栞子「あなたはどの子とも付き合える適正はありません」
栞子「以上」
俺「ちょwwwww」
俺「勝手に話おわらせないでYO」
俺「モブも入れたらざっくり50人ぐらいいるんだし、一人ぐらいイケるっしょw」
栞子(クソデカため息)
栞子「では、あなたの適正のなさについて教えてあげましょう」
栞子「率直に聞きますが、あなたはセックスが好きですか?」
俺「えっっっっ?」
俺「はっっっっっ?」
栞子「どうしたんです、そんなに顔を真赤にさせて」
栞子「質問に答えていただけますか」
俺「だ、だって栞子ちゃんがそんなこというなんて」
栞子「意外でしたか?」
俺「女の子は、そ、そんなこと口にしちゃだめでしょ」
栞子「ひょっとしてあなたは童貞ですか?」
俺「・・・・・・」ドキッ
俺「人並みには」
栞子「嘘ですね」
栞子「ではファーストキスは?」
栞子「初めてお手々をつないだのは?」
俺「小学校高学年」
栞子「これでわかったようなものでしょう、あなたはスクールアイドルとはおろか、女の子と付き合える適正はありません」
栞子「死んで」
俺「べ、別に過去の経験なんて関係ないだろ!」
俺「大事なのは、今その子を愛せるかどうかなんだから」
栞子「口ぶりは大層立派ですが」
栞子「女の子は優しくされたいものなんです」
栞子「恋愛経験の乏しいあなたに、女の子の気持ちを読み取って、優しくしてあげることが、果たして可能なのでしょうか?」
栞子「なんとかいいところを見せつけようと空回りするだけでは?」
栞子「聞いてもいない話を一方的にしてきたり、女の子相手にマウント取るようなことをしてきたり」
俺「心当たりがないでもないけど、本当に好きな相手だったらそんなことしないよ!」
栞子「そうですか」
栞子「百歩譲ってそうだったとしましょう」
栞子「そこで最初の質問に戻ります」
栞子「セックスは好きですか?」
俺「(多分)好きだよ」
俺「(彼女ができたら)毎晩朝までやりまくる(想定)」
栞子「それは結構なことです」
栞子「百歩譲って童貞じゃなかったとしましょう」
俺「どうていじゃないけど?」
栞子「あなたには相手を満足できるだけの豪胆さが備わっているのでしょうか?」
俺「・・・・・・そりゃあ、そうなんじゃないの」
栞子「考えてみてください、相手はスクールアイドルなのですよ」
栞子「あなたのようなヒョロガリオタクに果たして性のパートナーが務まるのでしょうか?」
栞子「スクールアイドルのフィジカルはすごいです」
栞子「普通の女の子とは違います」
栞子「あなたは毎日のように坂道をなん往復もランニングできますか?」
栞子「あなたは怠けず、毎日のストレッチを続けるだけの気力がありますか?」
栞子「あなたは何時間も声を張り上げ、手足を奮って舞い踊るだけの力がありますか?」
栞子「汗だくになって、倒れたい気持ちを抑え込んでも立ち上がり、頑張ることが出来ますか?」
俺「・・・・・・」
栞子「無理でしょうね、あなたには」
栞子「恋愛関係においてセックスは重要な要素ですから」
栞子「仮にあなたは大変穏やかな性格の持ち主で、一緒にいて安心するタイプだったとしましょう」
栞子「一緒にお手てつないでショッピングモールのコーヒーのマズいファミレスでデートしているときに、ちょっとした幸せを与えられる人間だったとしましょう」
栞子「そんなたいそうな人間性の持ち主であったとしても、性的に満足させられなければ、見放されるのです」
栞子「『え、この人もう終わりなん? ウチ全然満足できへんよ?』」
栞子「スクールアイドルたちのそんな悲鳴が聞こえてきませんか?」
栞子「『いい人なのに、この人じゃ満たされないちゅん・・・』」
俺(ブルブルガタガタ)
栞子「だったら、スクールアイドルの女の子はもっと魅力的な男性にときめくと思いませんか?」
栞子「優しくて、女の子の扱いに長けていて、セックスの上手な男性に」
栞子「さて、考えてみてください」
栞子「スクールアイドルの女の子は全国的に知名度が高いです」
栞子「そんな女の子に釣り合う男の子はどんな人達でしょうか?」
栞子「注目を浴びている学生スポーツ選手や、スラリとしてオシャレなモデルの男の子、人気のYouTuber・・・」
俺「YouTuberの話はするなッ!!!」
栞子「好むと好まざるとにかかわらず、人気のある女の子は人気のある男の子と惹かれ合うものなのですよ」
俺が言われてるわけじゃないから…俺くんが言われてるだけだから…
栞子「さて、以上がスクールアイドルと付き合う適正の話でした」
栞子「あなたには適正がかけらもないことがわかっていただけましたか?」
栞子「引きこもり気味で、5ちゃんで人の悪い噂を貪るように読み、ツイッターでエッチな画像を漁っている、男として底辺に位置するあなたにはスクールアイドルは過ぎた存在なのです」
栞子「YouTuberにあなたの推しが抱かれているところを想像しつつ、理想を抱いて溺死してください」
俺「やめてくれよ・・・」
栞子「・・・・・・」
栞子「話は以上です」
栞子「では、私は歩夢さんと約束があるので」
俺「ま・・・・待って」
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああ止めろ
栞子「おや」
栞子「俺くんさんはこの後に及んでまだ言いたいことがあるのですか?」
栞子「冥土の土産に聞いて差し上げます。さあ、話して下さい」
俺「おれ、頑張るから・・・イケメンにはなれなくても・・・ムキムキのマッチョマンになれるよう頑張るから」
栞子「筋肉をつければいいという話ではありませんよ」
栞子「よくいますよね。見かけの筋肉だけせっせと鍛えて、運動させてみればすぐに息きれる人」
栞子「そんなマッチョマン、せいぜいツイッターで自慢しているうちが華で、すぐに化けの皮が剥がれ、女の子から見捨てられるでしょう」
俺「うううう・・・」
俺「俺、それでもいいから」
俺「一瞬でもいいから、彼女たちの気を引きたいんだよ」
栞子「・・・・・・・」
俺「腕立ても、腹筋も、スクワットも、毎日百回やる・・・」
俺「たしかに俺は最底辺の男だが・・・」
俺「それぐらいのことはして」
俺「スクールアイドルの子からちょっと笑いかけてもらえるだけでいい」
俺「そう思ったよ」
栞子「はあ・・・」
栞子「自分がどれだけバカバカしいことを言っているか自覚はありますか?」
俺「・・・・・・・」
俺「俺も言ってて肌寒くなってきたんだけど」
俺「それでもなんだかやる気が湧いて出てきたんだよ」
俺「腕立て、腹筋、スクワット、今からやる」
栞子「・・・・・・どうぞ、ご勝手に」
栞子(私は今、一つの適正を見出しました)
栞子(スクールアイドルはそもそも、ひとに勇気や元気をあたえるための活動)
栞子(もし、俺くんが・・・リミッター外れるぐらいに頑張って変身を遂げたら・・・)
栞子(もし、私達が逆に勇気や元気をもらってしまうような頑張りを見せるような人だったりしたら・・・)
栞子(特に、私はまだまだ駆け出しのスクールアイドル)
栞子(そんな俺くんの頑張る姿に勇気づけられたりしたのなら・・・)
栞子(恋に落ちてしまうかもしれません///)ポッ
俺「ふっ! ふっ! ふっ! ふっ! ふっ! ふっ! ふっ! ふげっ」
俺「ふっ! ふっ! ふっ! ふっ! ふっ! ふっ! ふっ! ふげっ」
終わり
有言実行できる分俺くんは口ばっかの栞子よりは上等だぞ
どうしても栞子ちゃんに罵倒されたかった
罵倒愛好家じゃないニキたちスマンコ
マジで5ちゃんで人の悪口読み漁ってるやつなら間違いなく数分後にやめる
>>37
っていうかここでは言い返さずにネットに栞子の悪口書いて終わりだよね