読書会の本も載せておくか
第1回 『河童』芥川龍之介
2回 『夢十夜』夏目漱石
3回 『春琴抄』谷崎潤一郎
4回 『桜の森の満開の下』坂口安吾
5回 『憂国』三島由紀夫
米澤穂信のボトルネック読んだ
どこまでも救いのないお話で凹んだ
最後の一行読んで吐きそうなくらい凹んだ
今月の総合雑誌で面白かった記事
『文藝春秋』8月号
富坂聰・阿古智子「徹底討論 習近平と「ウイグル大虐殺」」
安田峰俊「習近平の個人情報を盗んだ男たち」
山谷剛史「中国新人類 「寝そべり族」の性態」
草g剛「草g剛 「徳川家康を語る」」
『中央公論』8月号
藤谷千明「オンラインサロンに人は何を求めているのか」
春木育美「鬱積する若者の不満と広がる不公平感(特集:大丈夫か韓国)」
大澤真幸・平野啓一郎「普遍的な価値への想像力を持てるか(対談 気候変動・資本主義・民主主義をめぐって)」
佐藤優「「知の巨人」が示した寛容と批判のジャーナリズム(追悼 立花隆)」
『Voice』8月号
高口康太「監視大国で進む「見えない思想統制」」
長沼伸一郎「現代世界の「形のない皇帝」(「次」の歴史と人類の新軌道 第8回)」
『潮』8月号
佐々木俊尚「なぜ人は陰謀論にハマるのか――"二十世紀の神話"の終わり」
>>27
東尋坊のやつやっけ?
題材にした淫夢MAD昔見たわ >>29
ええな
図書館あんまり行かなくなってからこの辺の雑誌読んでないわ 立て乙や
DMMブックスで新潮社の本がポイント還元セール中や
電子書籍派はチェックやで
>>39
イッチが教養の欠片も感じないほど煽りまくってて草も生えない
そら荒れるわ >>34
おもろかったから原作先に読めばよかったと後悔したやで 日本SFの臨界点「怪奇編」読んだけどたまらんなぁ
血まみれ家族が好きすぎて津原泰水の11ポチってまったで
あと恋愛編もポチった
読むペースに対して買うペースが速すぎて追いつかへんわ、もう20冊ぐらい積読ある
バビロンの大富豪良かったわ
やっぱ物語の力は本物だ
三島の「憂国」読んだよ、まだ一度しか読んでなくて語れることは少ないけど。この作品のユニークなところは、神聖さ(これは美と言ってもいいのかもしれないけど)と日常とを、わずかの間だけでも結びつけようとしている点かなって。軍人の夫は神聖さの虜になっていて、その神聖さっていうのは死に近しいもののことで。それで妻にその威力を受け入れてもらえるっていうのは、本当は相容れるはずがない神聖さと日常性とが手を取り合うことで、幸福の絶頂のようなことだなって
ワイ中卒なんやが何読めばいいのか分からんわ
歴史系は割と読んできたで
Kindle日替わりセール
若い読者のための哲学史 【イェール大学出版局 リトル・ヒストリー】499円
これはかなりの掘り出し物だと思う
Jの読書スレかなり伸びとるな…
乗り遅れたわ悲しいンゴ
誰かログ貼っといてくれンゴ
イェール大学シリーズもごく稀にセールになるんか
アメリカ史はアンリミだからそれ以外は気長に待つか
>>58
めちゃくちゃ伸びてて草、ワイは3で離脱してもうたわ 村上春樹の作品ばかり読んでる大学生やが彼の尊敬する作家が書いてるグレードギャツビー買ってみたけどなんだか進まんなぁ
>>65
ギャツビーあんまり良さがわからんね
文章は読みやすかったけど グレートギャツビーに限らずアメリカ文学って合う合わないはっきり出るよね
翻訳の影響もあるだろうけど文体とか物語の雰囲気とか色々クセがみんな強い
アメリカ文学って何から入ればいいですか
海外文学はモーパッサンの短編とアドルフくらいしか読んだことない
>>74
そこらへんのことは柴田元幸がごまんと書いてそう 個人的にはカポーティが大好き
冷血とか草の竪琴とか
自分のメランコリー趣味にはマッチした
もうちょっと古典だとメルヴィルの小説はゴシック趣味が効いててまあまあ好き
まあ何からとか考えずに普通に本屋かなんかであらすじとか眺めて直感で選んだらええんでない?
>>74
最近話題のザリガニの鳴くところでも読んでみたら >>71
>>72
どっちも読んだことないから読んでみるありがと
エッセイとかも漁ってみよ ライ麦は村上春樹訳の方はすっと読めたんやけどあれくらいの読みやすさが他のにも欲しい
>>74
一人だけならポーがお薦めやで
後代に与えた影響も大きいし、幻想、ホラー、ミステリー、詩、評論とか
今でも古びない手本になるような名作揃いや
後はポーは、芥川、三島、安吾、萩原朔太郎とかにも影響与えてるから
ポー読み込んでけばまた色々な名著との出会いが広がってくと思うで
後はホイットマンの詩集もアメリカのアイデンティティの核にあるから
知っとくとアメリカ文化全体の理解が深まるで、詩集やから読破するの時間かからんしな
長文ですまんが押し付けるつもりはないんであくまで一つの参考にしとくれ フォークナーがおすすめや
中上健次とかにも影響を与えた壮大なサーガが堪能できる
>>74
とりあえず『老人と海』を読もう
キャッチャーでもいいけど アメリカ文学は、『キャッチャー』『ギャツビー』、ヘミングウェイ、チャンドラー、オースター、ロンドン辺り読んだ
今はオン・ザ・ロード
次はカポーティか
カーヴァー、ブコウスキー辺り良さそうだなぁ
>>70
『シドニー!』村上春樹
シドニーオリンピック観戦記&シドニー旅行記みたいなやつ
最近ちらっと読んでみてるけど当時のオリンピックの雰囲気やオーストラリアの風土なんかが分かっていいな >>70
もう薦めるには遅いかも知れんけど
辻邦生『地中海幻想の旅から』(中公文庫)
三島由紀夫『三島由紀夫紀行文集』(岩波文庫)
は面白かったで >>70
週末フィンランド?そんな感じのタイトルの本よかったで >>79
そりゃ良かった
まだ買ってないなら深夜特急はdmmbooksでちょうど70%還元やってるから電子で読むならここいいかもわからんね カポーティは冷血読んで映画みて
これ以降もう二度と長編が書けなくなったんだなと思うとしんみりするね
読書部のログ見て知ったけど切実さんYouTubeやめてたんやな
本の趣味ワイと似ててちょくちょく見てたからかなC
積ん読にも消費期限みたいなのあるよな
昔立ち読みとかしてどうしても欲しいと思って金出して買った本を
読む機会がないままに時間が経過して数年後に読もうと少しめくってみると
もう魅力が全然なくて一定数の本未読のままそのまま古書店に手放すアホみたいなこと何度かやっとる
竹書房のKindleセールやっとるけどおもろいな
変なSFと陰謀論っぽい単語が羅列したファンタジー、グラビアアイドルの写真集、官能小説に野球と麻雀のハウツー本
ラインナップがガチャガチャしてて笑えるわ
ちなみに
ブライアン・オールティズ「寄港地のない船」
ルーシャス・シェパード「竜のグリオールに絵を描いた男」「タボリンの鱗」
ロジャー・ゼラズニイ「虚ろなる十月の夜に」
ラヴィ・ティドハー「黒き微睡みの囚人」
なんかが45%オフやで
あんま安くなってないけど出版社別セールで講談社学術もあるで
>>94
ワイもそれあるわ
ただ状態はいいからメルカリに出してる
そこそこの値段になるしな >>48
歴史好きなら司馬遼太郎や三国志とかでいいんじゃね
歴史の教科書でもいいけど >>101
司馬は項羽と劉邦読んだわ
三国志は正直そんな好きやない 本は売らない主義だけど似たような事はよくあるね
読むつもりで手近な場所に積んでたり本棚の一番アクセスしやすい場所においてはあるが
置いただけでずっと読んでない本を毎日のように、見るだけは見ていると
なんだかもうその本の内容まで知った気になって興味をなくし新しい本が欲しくなる
ムージルの特性のない男には
司書としての仕事と書物に対する愛情から
決して一冊たりとも本を読まない主義の男が登場する
受動的に本を読むのではなく、能動的に本を読まない事を旨とする独特の哲学
いまいちよく分かってないが見習いたい部分がある
>>100
ワイも将来適当に働き週一で人妻とイチャイチャしたいんごね… 1q84、牛河が好きやったな。彼になくて、天吾と青豆にあるものはなんだったんだろうって思うわ。牛河も、天吾も、青豆も、孤独なんやけど、青豆たちにはなぜか孤独だけど一人ぼっちじゃないって言うんよね。二人とも同じ物語を共有しているというか、それと「神」がどう関わるのか考えながら再読していきたいわね
カズオイシグロはまぁまぁ読みやすい。
日の名残りとか言うのの昔のイギリスの雰囲気すこ。
>>103
ムージルはブルックナーみたいに通人や通人がひっそりと愉しむ
玄人向け作家のイメージや
実際、関心を拡散させ過ぎると再読の時間も中々取れなくなったり
愛読書との対話がなおざりになってしまって
書斎や蔵書そのものがせわしなくなってしまうことを厭う心境は良く分かるから、
能動的な読書の放擲も読書の質を高める為にもたまには必要なのかも知れんね
>>107
カズオイシグロの雰囲気みたいな文学では英文学史ではありそうで中々ないんよな
翻訳のぎごちなさを除けばエリザベス・ボウエンとかが雰囲気近いかも知れん
透徹した散光のようなやわらかい懐旧の情懐が人を惹き付けるのかね 女帝小池百合子面白かったわ
どんな小説の登場人物よりもこいつ怖い
明日は箱男読むで
そんなに酷いんか1984
ディストピアの方は読んだけど設定だけの話やろ
積読はいつか読みたくなる時に引き出せるってメリットがデカイけど、いつまでも読まなくなるのを恐れるなら家に買って帰ったら勢いのままにすぐに数章読んじゃうっていうのがモチベ維持になると思う
>>114のスレの>> 304
ほなら穴埋めにしよか
記号論理学とか知ってるか?あれ日本語にするとくっそ長くなるし誤解余地増えるやろ?
あれと同じで長くなるし数式のが言葉より短く早く正確になるから数式使うから慣れの問題や
なんJなら〜定期とか申あ絶Nとかと同じ
このシリーズとかがおすすめ 手を動かすからなんとなくわかりやすい 高校でやってなくてもええで このシリーズと教科書合わせるのがええ 社会人みたいに時間なくても単位取れるまで引き上げてたわ
高校と大学をつなぐ 穴埋め式 力学 著:藤城 武彦 著:北林 照幸
教科書は入門ならこのシリーズかな
こっちは式が少ないしわかりやすい(内容は少なめか)
力学 物理の考え方 砂川重信
ファインマン物理学シリーズは式少なかったけもわいにとってはわかりにくくかったわ なんか良さげなページあったので貼っとくhttps://eman-physics.net/store/top.html 2021/08/05 BSP 21:00〜22:00 ダークサイドミステリー 夢野久作とドグラマグラ
○○○○○○○○殺人事件面白かったけど下品すぎないか
カズオイシグロはなんだかんだ書いてることが日本人っぽいと思った
作品設定とか人物描写とか
イシグロは私を離さないでと初期の三作品しかよんでないけど人物造形はシャーリイ・ジャクスンっぽいなと思ったわ
読書スレでフレドリックブラウンを挙げると毎回火星人ゴーホームのことを言われるけど、どうしてこの絶版になった本だけ挙げるんだろうな?
普通天の光はすべて星とか挙げるやん
(近親相姦民が猛威を奮ってて)わらっちゃうんすよね
>>122
ブラウンの短編はユーモアSFが多いから短編から長編に入ると同じユーモアSF系の火星人ゴーホームに行きやすいんじゃないかな 神曲 地獄篇やっと読み終わった…!
ストーリーもわかりやすいし地獄の様子も面白かった
ただやっぱりキリスト教関連の部分でよくわからところがあったから途中で図説も読んだりしたわ
また一から今度は通しで読みたいなと思う
あと色々見てるうちにキリスト教自体やその信仰なんかにも興味出てきたから三浦綾子の聖書解説とか遠藤周作の沈黙なんかも読んでみたいなと思ったわ
地獄篇を一人で読み終えるなんてすごいな
阿刀田高の入門とドレの版画集しか読んだことない
>>132
今回は講談社学術文庫で読んだけど注釈も解説も細かく載ってたから案外なんとかなったわ
ただ読み切るのに1ヶ月以上かかったけどね
学術文庫に限らず他の文庫もどこも解説が丁寧だから、入門読んでたりキリスト教関連の知識が多少でもあれば苦労せず読めると思うで 友人のYouTubeの手伝いすることになったんやが撮影技術の本でいいのないですか?
>>134
よく一ヶ月も神曲のモチベ続いたな
煉獄と天国も読むん? >>136
本編も面白いしキリスト教とかも前から興味あって調べたりするのも楽しかったからね
煉獄と天国は微妙そうだからまた機会があったらって感じかな KindleUnlimitedに講談社文庫が大量に追加されてていいゾ〜これ
浅田次郎、陳舜臣、宮城谷昌光あたりがアンリミ入ってていいね
>>137
まあ地獄篇が主役みたいなとこあるしな
いつか読んだら感想教えてくれや 聖書読んでたら聖書の外典などで死後の世界や黄泉の世界が出てくるけどダンテはこれを元に書いたのかな
聖書読み終えたら神曲読んでみるわ
漫画版では読んだけど
舞城王太郎は短編がええわ
スクールアタックシンドロームが短編集で一番好き
煙か土か食い物は面白かったわ
それくらいしか読んでへんけど
煙か土か食い物が東西ミステリベスト100に入ってるのほんとに意外
ミステリとして見るなら何ならコズミックや奇偶や黒い仏のがまだ入りそうな気がするんやが
当時はそんなにミステリ読んでなかったから楽しみ方が分からなかっただけで
今読んだらミステリとしての評価の高さも納得行くんやろか
正直あれはミステリというよりは純文の領域やと思うわ
ミステリというジャンルを枠組だけ使って純文として成立させたから評価されとるんや
舞城に限らんけど読んで5年とか経ったら内容ちっとも覚えとらん
良いイメージはあるから再読してもええんやろけど
>>150
まあ内容をミステリっていうかサスペンスっぽくしつつ芸術性を追求した文体で書いたのが偉いんやというのは分からんでもないんやがな 臨死体験なんざ医者が薬ぶち込んでるからだよ!はちょっと納得した
続編あるって聞いてるけどあんま読む気はしてない
ディスコ探偵水曜日は上巻だけ読んで疲れちゃったなぁ
面白かったけども訳が分からなかった
そういえば純文学って言うた場合には文体の芸術性だけでカテゴライズされるんか?
文章が非常に美しければ内容が普通に娯楽作品でも純文学扱いでええんやろか
文学っていうた場合にはなんか内容に写実性が求められてるイメージがあるんやがね
純文学とは文章それ自体を楽しむもの
と羽田圭介が言ってたやで
大衆文学はストーリーに重きを置いてるんや
多分な
石川淳みたいに一応は娯楽小説みたいなストーリーはあってもどちらかと言うと文章表現に重きが置かれてるようなのは純文学だと思うわ
文章それ自体が楽しめる芸術性を湛えていながら
内容は普通の娯楽エンタメみたいな作品なら
娯楽小説と純文学の両立は可能なんやな
>>141
読んだら地獄篇との比較なんかも合わせてまたここに感想載せるわ そう考えるとワイも文章重視やわ
文体
純文学かどうかはともかくある程度文体で読むかどうか決めがち
言葉の選び方というかね
だから訳者もわりと重要やね
>>159
「ロング・グッドバイ」なんかまさにそれだね チャンドラーはミステリとしてはお粗末とか言われてるけどロング・グッドバイはミステリとしても面白かったと思うわ
ワイあんまし細かいとこ気にせんし
ロング・グッドバイの文体はええな
あの長さを読ませる文章力があるよな
あとチャンドラーの独特の皮肉のきいた人間描写が好き
やりすぎて何言ってるか分からないこともあるが
>>162
今読んでるんよね
やからこそ気になってた部分やねんな いわゆるスリップストリームっていう奴やね
ヴォネガットとかディックとかもそっち分類されるんやっけ
舞城、チャンドラーときてヴォネガットってきたら村上春樹を連想してしまうけど村上春樹もスリップストリームの分類されるんやろか
チャンドラーいくつか読んで思ったけど村上春樹ってほぼチャンドラーだよな
アメリカのどっかの書評にもチャンドラーが日本のこの時代に生きてたらこのようなものを書いただろうみたいなことを言ってたような
ダンス・ダンス・ダンスかな
初期の村上春樹はチャンドラーより完全にヴォネガットやと思うわ
特に風の歌を聴けはほぼヴォネガットの模倣や
あと村上春樹は海外ではスリップストリーム系の作家として紹介されてたらしいで最近は知らんけど