運賃着服か バス運転手を解雇03月08日 15時23分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/20190308/8010004559.html 「とさでん交通」の路線バスの男性運転手が客から受け取った運賃を着服したとして懲戒解雇されました。
懲戒解雇されたのは、とさでん交通の路線バスを運転していた62歳の男性です。
会社によりますと、この元運転手は高知市や南国市など県内12の市と町を走る路線バスを運転していた際、
本来は客が直接運賃箱に入れる運賃を自分が受け取り、そのまま小銭入れに入れて着服していたということです。
去年12月以降、複数の客から指摘を受けた会社側がドライブレコーダーの映像などを確認した上で元運転手に事情を
聴いたところ、「昼食やタバコ代などに使った。反省している」と着服を認めたということです。
着服した金額は少なくとも9万4000円に上るということで、とさでん交通では今月1日付けで運転手を懲戒解雇しました。
また、とさでん交通は、東京出張所に勤務していた49歳の男性社員が、管理していた現金およそ96万円を着服したと
して去年11月に懲戒解雇していたことも併せて公表しました。
いずれも全額弁済されたことなどからとさでん交通では刑事告訴はしない一方、今後、社長や専務などの役員が報酬
の一部を返上する方針です。
片岡万知雄社長は「お客様にご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げます。不祥事を繰り返さないよう再発防止と
信頼回復に努めます」とコメントしています。