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雨で中止になってしまった行事もあった秋の高山祭。鉦の音を響かせる「闘鶏楽」に初挑戦した姉妹を追いました。 　9 日昼ごろ。祭の準備をする子どもたちの中にいたのは、山下希子さんと琴子さん姉妹。今回、鉦を打つ「闘鶏楽」に初挑戦します。 　10月4日、秋の高山祭が行われる「櫻山八幡宮」には、約15人の小中学生の姿がありました。 　ここでは、高山祭で行われる「闘鶏楽」の練習が行われていました。 　闘鶏楽とは、御神幸と呼ばれる行列が街の中を練り歩く際、獅子舞とともに子どもたちが神様を先導し、邪気を払うとされる鉦を鳴らすものです。 　経験者が多い中、小学5年生の山下希子さんと、1年生の琴子さんは今回初めて闘鶏楽に挑戦します。 「仲のいいお兄ちゃんに誘われてやりたいと思ったのでやりました」（山下希子さん） 　約１カ月半のあいだ練習を続け、鉦を鳴らすタイミングや動きを体に覚えさせていきます。　　 　小学１年生の琴子さんは最年少。本番では約２時間かけ練り歩くため、体力も必要です。 「ちょっと難しい、みんなにあわせるのが難しい」（山下琴子さん）「本番緊張するけど頑張りたいです」（山下希子さん） 　そして迎えた9日。伝統工芸「飛騨染」の鮮やかな衣装に身を包みます。午後から高山市内を練り歩く行列に参加する予定でしたが、外はあいにくの雨です。 「緊張する…」「（Ｑ雨降っているのはどうですか）悲しい」 「できるのか、できないのかわからないので、ちょっと悲しいです」（山下さん姉妹） 　雨のため、御神幸は中止となりましたが、小雨となり、予定より短いルートを練り歩くことに。それでも「闘鶏楽」を披露できることになりました。 　 　希子さん琴子さんも、仲間と思いをひとつに鉦の音を響かせます。 　そして、久しぶりに訪れる地域へも…。鉦の音で、地域の皆さんを元気づけたいという思いからです。 「踊りとかが楽しかったです」「歩くところが大変でした」「（Ｑ歩きながら鳴らすのが）ちょっと大変でした」「（Ｑどんなところが楽しかった）みんなに見られているところが楽しかったです」（山下さん姉妹）