黒字の公立病院、全国でたった3%しかない現実「赤字が出ても税金で黒字化される」
http://2chb.net/r/newsplus/1572583056/ 先月、厚労省が再編。統合の検討が必要な全国424の公立・公的病院を実名公表し、波紋が広がっている。
医療ガバナンス研究所理事長で内科医の上昌広さんが解説する。
「リストに挙がった病院の近隣に住む人たちの不安は広がり、病院からは実名公表は乱暴だと、反発の声も上がっているようです。
確かに不採算であっても周産期、救急、小児、僻地医療などを守るのは公立病院の使命です。
一方で、赤字が出ても税金で黒字化されるからという“甘え体質”があることも否めません」
では、赤字の公立病院はどれだけあるのか。
ウェブサイト「病院情報局」が発表する、公立病院が医業収益だけでどれだけ自立しているのかを示す「純医業収支ランキング」によると、
全国776の病院のうち、なんと赤字病院は756、合計赤字額は5,600億円を超える。
一方で、全体のわずか3%にも満たないが、黒字を達成している病院が20ある。
【1位】群馬県・公立七日市病院/収支率:7.00%、黒字額:1億2,500万円
(中略)
【20位】岩手県・岩手県立中央病院/収支率:0.00%、黒字額:600万円
「“公立病院だから、赤字があって当たり前”という考えが、コスト意識の低さを招くんです」
そう語るのは大阪急性期・総合医療センターなど5つの病院を統括する大阪府立病院機構の理事長・遠山正彌さんだ。
「公立病院の場合、医療機器は民間病院と比べ、割高な見積もりになることもありますし、たとえ安くても、維持費を高く設定されていることもあります」
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https://news.livedoor.com/lite/article_detail/17316805/