
初の国産機の夢破れ 防衛部門に配置転換
https://mainichi.jp/articles/20230105/k00/00m/010/350000c
関係者によると、ピーク時に約2500人いた従業員らは、今では残務整理などで100人ほどという。残りはどこへ消えたのか。
三菱重工幹部が明かした。「防衛部門を中心に配置転換させている」。国産ジェット開発で培った技術を転用し、継承する狙いがあるという。
三菱重工は現在、地上発射型ミサイル「12式地対艦誘導弾(12式)能力向上型」や、英国、イタリアと共同で進める航空自衛隊の次期戦闘機「FX」の開発などを防衛省から受注している。政府は新たな国家安全保障戦略に、相手国の領域内を攻撃する反撃能力(敵基地攻撃能力)を保有すると明記。12式の改良型をその柱の一つと位置づけ、射程を200キロ程度から1000キロ超に伸ばす構想だ。23年度当初予算案に開発・量産の費…