宮内庁が安倍晋三元首相の国葬に秋篠宮ご夫妻ら皇族方の参列を調整していることが29日、同庁関係者への取材で判明した。 政府は7月22日、日本武道館で安倍元首相の国葬を行うことを閣議決定。同日、葬儀委員長を務める岸田文雄首相から宮内庁に「皇族各殿下」の国葬への参列依頼が文書であった。 「皇族各殿下」には天皇、皇后両陛下と上皇ご夫妻は含まれない。同庁は先例に従い、皇太子の待遇を受ける皇嗣の秋篠宮さまと紀子さまに加え、他の皇族方が参列する方向で検討を進めている。両陛下と上皇ご夫妻は使者を派遣するとみられる。 1967年の吉田茂元首相の国葬には、当時は皇太子夫妻だった上皇ご夫妻らが参列し、昭和天皇と香淳皇后は使者を派遣した。2020年の中曽根康弘元首相の内閣・自民党合同葬には秋篠宮ご夫妻らが参列し、天皇、皇后両陛下と上皇ご夫妻は使者を派遣している。【高島博之】
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