていた。マンションにはエレベーターが設置されていな
かったため、男が屋上から飛び降りて自殺した可能性について疑問符がつく。
警察は他殺の可能性もあると考え、捜査をはじめた。
男は、引きこもりの男性で障害者年金で細々と暮らしており、恋人はおろか親しい
友人もおらず、両親は遠く離れた他県に住んでいる。
また、これまで何度も自殺未遂を繰り返しており、精神科への通院履歴のある男
であると分かった。
唯一彼と接点のある精神科の医師が殺害した可能性が考えられたが、事件当日には
女性と食事していたというアリバイがあり、犯人ではない。
警察は自殺以外には考えられないと判断した。
しかしこの事件、問題なのだから当然犯人がいる。
友人もいない引きこもりの男、彼を殺すほどの動機のある人間は誰か?
ふざけたマネするな!他人の問題を勝手に転載するな!
てめえで出したかったらてめえでですわ!
消せ!
この問題は、論破された事が悔しくてバカが勝手に転載したものです。かかわらないでください。調子に乗るだけです。
うーん。これは、ER(救急救命)の医者が犯人で、動機は、何度助けても現れる男に殺意を持った。ということかな?
>>190
>警察は自殺以外には考えられないと判断した。
>しかしこの事件、問題なのだから当然犯人がいる。
警察が自殺と断定したものを、”当然犯人がいる。”と言いきれるのは誰か。