地元・厚木の「超有名なヤンキー」
6月19日午後、神奈川県愛川町の住宅から男が逃走した。男は窃盗などの罪で実刑が確定、保釈中だったため収容に来た横浜地検の職員を刃物で脅し、黒い車に乗って逃げた。
県警は男を追跡をするも同県大和トンネル付近で見失い、20日になって公務執行妨害容疑で逮捕状を取ったが、6月20日20時現在、その行方はわかっていない。
「昔からあの人間はとにかくやばかった。むちゃくちゃなことを平気でやる」
これは、逃走した小林誠容疑者(43)を10代から知る、地元厚木の40代男性の証言だ。
「テレビで写真見てびっくりした。パンチのイメージしかなかったから、だいぶ変わったなって。あの頃は厚木の暴走族メンバーで、みんなにコバマコって呼ばれて有名だった。
シンナーばっか吸って、喧嘩の仕方もえぐくて、周りからも”何するかわかんない危ない人物”って感じで見られてた。まあ厚木のヤンキーは、これが普通っちゃ普通なんだけど」
別の40代の男性も、小林容疑者の荒れた幼少期を見てきたひとり。
「小林の実家は露天商一家で、父親は地元の顔役のひとりだった。昔から仲間はみんな悪くて、小林が誘ったのか誘われたのか知らないけど一緒に窃盗団をやりはじめた。
10代後半くらいかな。それで懲役に行ったともと聞いた。厚木周辺でちょっとでも不良かじってたやつなら、絶対に名前は知っているはず」
警察が公表した逃走ルートによると、愛川町から東に向かって相模原、大和、海老名と移動したが、車両が発見されたのは地元である厚木市だった。
その後の足取りについて、地元ではテレビでは伝えられていないこんな話が、「決定情報」として飛び交っている。
https://k-knuckles.jp/6/7886/2/ 「車を乗り捨てた場所は小林の近しい関係者が暮らしていた家らしい。
その関係者と小林はガキの頃から厳しい上下関係で繋がっている。頼られて一緒に逃げているんじゃないか」
無数の防犯カメラをかいくぐっての逃走劇。その結末はどのようなものになるのだろうか。
ちなみに捜査関係者によれば、「現在は動きもなく、解決の糸口は見えていない状況」だという。