◎正当な理由による書き込みの削除について: 生島英之とみられる方へ:
みもりんスペシャル「三十路探偵・みもりんの事件簿M XVII」ドキッ!丸ごと百合!レズビアンだらけの温泉旅館 コロシもあるよ![字][解][デ] ->画像>2枚
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みも宅
みも「くっすん、落ち着いて聞いてね」
みも「実は私……南條さんと付き合ってるの!」
みも「…………」
じょる「なにをしとる」
みも「あ、南條さん。いやぁ、ちょっとカミングアウトの練習をしようと思って」
じょる「その練習意味あるの?」
みも「ありますよ! たぶん……」
じょる「あんまりぐずぐずしてると私が言いに行っちゃうよ?」
みも「それはダメです! ちゃんと私から伝えたいんですから」
じょる「だったらそんなバカなことしてないでとっとと話しなさい」
みも「むぅ……」
じょる「返事は?」
みも「……わかりました」
翌日 くす宅
みも「あのね、くっすん。今日はその……」
くす「……?」
みも「えっと、なんというか……いい天気だね!」
くす「え? ああ、うん。ピーカンだね」
みも「こう天気がいいと晴れやかな気分になるよねっ」
くす「……探偵なんか変じゃない?」
みも「そ、そんなことないよぉ。すっごく普通だよぉ?」
くす「じゃあなにしにうちに来たの? 話があるとか言ってなかったっけ?」
みも「話……話ね。うーんと……あのぉ……」
くす「あ、そうだ。こないだ商店街の福引でこんなの当たったんだ〜」スッ
みも「ん? なにそれ……宿泊券?」
くす「うん、温泉旅館の。今度なんちゃん警部補と3人で行こうよ」
みも「……そうだね! 行こう行こう!」
数日後 町中・車内
みも「南條さん南條さん、街ですよ街! 長野にもこんなとこあるんですねー」
じょる「なんで街がないと思った。今までも通過はしてただろ」
みも「そうでしたっけ?」
じょる「みもちゃんさぁ……」
くす「まあ私たちってこっち来るといっつも山ばっか行ってたもんね」
みも「うんうん、街がないって思ってもしょうがないよね!」
じょる「なんだかな〜」
ポーン
ナビ『目的地周辺です』
くす「お、着いたかな?」
みも「……普通の住宅地にしか見えないんだけど」
じょる「いや、あそこに看板がある。『縦田温泉入口』って」
みも「ほんとだ……聞いたことない温泉ですね」
くす「えっと、私たちが泊まる宿はあっちかな?」
宿
みも「たのもー!」
じょる「おい」
えみ『はいはーい、いらっしゃーい!』
くす「んん? 姿が見えない」
タッタッタッ……
えみ「ごめんなさいばたばたしてて。すぐお部屋に案内するでね」
客室
えみ「ごゆっくりどうぞ」
スー……トンッ
みも「ふむ……まあまあの宿ですね」
じょる「まだ来たばっかりなのになにがわかる」
みも「そうなんですけど、なんかここ見覚えがあるんですよ」
じょる「ふーん。たぶんデジャヴだよ、気のせい」
みも「……ですよね! あっ、それよりこの辺観光スポットもあるみたいだし、明日行ってみます?」
じょる「そうだねぇ……」
みも「くっすんはどっか行きたいとこある? サリン撒かれた現場とか行く?」
くす「おトイレ……」
みも「へ? トイレ?」
くす「さっきから我慢してて……えへへ」
みも「なら漏らす前にとっとと行きなよ」
くす「うん、行ってくるね」
みも「行っといれ〜」
スタスタ……
みも「じゃあ南條さんはどっか行きたいとこ――」
じょる「みもちゃん」
みも「ん、なんですか?」
じょる「私このあとくっすんに話すからね」
みも「話すってなにを?」
じょる「私たちが付き合ってるってこと」
みも「えっ? な、なんで!?」
じょる「だってみもちゃん話す気ないんでしょ? こないだだって――」
みも「あ、あの時はくっすんが旅行の話をしてきたせいで――」
じょる「言い訳はいらん。くっすんが戻ってきたらすぐ話すから」
みも「待ってくださいよ! ほんとのほんとに私からちゃんと話しますって!」
じょる「その台詞はもう聞き飽きたよ」
みも「絶対言っちゃダメですからね!?」
じょる「やーだ、絶対言う」
みも「南條さんっ!」
スーッ
くす「どうしたの? なんか騒がしいけど」
じょる「あ、くっすん。実は私たち――」
みも「ちょっと!」
『キャアアァァーー!!』
くす「あれ? なんか今悲鳴が聞こえたような……」
みも「これは事件の匂い……行きますよ南條さん!」タッタッタッ……
じょる「あーもう! タイミング最悪すぎるだろ……」スタスタ……
浴場
ぱい「なんで……どうして……」
バーン!
みも「なにがあったの!?」
りぴ「お、温泉で人が……」
みも「あっ!」
タッタッタッ
みも「どれどれ……」ニギッ
じょる「はぁ、いつものパターン……」
みも「南條さん、この人レズです!」
じょる「いや、まずは生死の確認をしようよ」
くす「わ〜、また事件かぁ……ん?」クンクン
みも「あー、これもう死んでますね。とりあえず湯船から出します?」
じょる「そのままにしといて。警察呼ぶから」
みも「はーい。そんじゃみんな現場から離れてねー」
10分後
うち「で、第一発見者は誰だだ?」
りぴ「私たちだけど……」
うち「被害者との面識は?」
りぴ「さあ? 知らない人だよね、ぱいるちゃん?」
ぱい「え……あの……」
そら「もしかして知り合い?」
うち「どういう知り合いだだ?」
ぱい「そ、それは……」
みも「たぶん恋人とかじゃないかな? これ被害者のスマホなんだけど……」スッ
そら「あっ、この写真! 被害者と写ってるのって……」
ぱい「あ……」
りぴ「ど、どういうこと? まさか二股かけてたの!?」
ぱい「ち、違うよ! りっぴーの前に付き合ってた子だよ!」
みも「つまり……元カノ?」
ぱい「そう!」
うち「ちょっと待った!」
みも「あれ、どしたの?」
うち「勝手に話に入ってきたお前は誰だだ?」
みも「私? 私は名探偵のみもりんだけど……」
うち「探偵〜?」
じょる「ちょっとみもちゃん、なーにやっとる」
みも「なにって捜査協力ですけど」
うち「そっちは誰?」
じょる「あぁ、私はこういうもんだよ」スッ
うち「ん……? えっ、東京の刑事さんがどうして?」
じょる「たまたまここに泊まっててね」
くす「探偵ー!」
みも「おかえり、くっすん。どうだった?」
くす「探してみたんだけど、それらしい機器は見つからなかったよ」
うち「探したって、なにを?」
みも「このSDカードをなにに使ってたのか気になって」
そら「それは?」
みも「被害者の服のポケットに入ってたの」
うち「なんで勝手に証拠品持ってってるだ!」パシッ
みも「あっ、返してよ!」
うち「これは警察で調べるで部外者は引っ込んだ引っ込んだ」
みも「ちぇっ、ドロボー……」ボソッ
うち「あ? 泥棒はそっちずらっ!!」
みも「ひっ! ご、ごめんなさい……」
うち「じゃあこのあと話聞かしてもらうで、おとなしく待ってり」
スタスタ……
みも「はあ〜、あの刑事怒りっぽいなー」
じょる「あのねぇ、あんなふざけたことして怒らない人なんかいるわけないでしょ?」
みも「よーし、こうなったら私が事件を見事に解決してあの刑事を見返してやるしかないですね!」
じょる「えぇ〜……」
広間
うち「防犯カメラの映像を調べた結果、この宿に出入りする不審な人物は見当たりませんでした」
うち「つまり犯人は……この宿の中にいる」
一同「…………」
じょる「犯人がいるってことは殺しなの?」
うち「被害者の後頭部に殴られたような痕があったで、その可能性は十分あります」
そら「というわけでここ2時間、どこでなにをしていたか教えてほしいんだけど……」
みも「やっぱりここは第一発見者兼元カノから話を聞いていきたいね」
ぱい「わ、私?」
うち「勝手に仕切るな! ……で、どこにいただ?」
りぴ「私たちはずっと部屋にいたけど……」
そら「ふたりとも?」
りぴ「うん……」
うち「ちなみに部屋ではなにを?」
ぱい「えと、それはぁ……」
りぴ「と、トランプ!」
うち「トランプ?」
りぴ「ずっとババ抜きしてました!」
うち「へ〜、ババ抜きねぇ……じゃあ次」
しか「私は部屋でテレビ見てたけど……」
みも「テレビって何チャンネルでどんな番組見てたの?」
しか「見てたのはドラマで、たぶん5チャンだったかな」
みも「ちなみにそのドラマなんだけど――」
うち「ちょっと! いい加減に――」
みも「今話聞いてんだから黙ってて!」
うち「このっ……」
そら「まあまあ内田さん、落ち着いて。ね?」
みも「そのドラマの内容、詳しく説明してもらえる?」
しか「どうして?」
みも「なんの番組が放送されてたかは、番組表を見れば誰でもわかるからさ」
しか「そっか。えっと……たしか探偵もので、浮気した恋人をスマホアプリとバナナの皮で殺す事件の話だったよ」
みも「なるほど。すぐテレビ局に確認して!」
そら「あ、はいっ!」
うち「いや『はいっ!』じゃねぇずら、まるちゃん」
そら「えっ、調べなくていいんですか?」
うち「……一応調べといて」
そら「わっかりました!」
うち「はぁ……じゃあ最後は探偵たち。どこでなにしてただ?」
みも「うーん、たぶん事件が起きた頃はまだこの宿に着いてなかったと思うよ?」
じょる「まあ死体が見つかったのがここに来てすぐだったしね」
くす「防犯カメラに私たちが着いたとこも写ってたんじゃない?」
みも「だとしたら完璧なアリバイだね!」
うち「……女将さん、この宿に泊まってるのはここに集まってるので全員だだ?」
えみ「はい。殺された人を除けば……」
みも「そうだ、女将さんは死亡推定時刻はどこでなにしてたの?」
えみ「私はずっと仕事してたけん……」
みも「どこで?」
えみ「どこでって言われても……宿ん中あっちこっち飛び回ってたで、なんとも」
うち「そん時なにか怪しい行動をしてる客を見かけたりは?」
えみ「さあ……どうだったかや?」
そら「裏取れましたー! ドラマの内容はさっきので間違いないです!」
うち「そう、ご苦労様」
しか「じゃあ私のアリバイは成立したってこと?」
うち「まあ……」
しか「よかったぁ〜」
みも「ふむ……」
客室
みも「今回の事件でちゃんとしたアリバイがないのは、女将とあのアベックだけ……」
じょる「アベックて」
くす「でもカップルの方はババ抜きしてたって言ってたよね?」
みも「ババ抜きなんて嘘に決まってるじゃん。ほんとは別の場所にいたんだよ」
くす「そうなのかなぁ」
みも「そもそもババ抜きなんてふたりでやってもちっとも面白くないし」
じょる「それは言えてるな」
みも「でしょー? しかも女将はともかくあのふたりには動機があります」
くす「どんな動機?」
みも「ぱいるちゃんって呼ばれてた方は、被害者に付きまとわれてたくさいからね」
みも「今の恋人との幸せを邪魔されたくないって思ってたんじゃないかな」
みも「で、りっぴーって呼ばれてた方にとっては、恋人の元カノである被害者の存在そのものが邪魔だったはず……」
みも「つまり! 両方に殺す動機があるわけだよ」
じょる「でもりっぴーはぱいるちゃんと被害者の関係を知らなかったみたいだけど?」
みも「演技かもしれないじゃないですか。それに共犯の線だって考えられます」
くす「じゃあ探偵はあのカップルが犯人だと思ってるの?」
みも「いや、アリバイがないっていう点では当然女将も怪しいよ」
みも「それにアリバイがあるからと言って犯人じゃないとは限らないでしょ」
じょる「なら私たちが犯人でもおかしくないよね」
みも「なーに言ってんですか、私たちは特別ですよ。たとえアリバイがなくても絶対犯人じゃないです!」
じょる「ああそう……」
みも「ということで、名前知らないけどもうひとりの宿泊客も当然疑ってかかるべきですね」
みも「それからあの刑事たちも私が知らないだけで殺害の動機があるかもしれないし……」
みも「うんっ、これで被疑者を6人まで絞り込めましたっ!」
じょる「それ絞り込んだって言う? というか刑事はさすがに――」
みも「よーし、絶対犯人見つけてやるぞー!」
みもくす「おー!」
じょる「聞いちゃいねぇ……で、これからどうするつもり?」
みも「うーん、ここはやっぱり……」
ロビー
えみ「宿泊客のリスト?」
みも「うん、ちょーっと見せてほしいんだけど」
えみ「いやいや、ダメに決まってるずら」
みも「ほんの一瞬でいいから!」
えみ「んなこん言われても……」
じょる「じゃ、私たちが勝手に見ちゃったってことにしてくれない?」
えみ「……それならまあ」スッ
みも「ありがと。えっと……あっ、見てください」
じょる「ん?」
みも「今ここに泊まってる人、一人を除いてみんな東京から来てますよ」
くす「ほんとだ」
じょる「この奈良から来てるのは部屋でドラマ見てたって言ってた子かな?」
みも「だと思います。ね、女将さん。今日泊まってる客の中に、前にもここに泊まったことがある人っている?」
えみ「いや……いないと思うけん」
みも「そっか。被害者と女将さんが知り合いだったりとかは……?」
えみ「そんなこんありっこぉ」
みも「だよねー……」
えみ「でも……」
くす「なになに?」
えみ「その……死んだ人のこと悪く言うのはどうかと思うけん……」
みも「そんなの気にしないで話して話して!」
えみ「あのお客さん部屋を元カノさんの隣に変えろだの、まぁずわがままばっかりで……」
みも「やっぱり被害者はぱいるちゃんを追ってこんなとこまで来たんですね」
じょる「みたいだねぇ」
くす「女将さんも大変なんだね」
えみ「まあそういう人は珍しくもないで、あんまり気にしてもねぇ……それにこの宿ももうすぐ閉じるし」
みも「えっ、宿やめちゃうの?」
えみ「最近はお客さんも減ったでね。同時に7人も泊まってくれるなんていつぶりか……まぁ1人死んじゃったけん」
客室2
みも「ふたりでここに来ることは被害者の子には話してたの?」
ぱい「まさか、話すわけないよ」
くす「勝手についてきたってこと?」
ぱい「たぶん」
みも「じゃありっぴーが被害者と面識ないっていうのは本当?」
りぴ「えっ、もしかして私を疑ってるの?」
みも「そうじゃなくって、確認のために一応ね」
りぴ「確認ね……」
みも「で、どうなの?」
りぴ「今日初めて見たよ。これまでも会ったことはないと思う」
みも「ふむ……ちなみにぱいるちゃんはどうして被害者と別れたの?」
ぱい「えっ……」
みも「なんか被害者の子、未練たらたらって感じだったからさ。ちょっと気になって」
ぱい「…………」
みも「あっ、もしかして言いにくいことだったりする?」
ぱい「ううん、大丈夫。その、別れようって言い出したのは私なんだけど……」
じょる「まあそうだろうね」
ぱい「なんていうか……あの子ちょっと変態っぽくて」
ぱい「ペット用のお皿でご飯を食べたいとか……鞭で叩いてほしいとか……」
ぱい「あと手足を拘束されたいとか、ボールギャグつけたいとか……」
ぱい「そのまま低周波治療器で[ピー]に電流流してほしいとか、マッサージ器で[ピー]とか」
ぱい「[ピー]に[ピー]を[ピー]とか、それからハンドスピナー――」
みも「うん、もういいや。それ以上はゴールデンタイムから追い出されかねない」
ぱい「……とにかくそんなことばっかり要求されるから、もうついていけなくなっちゃって」
じょる「そりゃ別れたくもなるわなぁ……」
みも「あ、そうだ。もうひとつ聞いておきたいんだけど、今トランプ持ってる?」
りぴ「えっ?」
みも「ふたりでババ抜きしたんでしょ? その時に使ったトランプを見せてほしいなーと思って」
りぴ「えっと……あれはその……」
みも「やっぱり嘘だったんだ、あのアリバイ」
りぴ「う……」
くす「ほんとはどこでなにしてたの?」
りぴ「……この部屋にいたよ。ね?」
ぱい「う、うん」
みも「なにをしてたかも話してよ、ババ抜き以外でね」
りぴ「私たちは殺してないよ!」
みも「だったらちゃんと答えて」
りぴ「……それは言えない」
みも「そう……じゃあいいや」
くす「えっ、いいの?」
みも「もし犯人ならきっと別の証拠が見つかるはずだよ」
ぱい「あのっ! 私たちは本当に犯人なんかじゃ――」
りぴ「いいよ、ぱいるちゃん。誰が見ても一番怪しいのは私たちだし」
ぱい「りっぴー……」
みも「…………」
客室3
みも「ごめんね、いきなり押しかけてきて」
しか「気にしないで。どうせ暇だったし」
みも「えっとぉ……YOUは何しに長野へ?」
しか「シカちゃんでいいよ」
みも「へ?」
しか「呼び方。シカちゃんって呼んでくれていいから」
みも「じゃあ……シカちゃんはここにはなにしにきたの? 仕事?」
しか「私はただの観光客だよ。でも事件のせいで宿から出られなくなっちゃってさぁ」
くす「ここから出られないんじゃ観光なんてできないね」
しか「そうなんだよぉ。だから明日はどうしようか困っちゃって」
みも「一応聞いておくけど、事件のあった時はずっと部屋にいたんだよね?」
しか「うん」
みも「途中でトイレに行ったりとかも……」
しか「してないね」
みも「ってことは怪しい行動をしてる人も見てないかぁ」
しか「うーん、テレビ見てる時に廊下から何度か足音は聞こえてたけど……」
くす「それってもしかして犯人の?」
しか「いや、たぶん女将さんじゃないかな」
みも「あぁ、なんか忙しそうにしてたもんね」
しか「探偵は犯人がこの宿の中にいるって思ってるの?」
みも「そりゃまあ……というかいなかったら困るよ」
じょる「ねえ、私からもちょっと質問していい?」
しか「いいけど」
じょる「さっきここには観光に来たって言ってたけど、明日はどこに行く予定だったの?」
しか「あー、明日はお城と昔の学校と博物館と……あと鳩がいっぱいいる神社となんとかの森公園かな」
じょる「へぇ、それ全部行けなくなっちゃったわけか」
しか「ほんといい迷惑だよ。早く犯人捕まんないかなー」
みも「それなら安心して! 私が必ず犯人見つけるから!」
しか「おお、なんかよくわかんないけど頼もしい気がする」
みも「ふふふ……私に解けない事件はない! なんてったって私は、めいた――」
客室
みも「さーて、それじゃあ一度事件を整理しましょうか」
じょる「はいはい」
みも「事件そのものは至ってシンプル。犯人は被害者を殴り殺して湯船の中に入れた、それだけです」
くす「最初から湯船の中で殺したってことはない?」
みも「一緒に温泉に入ってたってこと? でも裸じゃ凶器を隠せないよね?」
くす「それはさ、頭を掴んで壁に打ち付けたとか」
みも「うーん……」
くす「なんちゃん警部補はどう思う?」
じょる「そうだなぁ……可能性としては低いんじゃないかな」
みも「私もそう思います」
くす「どうして?」
みも「一緒に温泉に入ってたとなると、やっぱり宿泊客が怪しいよね?」
くす「うん」
みも「つまりぱいるちゃん、りっぴー、シカちゃんのうちの誰かが犯人ってことになる」
みも「でもぱいるちゃんが変態な元カノの前で裸になるっていうのは考えづらいし――」
みも「知り合いでもないシカちゃんが突然近づいてきたら、当然被害者は警戒するでしょ?」
みも「ましてやりっぴーなんか被害者にとっては一番の敵と言っても過言じゃないし、殺すのは難しいと思うよ」
くす「はぇ〜、探偵ってここまで考えられるようになったんだぁ……」
じょる「ほんとびっくりだよねぇ」
みも「……なーんかふたりして私のことバカにしてない?」
くす「そんなことないよ〜」
じょる「そうそう、褒めてんだよ」
みも「ほんとかなぁ……まあいいや。で、今のところ犯人候補は6人」
みも「まずアリバイがなくて、おまけに動機もあるのがぱいるちゃんとりっぴー、そして女将」
くす「女将も?」
みも「被害者は迷惑な客だったって話してたでしょ?」
くす「あー……」
じょる「でも殺すほど怒ってたんなら私らにそのこと話すかね?」
みも「それはぁ……えっと……」
じょる「あぁごめん、気にしないで続けて」
みも「あ、はい。で、次はアリバイはないけど今のところ動機もないのがあの刑事ふたり」
じょる「……さすがにそのふたりは除外してもいいんじゃない?」
くす「私もなんちゃん警部補に賛成」
みも「……やっぱ無理ありましたかね?」
じょる「自覚はあったのね……」
みも「んじゃとりあえず刑事は除外で、最後はアリバイがあってなおかつ動機のないシカちゃん」
みも「4人の中に犯人がいるのは間違いないとして、やっぱり一番怪しいのはぱいるちゃんとりっぴーだよね」
くす「そうだねぇ」
じょる「あっ、ちょっといい?」
みも「なんですか?」
じょる「これを見てほしいんだけど……」スッ
みも「観光マップ? こんなの見たってしょうがないでしょ、宿から出られないんですから」
じょる「いや、さっきのシカって子が行く予定だった場所なんだけどさ――」
じょる「お城がここで学校がここ、博物館はここで神社がここでしょ? それからもう一つ、公園の場所がここね」
みも「……それがなにか?」
じょる「お城と学校と博物館と神社の四つはそこそこ近くにあるけど、公園だけはすこし離れた場所にあるんだよ」
くす「言われてみればそうだけど……」
みも「別に行けない距離じゃないでしょう? この宿を中心に考えれば学校も公園も距離は同じくらいですし」
じょる「でも公園まで行くんだったら、ここにある美術館にも行くんじゃないかな」
みも「うーん、興味がなければ行かないんじゃないですかね。それかさっき言い忘れたとか」
じょる「たしかにその可能性もあるけどね。ただ、あの子がこの宿に来たのって昨日なんだよ」
みも「なんでそんなこと知ってるんですか?」
じょる「女将に見せてもらったリストに書いてあったじゃん」
みも「あー、そういえばそうだったかも」
じょる「昨日宿に来たんなら、その日の昼間に観光するのが自然だと思わない?」
みも「それはほら、宿で一晩休んでから観光するつもりだったとか」
くす「ああ、私たちも今日は泊まるだけだったもんね」
じょる「だったら今日観光に行ってるはずでしょうが」
みも「……あ、そっか」
くす「じゃあなんちゃん警部補はシカちゃんが怪しいと思ってるの?」
じょる「まあ……」
みも「いやいや、それはないですよ。シカちゃんには完璧なアリバイがあるんですから」
じょる「そうなんだよねぇ……」
コンコンッ
みも「ん? はーい」
スーッ
えみ「夕食をお持ちしました」
みも「おぉ、もうそんな時間か」
えみ「え〜、こちら『山賊焼とゆかいな仲間たち』です」
じょる「え?」
くす「あ、女将さん女将さん」
えみ「なにか?」
くす「温泉ってもう入れるの?」
えみ「あー、警察の人がまだダメだって……」
くす「そうなんだ……」
えみ「でも男湯のほうなら大丈夫だでそっちをどうぞ」
くす「えー、男湯ー?」
えみ「男湯って言っても今は女性客しか泊まってないでね」
くす「そっか、なら平気か」
えみ「それじゃ失礼します」
スー……トンッ
みも「さっき山賊焼って言ってましたけど、これどう見ても揚げ物ですよね?」
じょる「私はそっちより“ゆかいな仲間たち”のほうが気になるんだが……」
くす「なんでもいいけど早く食べようよ。もうお腹ペコペコ……」
みも「そだね。食べよ食べよ」
………………
…………
……
くす「ぐー……」
みも「南條さん、くっすんってばもう熟睡しちゃってますよ」
じょる「起こしちゃダメだからね? 今日はずっと運転して疲れてるだろうし」
みも「よしっ、起こしてみよっと!」
じょる「やめろって言ってるだろ」ペシッ
みも「いてっ」
じょる「ふざけてないで私たちもそろそろ寝るよ」
みも「はーい。そうだ、寝る前にくっすんの寝顔撮っちゃお」
じょる「やめなって……」
みも「大丈夫ですよ、これくらいじゃ起きませんから」
みも「はい、チーズ」カシャッ
じょる「……上手く撮れた?」
みも「バッチリですよ、ほら」
じょる「おー……」
みも「明日南條さんにも送っておきますね。じゃ、おやすみなさーい」バサッ
じょる「はい、おやすみー」
翌日 宿・廊下奥
うち「もー、ダメだって言ってるに……」
そら「ちょっとキスするだけですからっ」
うち「まぁず甘えん坊だなぁまるちゃんは」
みも「ん……?」
うち「っ! まるちゃんまるちゃん!」
そら「内田さん……? あっ!」
みも「ねえねえ例のSDカードなんだけどさぁ」
うち「え、SDカード?」
みも「ほら、被害者が持ってたやつ。中身もう調べたよね?」
うち「あぁ、あれなら空っぽだったけん……」
みも「なんのデータも入ってなかったの?」
うち「う、うん……」
みも「うーむ、空かぁ……あ、どうもね〜」スタスタ……
うち「はぁ……」
みも「あと仕事中にいちゃつくのはやめといたほうがいいよ。じゃまたー」スタスタ……
うちそら「…………」
廊下・客室2前
みも「ふんふんふーん」テクテク……
みも「おや? 扉が半開きだ……どれ」ヌッ
ワ〜オ
みも「おおぅ!? これはこれは……」
みも「んん? おっ、おおっ! わぁ〜……」
客室
みも「ただいまー」
じょる「おかえり」
みも「は〜、なんかこの宿レズばっかりですね」
じょる「みもちゃんもそうだろ」
みも「なんでみんな昼間っからあんなにお盛んなんだか」
くす「探偵さぁ、部屋出てる間になにがあったの?」
みも「まぁいろいろね」
じょる「で、なにか収穫はあった?」
みも「バッチリですよ! まず被害者のSDカードなんですけど、中身は空っぽだったそうです」
くす「……それだけ?」
みも「あとぱいるちゃんとりっぴーなんだけど、もしかしたらアリバイが成立するかも」
じょる「というと?」
みも「まだ私の推測なんですけどね……あのふたり、犯行時刻は部屋でなんかしてたんじゃないかと」
くす「なんかってなに?」
みも「だからぁ、恋人同士でするさぁ……」
じょる「なんでそうだと思うの?」
みも「いや、さっきしてるの見たんで」
じょる「ん? ん? 見たってどういうこと?」
みも「部屋の扉が開いてたからちょっと中を見てみたんです。そしたらもう……すごかったですよっ」
くす「うわぁ……さすがに覗きは引くよ……」
みも「やだなあ、覗きじゃないって。ねぇ南條さん?」
じょる「うーん、法律上は……って覗きかどうかはさておき、一応本人に確認したほうがいいかもね」
みも「ええ、もし私の考えが正しければいろいろと辻褄も合いますしね」
客室2
みも「――と、私は思ってるんだけど……どうかな?」
りぴぱい「…………」
じょる「ここは正直に答えたほうがいいと思うよ? 疑いを晴らすためにも」
ぱい「……話してもいい?」
りぴ「ぱいるちゃんがいいなら……」
みも「認めるんだね?」
ぱい「うん……探偵の言う通りだよ」
みも「つまりふたりが部屋であれこれしてる間に被害者が殺されて」
みも「あれこれし終わった後、身体を洗いに浴場へ行ったら遺体を発見したと」
りぴ「……そういうこと」
くす「なるほど……だから現場に駆けつけた時あんな匂いがしたんだ」
じょる「今の話、ちゃんとあの刑事たちにも話しなよ?」
りぴぱい「はい……」
みも「よし、それじゃ一旦部屋に戻りますか」
客室
みも「改めて事件を整理したいと思います!」
くす「またー?」
みも「またって、昨日はご飯の時間になっちゃって整理もクソもなかったでしょ?」
くす「あー、そういやそうだったね」
みも「でね? ちょっと気になることがでてきたんだけど、犯人はどうして遺体を湯船の中に入れたんだろ?」
くす「遺体を隠そうとしたんじゃないの?」
じょる「にごり湯ならともかく、あの透明なお湯で隠せると思う?」
くす「う〜ん……」
みも「そもそも浴場で殺したってのも不思議じゃない? あんな場所いつ人が来てもおかしくないのに」
くす「普通は人気のない場所で殺すよね」
みも「だよね? わざわざ浴場を殺害場所に選ぶ理由ってなんなんだろ?」
じょる「別に浴場を選んだとは限らないんじゃない?」
みも「はい?」
じょる「たまたま浴場が殺害場所になったとも考えられるでしょ」
みも「ん? どういうことですか?」
じょる「衝動的な犯行ならどこで殺しても不思議じゃないってこと」
みも「となると……現場でなにかトラブルが起きたってことですかね?」
じょる「かもしれないね」
みも「ふむ……あっ、そうだ」
くす「なんか思いついたの?」
みも「うん。くっすんさ、ちょっとすっぽんぽんになってくれない?」
くす「オッケー……え?」
じょる「……まさかアイナ100%とかつまらないこと言わないよね?」
みも「へ……? いやいや、違いますよ!」
くす「探偵……私をどうする気なの……?」
みも「どうもしないって! ただちょっと思い出したことがあってさ」
じょる「思い出したって?」
みも「被害者の衣服です。脱衣所のカゴに入ってたんですけどね、パンツが一番下にあったんですよ」
じょる「は? パンツ?」
みも「はい。カゴの一番下にパンツがあったってことは、被害者はパンツを一番最初に脱いだってことになるじゃないですか」
くす「まあ脱いだ順にカゴに入れたらそうなるよね」
みも「でもさ、くっすんは裸になる時パンツ最初に脱ぐ?」
くす「……脱がないかも」
みも「南條さんも最初はパンツじゃないですよね?」
じょる「うーん、たしかにパンツからは脱がないわな」
くす「でもそんなの人それぞれじゃない?」
みも「そうだね。くっすんの言うことはもっともなんだけど……あの被害者、ズボンを穿いてたんだよ」
みも「スカートを穿いてたならともかく、ズボンより先にパンツを脱ぐってのはちょっと難しいと思わない?」
じょる「難しいというか、不可能と言っていいだろうね」
みも「ですよね?」
くす「つまり……どういうこと?」
みも「……さあ?」
じょる「そこまでは考えてないんだ……」
みも「やっぱりもう一回現場を調べたほうがいいかもしれないなぁ」
浴場前
うち「ダーメ!」
みも「え〜なんで〜?」
うち「事件なら今ちゃ〜んと調べてるで、部外者はおとなしく引っ込んでり!」
みも「あのさぁ、私が今までどれだけの難事件を解決してきたと思ってるの?」
うち「んなこん知わけねぇずら」
みも「むぅ……どうしても中に入れないつもりなんだね」
うち「わかってるならとっとと――」
みも「じゃああのことバラしちゃおっかな〜」
うち「あのこと?」
みも「ほら、廊下で部下の子とキ――」
うち「わー! わー!」
みも「ちょっと! いきなり大声出さないでよ!」
うち「そんなこんしてただで済むと思ってるだ?」
みも「あはは、困るのはそっちでしょ?」
うち「ぐ……」
みも「どうするの? 調べさせてくれないならほんとにチクっちゃうよ?」
うち「…………」
みも「5、4、3――」
うち「わかった! わかったでとっとと済ませり!」
みも「ありがとっ! 失礼しまーす!」スタスタ……
うち「はあぁ……」
みも「さてと、どこから調べよっかな〜」
じょる「みもちゃんさ、いつの間にあの刑事の弱み握ったの?」
みも「まあそれはいいじゃないですか。それよりなにか手がかりを見つけないと」
くす「ねえ、被害者の服ってどこにあったの?」
みも「えっとね……たしかこのカゴに入ってたよ」
くす「服は警察が持ってっちゃったのかな?」
じょる「みたいだね」
みも「うーん、なにかあるとしたら……このロッカーかな?」ギィ
みも「あぁ掃除用具……ん?」
じょる「なにか見つけた?」
みも「ロッカーの中にボタンが落ちてました」
くす「もしかして被害者の服のボタン?」
みも「そうかも……ねえ刑事さん!」
うち「なに? もう済んだだ?」
みも「このボタン、被害者のものかどうか調べてほしいんだけど」
うち「あーはいはい、後でやっとくでさっさと――」
みも「部下と――」
うち「すぐ調べさせるで待ってり!」
みも「うん、よろしくねー」
じょる「……もしあれが被害者のものだとしたら、ただ温泉に入ってたわけじゃなさそうだね」
みも「ええ、温泉に入るだけならロッカーを開ける必要なんてありませんからね」
くす「じゃあ被害者はここでなにしてたの?」
みも「ん〜、たぶんだけど……」
客室
うち「あのボタン、被害者のもので間違いないって」
みも「ちゃんと調べてくれたんだ。ありがとね」
うち「それで、なにかわかっただ?」
みも「その様子だと捜査は難航してるみたいだねぇ」
うち「……そうだけん、それが?」
みも「実はさ、もう犯人の目星はついてるんだな〜」
うち「えっ、誰だだ!?」
みも「おお、すごい食いつき……ほんとに困ってんだね」
うち「もったいぶらないで早く教えり!」
みも「別にもったいぶっちゃいないけど。えっとね、犯人は……ごにょごにょ」
うち「は……? な〜に言ってるだ、あの子にはアリバイが――」
みも「そのアリバイを崩すためにちょっと調べてほしいことがあるんだけど」
うち「……言ってみ」
みも「それじゃあ――」
広間
みも「さあ皆さんお待ちかね、解決シーンのお時間ですっ!」
えみ「解決シーン?」
そら「いいんですか? あの探偵に仕切らせて」
うち「ま、まあちょっとくらいならいいずら?」
そら「へー……内田さんがそう言うならいいですけど」
しか「あれ? もう一人の子は?」
みも「ああ、くっすんは今うんこしてるから」
じょる「うんこって……」
みも「そんなことより! 事件の謎はだいたい解けました」
ぱい「犯人わかったの?」
みも「もちろん。でもその前に被害者がどうして殺されたのか気にならない?」
そら「いや、犯人が誰かのほうが――」
みも「ではご説明しましょう!」
そら「無視された……」
みも「被害者は湯船で死んでたけど、実は温泉に入ってたわけじゃあない」
えみ「ならいったいなにしてただ?」
みも「脱衣所のロッカーの中に入って覗きをしてたんだよ」
しか「えっ、なんでわざわざ隠れる必要があるの? 普通に温泉入れば裸は見れるでしょ?」
みも「いや、それじゃダメなんだよ。被害者が一番見たかったのはぱいるちゃんの裸だからね」
みも「知っての通りぱいるちゃんと被害者は元恋人同士なんだけど――」
みも「ぱいるちゃんからしたら被害者はもう二度と関わりたくないような相手だった。そうだよね?」
ぱい「まあできれば会いたくなかったかな……」
みも「普通そこまで嫌ってる相手なんかと温泉に入るわけがない。だから被害者はこっそり覗く必要があったんだよ」
みも「ただ被害者も一日中ロッカーにこもってる訳にはいかないから、脱衣所に行くタイミングは見計らったはず」
そら「でもいつ温泉に入るかなんてわからないんじゃ……」
みも「それがぱいるちゃんとりっぴーのふたりに関してはわかるんだよ」
りぴ「ん? 待ってまさかあのこと話す気じゃ――」
みも「ズバリ! ふたりがチョメチョメしてる最中にロッカーに入ればほぼ間違いなく裸を覗ける!」
りぴ「言ったぁ〜……」
みも「ここが家ならしたあとそのままっていうのも不思議じゃないけど、宿には他にも泊まってる人がいるからね」
みも「やっぱり身体は綺麗に洗っておきたいと思うのが人情でしょ」
えみ「うちはラブホテルじゃないんだけん……」
ぱい「あぅ……」
みも「で、ふたりの声を盗み聞きするなりしてチョメチョメしてることを確認した被害者は脱衣所のロッカーに隠れた」
しか「ってことはやっぱりそのカップルが殺したの?」
みも「いや、被害者が殺されたのはふたりが浴場に来る前だよ」
そら「じゃあ犯人は……女将?」
えみ「ええっ!? 違う違う! 私じゃない!」
みも「うん、それはわかってる。女将さんは犯人じゃない」
えみ「ほっ……」
みも「さっきも言ったと思うけど、被害者が一番見たかったのはぱいるちゃんの裸」
みも「けどせっかく覗きをするなら、他の女の子の裸も見たほうがお得だよね?」
じょる「『だよね?』と聞かれても同意しづらいわ」
みも「でも仮に女将さんが脱衣所に現れても、被害者は覗きをするより息を潜めることに徹したはず」
ぱい「どうして?」
みも「だって宿の女将が仕事中に温泉に入るわけないでしょ? つまり覗くだけ無駄ってこと」
ぱい「ほ〜……」
みも「そんなわけで女将さんが被害者の存在に気づくとは考えづらいよね?」
みも「そもそも女将さんが脱衣所に行ったとは限らないし……そうなると残る被疑者はただひとり」
みも「シカちゃん、犯人は……あなたです!」ビシッ
しか「ま、待ってよ! 私にはちゃんとアリバイあるよね!?」
みも「ああ、そのアリバイならもう崩れたよ」
しか「嘘だぁ!」
みも「嘘じゃないって。南條さん」
じょる「はい」スッ
みも「どうも。これ、昨日の新聞のテレビ欄なんだけど……シカちゃんが見てたドラマはこれ?」
しか「……そうだけど」
りぴ「なになに……『ゲッツ探偵・ダンディの事件簿』? 聞いたことないなぁ」
みも「うーん……一応シリーズ化はされてるんだけど、まあドマイナーな色物ドラマだからね」
しか「なんやとぉ!?」
りぴ「へ?」
しか「……あっ」
みも「あはは。そりゃ怒るよねー、好きなドラマをバカにされたら」
しか「べ、別に好きじゃないって!」
みも「ゲッツ探偵はクソドラマ!!」
しか「あぁん!?」
みも「やっぱ好きなんじゃん」
しか「いや、ちがっ……」
みも「犯行時刻に放送していた番組は、番組表を見ればすぐにわかる」
みも「そしてこの時間帯に放送してるドラマはほぼ間違いなく再放送だから、一度見たことがあれば内容を聞かれても答えられるでしょ?」
みも「ましてそれが好きなドラマだったら内容を覚えていないわけがない」
しか「て、適当なこと言わないでよ! あのドラマは昨日テレビつけたらたまたまやってただけで……」
みも「えー、まだ認めないの? しょうがないなぁ……じゃあ女将さんに質問!」
えみ「私に?」
みも「この宿で前にドラマの撮影をしたことってなかった?」
えみ「あ〜、そういえばそんなこともあったかや? もう10年くらい前のことだであんまり覚えてないけん……」
みも「その10年前にここで撮影してたのがゲッツ探偵なんだよ。ちなみに昨日放送してたのは別の回だけどね」
じょる「今日は観光をするつもりだったとか言ってたけど、あれ嘘でしょ?」
じょる「行く予定だった場所も適当に市内の観光スポットを挙げただけだよね?」
しか「な、なにを根拠に……」
じょる「なら昨日市内を観光しなかった理由を教えてくれる?」
しか「それは……疲れてたからで」
じょる「へぇ……ま、あるいはそれも理由の一つかもしれないけど、主目的は別にあったんじゃないの?」
しか「…………」
じょる「どこかでこの宿がもうすぐ閉まるってことを知ったから、その前にドラマのロケ地を訪ねておきたかった……違う?」
みも「あれだよ、いわゆる聖地巡礼ってやつ」
じょる「で、一日中宿を堪能した後はもう一泊して、今日はまっすぐ奈良に帰るつもりだったんだよね?」
みも「もう一つつけ加えておくと、今警察が隣の市の防犯カメラを調べててね……」
しか「え……?」
みも「一昨日の映像にシカちゃんが写ってれば、これはもう間違いなく聖地巡礼してたって証拠になるよ」
ぱい「どういうこと?」
じょる「この街でゲッツ探偵の撮影をしたのはこの宿だけなんだよ。宿以外のシーンは隣の市で撮ったんだって」
じょる「もし一昨日隣の市にいたとなると、これはもう聖地巡礼をしていたとしか考えられない」
りぴ「……でもさぁ、そんなに好きなドラマだったら再放送だってかかさず見るんじゃないかな?」
ぱい「たしかにそう考えるとテレビを見てなかったっていうのはちょっと変かも……」
みも「それについても説明してあげるよ。南條さん」
じょる「あいよ、これを見てほしいんだけどね……」スッ
りぴ「また番組表?」
じょる「うん。ただこれは先週の奈良の番組表で、注目すべきはここ」
みも「よーく見て。昨日長野で放送されたのと同じ回のゲッツ探偵が放送されてるの」
じょる「この放送を見ていたとすれば、昨日の放送はスルーしててもなんら不思議じゃないよね?」
ぱい「なるほど〜」
みも「さ、これでもまだ認めないつもり?」
しか「……ぷっ。あははは!」
みも「な、なにがおかしいの!?」
しか「いや……ごめん。いいよ、ファンだってことは認める。認めるけどさぁ」
しか「結局それって私にアリバイがないことの証明であって、犯人だって証拠はないんでしょ?」
そら「……あ、ほんとだ」
しか「私が犯人だってことにしたいなら、その証拠を持ってきてよ!」
バーン!
くす「探偵ー! おまたせ〜!」
みも「おお、くっすんナイスタイミング!」
くす「ごめんね、ちょっと時間かかっちゃった」
りぴ「難産だったんだね」
くす「……なんのこと?」
りぴ「とぼけなくっていいってぇ」
くす「???」
みも「あー、そんなことより例のブツを……」
くす「あ、はい。どうぞ」
しか「それ……!」
みも「見覚えがあるみたいだね、このカメラ」
そら「それは?」
みも「くっすんがシカちゃんの泊まってる部屋から拝借してきたの」
そら「拝借って……内田さん、これ窃盗なんじゃ?」
うち「今だけは大目に見てあげて。ね?」
みも「でもこれシカちゃんのものじゃないよね?」
しか「な、なに言ってるの? 私のだけど……」
みも「じゃあどんな写真があるかちょっと見させてねー」
しか「えっ、ちょっと待ってよ!」
みも「おやぁ? 南條さん、くっすん。この写真なんだろ〜?」
じょる「……どう見ても盗撮写真だね」
くす「うん、脱衣所のロッカーの中から撮ったやつだよ」
みも「そしてそこに写ってるのは……シカちゃんです」スッ
しか「……!」
みも「まさかこれを自分で撮ったなんて言わないよね?」
しか「うぐ……」
みも「しかもこの写真、フラッシュ焚いて撮ってるんだよ。たぶん設定ミスだろうけど――」
みも「そのせいで被害者はシカちゃんに気づかれてしまった……どうかな?」
しか「……私は殺してない」
そら「えー、往生際悪いなぁ……」
じょる「いや、実際そうなのかもしれない」
そら「はぁ……?」
みも「全部話してくれるよね。昨日、あの場所でなにがあったのか」
しか「……昨日はさっき言われた通り、宿の中を見て回ってて」
しか「おおかた回り終わったから、ひとっ風呂浴びようと思って浴場に向かったんだけど――」
しか「服を脱いでる時に突然ロッカーのほうが光って、中を見てみたら……」
みも「そこに被害者がいたんだね?」
しか「うん……カメラ持ってたから撮られたんだってすぐに分かって――」
しか「カメラを取り上げようと揉み合いになって、そしたら……」
みも「あ、ちなみに揉み合いっていうのは胸を揉み合ったっていう――」
しか「ちゃうわボケェ!」
みも「や、やだなぁ、冗談だってば……」
しか「とにかく気づいた時には倒れたまま動かなくなってて……」
しか「死体をそのままにしておいたらまずいと思ったから、とりあえず湯船に入れておいたんだよ」
しか「そうすれば、もしかしたら溺れ死んだように見えるかもしれないし」
そら「ん〜、なんでわざわざ湯船に入れたの? 服まで脱がして……」
みも「ああ、被害者は最初から服は着てなかったと思うよ?」
そら「えっ?」
みも「そうだよね?」
しか「うん。なぜか裸でロッカーに入ってて……服もそこにあったから適当なカゴの中に入れて部屋に戻ったよ」
しか「もし普通に服を着てたら、たぶん湯船には入れなかったと思う」
りぴ「……なんで服着てなかったんだろ?」
みも「うーん……一言で言うなら変態だったからじゃないかな?」
みも「私には変態の気持ちはよくわかんないけど、たぶん裸になって覗いたほうが興奮するとか……ね、くっすん?」
くす「私に聞かないでよっ」
しか「でもどうしてカメラがあるってわかったの?」
みも「被害者の服から見つかった空のSDカードがずっと気になっててね」
みも「被害者が覗きをしてたってことに気づいた時、目で見ただけで満足するのかなって思ってさ」
みも「ほら、普段あんまり見られないものならしっかり記録にも残しておきたいでしょ?」
みも「となると被害者はカメラを持っていて、空のSDカードは予備のものと考えられるし――」
みも「もしそうならカメラ本体は犯人が持ち去った可能性が高い」
みも「だからくっすんにシカちゃんの部屋を調べてもらったんだよ。正直ちょっとした賭けだったけど……」
みも「ま、無事に見つかってよかったよかった!」
じょる「……なんかみもちゃんってわりと変態の気持ちを理解してるよね」
くす「あ〜たしかに」
みも「えぇー……全然わかんないよ変態のことなんか」
うち「こほん、それじゃとりあえず署まで同行してもらっていいかや?」
しか「はい……」
みも「あ、ちょっと待って!」
うち「まだなにかあるだ?」
みも「えー以上、解決したのは名探偵みもりん。シャバで見かけたら気軽に『みもりん!』って声かけても無駄だよ」
みも「みもりん、このスーツ着てないと誰かわかんないから!」
しか「……ふふっ。ありがと、探偵」
みも「えへへ」
そら「……終わったの? じゃあ行くよ」
スタスタ……
じょる「ねぇ、今のなに? みもちゃんスーツなんか着てないでしょ」
みも「ゲッツ探偵の決め台詞ですよ、知らないんですか?」
じょる「知らん。というかなんでみもちゃんはそんなの知ってんの?」
みも「私あのシリーズ何本か見たことあるんで」
じょる「へぇ……」
みも「さて、それじゃ事件も解決したことだし、ゆっくり観光でもしますか!」
くす「賛成ー!」
じょる「観光するのはいいけど時間的にゆっくりはできないと思うよ?」
みも「うわっ、ほんとだ。くっすん! すぐに車を出して!」
くす「了解!」
………………
…………
……
数日後・夜 くす宅
みも「見て見て、このくっすん可愛く撮れてるよ」
くす「なに言ってるの、どの私も全部可愛いでしょ?」
みも「それはどうかな〜?」
くす「探偵っ!」
みも「ごめんごめん。でもマイベストくっすんはこの写真だなぁ」
くす「んっ? なにこれ!?」
みも「宿でくっすんが寝てる時に撮ったの」
くす「ちょっと! 勝手に撮らないでよぉ!」
みも「いいじゃん、どのくっすんも全部可愛いんでしょ?」
くす「も〜!」
みも「あはは。あれっ、もうこんな時間。私そろそろ帰らないと」スクッ
くす「ああ、気をつけて帰ってね」
みも「うん。じゃあまた明日ね」
ガチャッ……バタン
くす「よーし、今度は探偵の寝顔を勝手に撮っちゃお……ん?」
マンション前
みも「あっ、南條さん!」
じょる「おー、みもちゃんも今帰ってきたとこ?」
みも「はいっ! なんかこうやって偶然会うのって運命感じますよねっ」
じょる「いや別に……」
みも「ええっ!? なんで!?」
じょる「だってふたりともここに住んでるんだし、たまたま帰ってくる時間が同じになってもさぁ」
みも「……あのっ! 南條さんって本当に私のこと好きなんですか?」
じょる「どうしたの急に」
みも「だって南條さん私に対してちょっとドライなとこあるじゃないですか」
じょる「そういう性格なんだからしょうがないでしょ」
みも「あとあんまり南條さんからキスとかしてくれないし……」
じょる「それも私のキャラじゃないからねぇ……」
みも「むぅ……南條さ〜ん?」
じょる「あー、はいはい。今度から気をつけるから」
みも「今度からじゃダメです」
じょる「え?」
みも「今すぐ直してください」
じょる「今すぐって……」
みも「キス、してくれますよね?」
じょる「……へ、部屋に入ってからでいいよね?」
みも「いえ、今ここでしてください」
じょる「えぇ……やだよ、人に見られたら恥ずかしいし」
みも「ふーん……私とキスするのって恥ずかしいことなんですか」
じょる「そうじゃなくってさぁ」
みも「ふんっ、もう知らない!」
じょる「はぁ……わかったよ、するよ。すればいいんでしょ?」
みも「やったー! じゃあ思いっきりどうぞ! んー……」
じょる「まったく……」
道
スタスタ……
くす「探偵ってば家の鍵忘れて帰るなんてほんとうっかりさんだなー」
くす「今頃マンションの前で途方に暮れてるかも……」
くす「そうだ、鍵届けてあげたお礼に今度なんかご馳走してもらおっと!」
くす「ふんふふ〜ん♪」スタッスタッ
くす「あっ、いた。おーい、たんて――あれ? なんちゃん警部補……?」
じょる「んっ……」
みも「んぅ……」
くす「え……なんで……」
くす(どうして探偵となんちゃん警部補が、キスしてるの……?)
じょる「ふう……これで満足?」
みも「ま、今日はこのへんで勘弁してあげます」
じょる「じゃあとっとと中入ろうよ」
みも「はーい!」スタスタ……
ドサッ
くす「なんなの、これ……」
つづく
ご立派な彼氏ががいるのに未だこんな妄想に巻き込まれる三森さん可哀想
30ババアのレズビアンとかどういう需要だよ
道端のいぬのうんこ食べてるようなもんだろ
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