1 :
名無しの七森
2016/07/04(月) 18:26:22.53
夏陽、だけど。
一言言わせて。
今日協力してくれたことは礼を言うし、感謝しているわ。
心菜から連絡あったのも、あんた達のおかげだし…。
それについては…ありがとう…。
でも、知ったような口を利かないで。
大切な仲間??友達??
…何よそれ…気安くそんな言葉使わないでよ…
その言葉の重みと責任…あんたには分かっているの?
あんた達に私達の何が分かるって言うの?
そうよ…分かるわけなんかないよ…
だから…仲間なんて言葉、二度と言わないでよ…笑えない。
夏陽
2 :
名無しの七森
2016/07/04(月) 18:31:37.63
ほしゅ
3 :
名無しの七森
2016/07/04(月) 18:32:20.63
夏陽…。
ねえ、心菜!どこにいるの?
ここを見たらすぐ私に連絡するか、日向美商店街に来て!
お願い…お願いだから早く戻ってきて…。
私が何か悪い事をしていたら、全部全部謝るから。
心菜がいなかったら、私…。
お願い、ここなぁ…戻ってきてよ…お願い…。
夏陽
4 :
名無しの七森
2016/07/04(月) 18:32:53.03
夏陽…だけど。
心菜からスマホに連絡がきたわ…。
「フェイスブック見た…なっちゃん…
やっと…商店街行ってくれた…ここな…大丈夫。」
とだけ…。
どこにいるか、どうしていなくなったのか
いくら送信してもこれっきり返事が全然こないの…。
ここなぁ!!今もここを見ているんでしょ?
一体どうしたっていうの?
今ままでずっとそんな事…無かったのに…ここなぁ!
どうすればいいの…わかんないわかんない…。
ここなと一緒にいなきゃ、こんな家なんか…意味無いよ…。
夏陽
5 :
名無しの七森
2016/07/04(月) 18:34:51.80
こんにちは夏陽ちゃんの彼氏です
6 :
名無しの七森
2016/07/04(月) 18:34:55.57
夏陽…。
あの頃…
ふたりぼっちだった私達の周りは
嘘ばかりつく大人達と、見せかけの愛情しかなかった。
あの頃の心菜は、言葉を失ったように押し黙っていた。
何をしても、お人形のように反応がなかったの。
でも、テレビに写るアイドルを見る時だけ唯一笑顔になったの。
なっちゃん、アイドルって、ダンスって、歌って素敵だね…
だって、笑顔になれるし人も笑顔にできるから
ここな、アイドルになりたい…って。
だから私はそれからずっとずっと…
心菜をアイドルにしたくて、笑顔にさせたくて
ここまで頑張って来た。
トップアイドルになれば、みんなが心菜を褒めてくれる
みんなが心菜の言う事に耳を傾けてくれる
もう心菜にひどい事したり、悪く言う人はいなくなるだろうって…
そう信じてきたし、頑張れば頑張るほど
実際に見違えるように私達の周りの世界は更新されていったの。
そして、トップアイドルになった今
私達は小さい頃とは全く違う世界に包まれた。
私はやっと2人だけの幸せな居場所を手に入れたって思ってたの。
でも、それは違ったんだね…私の独りよがりの思い込みだった。
こんなの間違ってるって思った事は何度もあったよ…。
でも止められなかった…あんたが言うように臆病だったの。
また、あの頃に戻っちゃうんじゃないかって思ってたの。
怖かったの…ずっとずっと怖かったの…。
心菜も傷つけちゃって、あんた達にも散々嫌な思いさせちゃって
私、今まで一体何の為にアイドルをしていたのだろう?
何の為に歌っていたんだろう…?
ほんとに馬鹿みたいだね…私…
夏陽
7 :
名無しの七森
2016/07/04(月) 18:35:51.07
夏陽…。
わかんないよ…。
あんなひどい事ばかり言ったのに…どうして?
どうして、こんなに私の事考えてくれるの?
おかしいよ…そんなの…わかんない…
怖いの、すごく怖いの。
そうやって最初は笑顔で優しい事言ってくれるの
でも、急に離れたり嫌な事を言い始めるの。
私達に同情する人だって多かった
でも、結局みんな口だけだった。
誰かが一言いえば、途端に裏切るの。
だから…どうせ失うんだったら
最初から持ってない方がいいと思ったの。
嫌われる方がずっとずっと楽だったの。
私には心菜さえいれば、いいと思ったの。
ねえ、あんたの事信じていい…?
今度こそ…今度こそ…信じていいのかな?
夏陽
8 :
名無しの七森
2016/07/04(月) 18:36:27.26
夏陽、だけど。
ち、ちょっと、心菜!
心菜はここに書かなくていいってあれほど言ったのに!
ここなぁ…ここなぁ…。
……。
…分かったよ、心菜。
私、練習して心菜にこの歌を絶対届けるよ。
待っててね、心菜。
私、今までで歌ったどんな歌よりも一番の歌を歌ってみせるよ。
…あんた達には感謝してる。
バンドなんて、絶対しないって思ってたけど…。
そんな馴れ合いとか、仲良しグループなんて…
いつかは絶対終わるんだって思ってたけど…。
それは…間違ってたんだ。
あんた達を信じて良かった…本当に良かった…。
…こんな…素敵な曲を作ってくれて…ありがとう。
ありがとう…一舞…。
夏陽
9 :
名無しの七森
2016/07/04(月) 18:37:01.11
夏陽、だけど。
あんた達の書き込みを見てて思ったんだけど…
今さらこの街をそういう風にする必要なんてあるの?
ほしゆめがあれば全然いいと思うけど。
だって、あれだけ賑わっているんだし
おかげでこの辺りも盛り上がったんでしょ?
しかも、あれはもともと国からのお金を使って
この辺りの地域の人達が計画した
地方活性化プロジェクトって私は聞いてるけど。
それってあんた達のバンドでいつも言ってる
街おこしってやつなんでしょ?
ほしゆめでもう成功したんじゃないの?
古い街並とかよりも、もっとそういう
便利で色々な物が楽しめる施設作った方がいいと思うけど。
私、東京から来たから倉野川の事よく分からない。
一舞達がいつもなんでそんなに
古い雰囲気にこだわってるのとかも…よく分かんない。
…私にも分かるように、教えて。
夏陽
10 :
名無しの七森
2016/07/04(月) 18:37:34.83
夏陽、だけど。
なるほどね。
色々事情があるってのは分かった。
あんたエレキギター弾いてる黒髪ロングだったっけ?
…ありがと。
古い建物がずらって並んでると
私にはやっぱり田舎の風景にしか思えないけど
でも、前に一舞達に見せてもらった景色。
あの景色は…私も悪くないと思う。
東京には無いよ。あんな綺麗な場所。
夏陽
11 :
名無しの七森
2016/07/04(月) 18:38:07.97
夏陽、だけど。
な…何よ…ゆでゆでだこって。
というか、ここなが才能あるのなんて
そんなの私はずっとずっと前から分かってるから。
でも、私の事書いてある歌詞って…どんなのなんだろ??
あーーもう!凄い気になる!!
本当にあんた達だけだよ、特別に許してあげてるの。
だから、か、感謝しなさいよね。
ねえ、ここなはまだそっちにいるの?
ここなぁ…早く帰ってきてね…。
今日はここなが大好きな五目ラーメン頑張って作るからね!
夏陽
12 :
名無しの七森
2016/07/04(月) 18:38:38.60
保守ガイジ地獄へ堕ちろ
13 :
名無しの七森
2016/07/04(月) 18:38:41.43
夏陽、だけど。
ここなぁ…早く帰ってきてね。
あんた達もあまり引き止めたりしないで。
今日はご飯食べてから
やまもりの岩風呂に一緒に行くって事になってるんだから。
夏陽
14 :
名無しの七森
2016/07/04(月) 18:39:14.25
夏陽、だけど。
あーーめうっ!
心菜が今日はお部屋で歌を練習したいって言うから
私、朝から一人で出かけするはめになったじゃない。
最初はほしゆめに行こうって思ったんだけど
そういえば私東京からこっちに引っ越して来てから
家と学校とほしゆめ、たまにチャスコくらいしか
行って無かったって思って
バスに乗って色々まわってみたんだけど…
あーーーほんっとに何も無いよ…ここ!
何なの…山、温泉、公園…自然しか無いんだけど!
あんた達こんなところでいつも何して遊んでいるわけ?
よく毎日飽きずに居られるわね…。
その忍耐力、尊敬する…。
でも、城址公園だっけ?
そこから見る夕日に照らされた街は綺麗だった…気がする…。
あそこからあんた達の住んでる商店街も見えるんだね。
夕日のオレンジと黄色が、あんた達の商店街を照らしてて
あ、なんかちくわみたい…って思って笑っちゃったけど。
帰りにバス降りた時
駅からエレキの黒髪ロングが出て来るの見た。
私に全然気付かなくて、なんか嬉しそうな顔して
ぼーっとしてたから話しかけなかったけど…。
夏陽
15 :
名無しの七森
2016/07/04(月) 18:39:54.59
夏陽、だけど。
あーーーーめうっ!
明日の心菜の曲が気になって気になって
ぜんっぜん寝れないんだけど!
夏陽
16 :
名無しの七森
2016/07/04(月) 18:40:27.37
夏陽、だけど。
ちょっと、変な事書かないでよ!
な、泣いてなんか…泣いてなんかないっ!
私、一睡も…してないから
その…目がしょぼしょぼしてるだけ。
ほ、ほんとだってば!
あーーめう!なんで笑ってるのよ!
早く演奏の準備しなさいよ!
夏陽
17 :
名無しの七森
2016/07/04(月) 18:41:01.02
夏陽、だけど。
ありがとう…。
あんた達のバンドが無かったら
私も心菜もこんな気持にはなれなかった。
あんた達のバンドの凄さ…認める。
私が今まで事務所で見て来たバンドとは違う。
……全然違うよ。
でも、私はあんた達に負けたつもりは無いよ。
ちくわパフェだって、からし団子だって
全部全部食べてやるんだから!
言っておくけど…そんなの
私が本気だしたら…よ、余裕なんだからね。
今度行く時、ちゃんと用意しておきなさいよね!
夏陽
18 :
名無しの七森
2016/07/04(月) 18:41:46.26
夏陽、だけど。
どう?ここなのチョコレート凄く美味しかったでしょ!
本当は毎年私だけのもので
あんた達だけなんだから…食べさせてあげたの。
ふふん、感謝しなさいよね。
チョコレートスマイルだっけ?
最後にキーボードが即興で歌いながらピアノ弾いてた曲
あれ、結構印象に残って良かった…。
ねえ、あんた達はあんな風にすぐ曲作る事ができるの?
私達は曲はいつも用意されていて
実際に作っている現場を見たことが無かったけど
曲ってああやって思いついたらすぐできるものなの?
夏陽
19 :
名無しの七森
2016/07/04(月) 18:42:21.26
夏陽、だけど。
ちょっと!
なんで、私達まであんた達のコスプレ大会に
エントリーされてるわけ?勝手に決めないでよ!
着るわけない、そんなの着るわけないじゃない。
ね、心菜もそう思うでしょ?
え?なっちゃんチョコ…ここな…見たい…
って…無理だよ、そんなの。
なんで私が着なきゃいけないのよ…。
ち、ちょっと、ここなぁ…そんな顔しないでよ…。
…しょうがないわね。
あんた達がそんなに見たいって言うのであれば
せ…千歩譲って、心菜と完璧お揃いの衣装だったら
一回くらいなら着て見せてあげてもいいけど?
お揃いじゃないきゃ、絶対着ないんだから。
夏陽
20 :
名無しの七森
2016/07/04(月) 18:42:54.49
夏陽、だけど。
一舞ってそんなに人気あるんだ。
うちの生徒に、はんこドラムが人気あるというのは
よく聴く話だけど。
そういえば…前に女子が
ベースがカッコいいって言ってたの聴いた事ある気がする。
その時はちくわバンドなんてって思ってたけど…。
バンドを一緒にして、ベースの演奏とかも間近で見たりしたから
今は…ちょっと分かる気がする…。
って、ほ、ほんのちょっとだけなんだから!
ほんのちょっとだけ、演奏姿がいいなって思っただけ。
当然、心菜に比べたら足下にも及ばないわ。残念ね…。
夏陽
21 :
名無しの七森
2016/07/04(月) 18:43:26.39
夏陽、だけど。
ちょっと、ここなぁ…
ここには別に載せなくてもいいって言ったのに…。
言っておくけど、私が…ノリノリなのは
衣装着た心菜が世界一可愛かったって事だけだから。
下の画像見れば誰でも分かると思うけど。
それだけだからね。ほんとにそれだけ。
衣装の出来が良くって、心菜と色違いでお揃いだからって
き、気に入ってテンション上がったとかじゃないんだから。
でも、衣装…あ、ありがと…
おかげで心菜の可愛さをまた実感できたわ。
まあ、あんた達も心菜には勝てないって実感したと思うけど。
残念ね…にゃははは。
夏陽
22 :
名無しの七森
2016/07/04(月) 18:43:58.24
夏陽、だけど。
こんなの今更言う事でも無いけど。
あんた達って本当にいつも一緒だし仲良いんだね…。
東京に住んでいた時に
仲良しグループとかそういうの?
今まで散々見て来たし
私達も小さい頃はその輪の中に入っていた事もあったけど。
はっきり言って、そんな輪どうして作る必要があるの?
って思ってた。
結局、皆自分がどう見られてるかって事ばっかりで
自分の見られ方で気に食わない事があると
輪の中で自分より弱い人を見つけようとしてた。
一人で孤独に生きれるほど勇気も無いし
信念も無いから、心の中に自分の居場所も無いし
ただただ、他の人の評価がたくさん欲しいから
そうやってとりあえず群れている。
そして、世の中には多くの輪があって
輪の中だけじゃなくって、輪の外でも強い・弱いを作る。
そうやって自分を守ってるんだなって。
ああ、本当に下らないって思ってた。
あんた達もどうせそうって最初は思ってたけど…
…今は違うってはっきり分かるよ。
友達って本当はこういうものなんだなって。
本当に下らないのは、分かってなかった私なんだって。
あーーーもう!ち、違うからっ!
べ、別にあんた達を褒めてるわけじゃないんだからね!
ふ、不思議だな〜ってこと。不思議よ不思議。
夏陽
23 :
名無しの七森
2016/07/04(月) 18:46:24.54
俺ここのスレやだわ
24 :
名無しの七森
2016/07/04(月) 18:47:13.86
25 :
名無しの七森
2016/07/04(月) 18:48:11.58
一生一人でやってろ
俺が新しいのたてるわ
26 :
名無しの七森
2016/07/04(月) 19:04:16.02
27 :
名無しの七森
2016/08/10(水) 11:59:27.91
なちゅ