スズキ(7269)は1日、2019年3月期の連結純利益が前期比2%増の2200億円となる見通しだと発表した。従来予想の2050億円を上方修正した。通期の四輪車と二輪車の販売計画をいずれも引き上げた。原価低減も貢献し、インドなどの新興国通貨安による影響を補う。
売上高は1%増の3兆8000億円と従来予想を据え置いた。四輪車の通期の販売台数は前期比3.5%増の333万8000台、二輪車は同8.1%増の170万8000台となる計画。前回からそれぞれ3万9000台、6万2000台引き上げた。一方、為替前提は1インドルピー=1.65円から1.56円と円高方向に修正した。営業利益は6%減の3500億円となる見通しで、従来予想から100億円上振れする。
同時に発表した4〜9月期連結決算は、純利益が31%増の1361億円、売上高は5%増の1兆9294億円と、いずれも過去最高となった。四輪車の世界販売台数はインドやインドネシア、日本で好調で前年同期比7.5%増の169万9000台と同期として過去最高だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2018/11/1 15:53
日本経済新聞
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