関東自動車(宇都宮市)は1日、自動翻訳機の「ポケトーク」を導入した。8台を購入し、駅前の高速バス予約センターや定期券の販売所など8カ所で使う。栃木でも訪日客や外国人労働者、留学生が増えているのに対応する。2020年東京五輪では観戦客の県内宿泊も予想され、操作に習熟する狙いもある。
ポケトークはソースネクストが開発した手のひらサイズの翻訳機。話しかけると、人工知能(AI)が対象言語に翻訳してくれる。世界の74言語に対応しており、国内に滞在する外国人の多国籍化が進む中、「片言の英語では対応しきれない」(関東自動車)と導入を決めた。
JR宇都宮駅や栃木駅のほか、群馬県太田市の高速バス予約センターでも導入する。宇都宮駅では高速バス乗り場のポーターにも持たせる。将来は高速バスの運転手への配備も視野に入れている。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50458710R01C19A0L60000/