第27回 共産党 党大会/3野党1会派の来賓あいさつ
小沢 一郎 自由党代表
皆さん,新年明けましておめでとうございます。
私,ただ今ご紹介いただきました自由党の小沢一郎でございます。
今日は共産党の第27回党大会に,こうして全国から代表の皆さんがご参加されて,盛大に開催されますことをまず心からお祝い申し上げます。 まことにおめでとうございます。
そしてまた(結党以来)95年の記念すべき今年。そして最大の原動力は,あなた方,日本共産党でございます。
そういうことで非常に大事な,重要な大会だということでございまして
まず,繰りかえしますが,明けましておめでとうございます。
第27回の党大会を心よりお慶び申しあげ,また私,自由党を代表して一言お祝いの言葉を申しあげます。
志位和夫委員長をはじめとする共産党の皆さまが,これまでの方針を大きく転換させ,国民のために,そして安倍政権を打倒するために,1人区の候補者を野党で一本化するという英断を下されました。
この野党共闘が実現したことによりまして,前回2議席しか獲れなかった1人区で,11議席を獲得することができました。
野党が力を合わせれば,必ず結果がついてくることを証明した選挙戦であったと思います。
しかし,全体として見ますと,自公に3分の2の議席を獲られてしまいました。 したがってこれは私から言わせれば,勝利とは言えません。
ここを,我々は忘れてはいけない。
ですから,これからのいろいろな選挙戦にあたりまして,ほんとうに野党が緊密に,そして真剣に,誠実誠意をもって,心から連携し共闘していき
私どもは参議院選の野党共闘を,野党共闘の第一歩として,そしてこれをさらに二歩も三歩も前進させ,そしてほんとうの野党共闘,これを実現させなければならない。
言うまでもありませんが,国会の状況を見ますと,衆参とにかく3分の2の議席を背景に,安倍政権による暴走がますます激しくなってきております。
まさにやりたい放題の政治を行っていると言っても過言ではないと思います。
この政権の暴走をくい止めるためには,私どもが,今言ったようにほんとうに,
次の,とくに次の総選挙,地方選挙はもちろんですけれども,政権を左右する総選挙において,何としても勝利しなければならない。
このままでいけば,ほんとうにとんでもない,取り返しのつかない事態に,日本社会と日本の国民は陥ってしまうと,私は思っております
また,今のような貧富の格差を助勢するような,いわゆる新自由主義なる言葉に表現されておりますけれども,ますます貧富の格差は大きくなり, 私も地方の出ですけれども
ほんとうに惨めな状況に,急速になっております。 そういう地域間の格差,
雇用の格差,どんどん広がっておりまして,このまま安倍政権が続けば,ほんとうに国民生活は崩壊の危機を迎える日が来ると思います。
私どもは,昨年10月に自由党という党名に変えました。
我々のめざす政治は,国民の生活が第一,すべての国民に真の自由を,ということです。
自由党の自由は,安倍政権の考えている,推し進めている新自由主義,放任主義的な「自由」ということではありません。
これでは格差が開く一方であり,弱肉強食の社会が生まれるだけであります。
私たちとしては,何としても多くの人たちが安定して安心して暮らせるようなセィフティ・ネットをしっかりと整備し,開かれた社会でなければ,
自由というものは存在しない,成り立たないということを申しあげているわけであります。
その意味において,国の内外で,共生する社会の実現こそが国民の生活が第一の政治と,私たちは考えております
これは,皆さんとも,そして野党各党の皆さんも,同じ理念を共有できるものと思います。
何としても来たるべき総選挙を踏まえながら,我々野党がほんとうに,もっともっと緊密な協力関係を構築し,そして何としても自公政権を打倒しようではありませんか。
今後とも,皆さんからご指導ご鞭撻のほどをよろしくお願い申しあげながら,
共産党のますますのご発展と,ご参会の皆さまのご健勝を心より祈念して,お祝いのご挨拶といたします。 おめでとうございました。
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