リコーが7日発表した2019年4〜12月期連結決算(国際会計基準)は、純利益が18%減の414億円だった。為替の円高による影響が大きかったほか、前期に計上した子会社の売却益がなくなったことも響いた。
売上高は微増の1兆4938億円、営業利益は12%減の694億円だった。期中の平均為替レートは対米ドルが前年同期に比べ2.46円、対ユーロが8.43円の円高となり収益が目減りした。IT機器の導入や保守を支援するオフィスサービス事業や産業印刷事業が好調だったものの、事務機の製造販売を手がける主力のオフィスプリンティング事業は採算性を重視した商談に注力し販売台数が減少した。
20年3月期通期の業績予想は据え置いた。売上高は微減の2兆100億円、純利益は25%増の620億円を見込む。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2020/2/7 15:45
日本経済新聞
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