[著者:ポール・クルーグマン]私は長いヨーロッパツアーを終えたところだ。いや、政治家やビジネスリーダーにインタビューして、「非常に重要な識者」を演じていたわけではない(途中、いくつかのカンファレンスはあったが)。主に友人を訪ねたり、ポルトガルでサイクリングをしたり、イギリスの田舎でハイキングをしたり、ベルリンを散策したり、といった感じだった。ところで、ベルリンにソ連軍の巨大な記念碑があることを忘れていた。
現在の状況を考えると、奇妙な記念碑だ。Paul Krugman
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しかし、私は真剣なジャーナリズムに従事していたわけではないが、ある印象を受けた。すなわち、アメリカはもはや他の裕福な国々と比べて先進的とは思えないということだ。むしろ、重要な点で、遅れをとっているという印象をぬぐえない。
まず、意外かもしれないが、交通安全の例からお話ししよう。私が就職した当時は、アメリカの道路は海外の道路に比べてはるかに安全だった。特に、南欧の道路と比較すると、その傾向は顕著だった。1976年にポルトガルで3ヵ月間仕事をしたとき、それは楽しい経験であり、また勉強になる経験でもあったが、交通は恐ろしかった。実際、私が所属していたアメリカのチームには、あるジョークがあった(ポルトガルの同僚も面白いと思っていた)。クレイジーな運転を見るたびに、「あのバカはシルバに違いない!」と叫んでいたのだ(ポルトガルにはシルバという名字の人がたくさんいるのだ)。
気のせいではなかった。当時のポルトガルの運転は本当に危険だった。でも、今では一人当たりの交通事故死者数はアメリカよりずっと少なくなっている。
ヨーロッパの運転は、かなり安全になった。Our World in Data
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確かに、これは私たちがより多く運転するようになったことが一因だ。しかし、それがすべてではない。走行距離を調整しても、アメリカの死亡率は高い。どうやら、シートベルトを着用する傾向が弱く、飲酒運転をする傾向が強く、運転速度が速いことが原因らしい。
余談。上のグラフには、2019年以降の交通事故死者の大幅な急増は含まれていない。その急増は--殺人の急増と同じく--パンデミックの社会的・心理的影響に関係していると推測される。ああ、犯罪の増加は「民主党が運営する都市」だけの問題だと主張する人たちは、2020年に地方での殺人事件も大都市圏での殺人事件と同様に、そしてほぼ同じだけ急増したことを知ると興味を持つかもしれない。
しかし、交通安全に話を戻そう。一方では、米国の死亡率が比較的高いという、より広い問題の一部でもある。私は今でも時々、アメリカの平均寿命が世界一だと信じている人に出会う。実際、その差はわずかであり、同じような国々に比べても着実に遅れをとっているのだ。
いいえ、私たちは平均寿命が最も高いわけではありません。KFF Health System Tracker
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一方、交通事故死はアメリカの悪名高い銃文化には関係ない。例えば、ティーンエイジャーや明らかに暴力的な傾向のある人々が軍用武器を入手しにくくすれば、この問題は大幅に軽減されるだろう。しかし、アメリカ人が過剰な死亡率という幅広い問題を抱えていることも明らかだ。
もちろん、人生には死なないことよりも大切なことがある。技術や一般的な生活水準についてはどうだろうか。この点では、アメリカは遅れをとっているようには見えないが、先を行っているようにも見えない。1990年代後半から2000年代初頭にかけて、アメリカではテクノロジーに対する勝利至上主義が蔓延していた。ネットワークやインターネットの可能性を活用する上で、アメリカは他の国よりずっと先を行っているように見えたのだ。しかし、それはもはや真実ではない。ヨーロッパでは、インターネットへのアクセスやスピードはアメリカと比べても遜色ない。
確かにアメリカは一人当たりの国内総生産はヨーロッパ諸国より高いが、その違いの大部分は、退職が遅いことと、休暇を取ることが少ないことにある。しかし、その差は、定年退職が遅いことや休暇が少ないことに起因している。
だから、今言ったように、最近のアメリカは他の欧米諸国と比較して、決して先進的ではなく、ある意味では先進的でないように思われる。ヨーロッパも、地域の衰退、右翼の急進化など、我々と同じような問題を多く抱えているし、ロマンチックに語りたいわけではない。しかし、以前はかなり先を行っていたのに、今は少し遅れているように見える。では、何が起こったのでしょうか。
私の率直な感想は、アメリカはある意味、社会としてのあり方を忘れてしまったのではないかということだ。予防接種を受けることから、責任ある速度で運転することまで、自分自身や他人を守るための行動が悪くなっているのだ。
私は自分の国を愛している。そして、この国の姿勢のいくつかに共感している。「歩いてはいけない」というサインを、ニューヨークのように「提案」ではなく、ベルリンの人々のように「指示」として扱うような行動を取り始めることは、私にとっても気が進まない。
しかし、今回の旅で、まだ(今のところ)自由の国であるはずのアメリカで、何かが間違っているのではないかという思いを強くした。
Original Article: How America Lost Its Edge.
© 2022 The New York Times Company. 新自由主義広めて世界めちゃくちゃにしたくせに責任も取らずに死ぬ気かこいつ
ヨーロッパでそれじゃあ日本なんか来たらどうすんだ
超先進国が世界に1つだけ存在することに気づいてしまうね
10年前は日本はヨーロッパよりはるかに先進国ってベンゲルが言ってたんだよな
今じゃそんなこと言う奴マジでおらんけど
クルーグマンインフレ止めてくれよ 日本アメリカヨーロッパの順で発展してきたけど差がなくなったということ
日本は衰退したけど
お前の経済学の理論が正しければ
10年前に2%インフレ4%成長してた訳だが
欧米なんて自殺率や犯罪率が高く、ヘイトクライムが横行し、ホームレスで溢れ、人々は週40時間以上の奴隷労働に従事し、フェミニズムのような性的倒錯が蔓延する貧困国家じゃん
世界一歴史があり芸術的で優れた文明を誇る中東で、テロリストを援助したり空爆したり、必死に破壊工作してきたのが欧米諸国だろ
クルーグマンなんてどリベラルだぞ
金利上げ円高主張してるケンモメンが右翼
欧州でそんなこと感じてるなら 日本にきたらアメリカが土人国家にみえるぞw
いまさらかよ
とっくに反面教師化してたわ
ヨーロッパは世俗化してんのにアメリカはいまだに宗教キチガイがうじゃうじゃしてる異常国家
宗教なんてうそ信じてるならそりゃ陰謀論も信じるわな
表面的な経済成長とかではなく生活レベルのこの手の比較だと日本に追随できる国とか皆無だろ
こんなもんで驚いてたら日本はそれより遙かに次元が高いのがデフォじゃん
クルーグマンはニューケイジアンなのに新自由主義扱いするケンモメンw
ソースもリベラルが欧州をダシに「新自由主義」を叩いているというもの
日本人が自国にケチをつけようものなら反日パヨクが〜になるのに
アメリカ人ならちゃっかり日本ホルホルに持っていきたいネトウヨ
コロナ禍でアメリカだけじゃなく欧州各国の土人ぶりはさんざ見せられたから
欧州ごときでよしとする感覚は逆にやべーな
でも、アメリカってこのダイナミズムが世界最強国家の源泉だろ
低教育水準で低モラルだからこそ
>>19
実際メルケルは保守政党に所属する保守派の政治家だろ インフレしまくってるから経済についてのコラムは暫く書かないつもりかなw
なんかあらゆる角度からアメリカの凋落が顕わになっていないか?
国内はインフレと銃の乱射と酷い格差、国外ではロシアにウクライナをけしかけたまではいいがアジア中東から総スカン
17年前の1998年、リフレ策を日本に最初に勧めたのはクルーグマンでした。
クルーグマンの『流動性の罠』論を、内閣府参官房参与(2012年12月~現在)に就任した浜田宏一氏が
安倍首相に分かりやすく説明して紹介したのです。
安倍首相は、これを「円を増刷すれば経済は成長する」と理解しました。
簡単に言うと、「日銀が国債を大量に買ってマネーを増発すれば、
それが需要の増加を生んで、デフレからは脱却でき、経済は成長に向かう」というものです。
安倍首相は、この論を政策として採用し、量的緩和は効果がないとして消極的だった白川方明氏に変えて、
浜田氏が推薦していた黒田東彦氏(総裁)と岩田規久男氏(副総裁)を日銀に送り込みました。
この黒田・岩田体制で始まったのが2013年4月からの「異次元緩和」です。
戦犯
>>28
欧州の保守=リベラルな
右翼はドイツのAfDやフランスの国民連合のような政党を指す ドイツ帝国の正体――ユーロ圏最悪の格差社会 (ハヤカワ・ノンフィクション) 単行本(ソフトカバー) ? 2016/1/22
イエンス・ベルガー (著), 岡本 朋子 (翻訳)
>>35
出典元になっているOECDのデータを見ると
日本は2018年調査でジニ係数は0.334になっているな
日本だけわざわざ独自のデータを使って低く見せるのは随分と姑息だね
まあ都合のいい数字を持ち出して事実を隠蔽するのは日本の国技とも言えるけど >>37
これとてもいい本なので読むべきだな ドイツのやばさがよく判る
聞いたこともないドイツ企業とか出てきて興味深いし >>38
所得上位20%と下位20%との格差でもドイツが4.4、日本が6.2
相対的貧困率もドイツ0.10、日本0.16で惨敗だね >>38
逆だぞー
今までOECDの基準に合ってないデータだしてたから
2019年にOECD基準に合わせた ちゃんと基準を揃えたら
主要先進国でアベノミクスで格差が一番小さくなってたと
やっぱクルーグマン正しかったな
ドイツは金持ちの資産隠しが超やばくて どこにどれくらい隠し持ってるかわからない状態で
その実態もぜんぜん掴めてないらしい
しょせんドメスティックな日本の金持ちなど及びもつかんてことでさ
ヨーロッパはマジのガチで進んでるからな
高層ビルとか地下鉄とかにコンプあるのは後進国だよ
文化の保存、自由時間、緑地
これが先進国の条件になって50年は経つ
日本も90年代のころは絶対先進国だと当たり前に言えた
>>43
統計はもう信用できない
世界的にも統計はもはや政治の道具だからな >>20
アメリカは宗教カルト国家ではないぞ
あれは裏から支援してる謎の勢力が存在するの
アメリカ人自体は非常に愛情深い人が多い >>22
いい加減ケンモメンとか言うのやめてくれないか?ネトウヨ君
他人が嫌がる事を進んでやってはいけない
それは政治じゃない 日本も90年代までは絶対先進国だったのに
今日本が先進国なんて言う人はちょっと変な人達だろう
日本に近い国はトルコとかチリとか
そっちかな?
アメリカに行った事もない俺から見ててもアメリカ社会は戦場みたいな感じに見えるな
社会保障が無いし色んな民族が住んでて助け合いと言う心もないから
生き抜く為に必死にならざるを得なく
他人の事や社会の事なんて構ってる暇がない
結果的に自己中心的な習慣となってしまって
ギリシャ哲学者のアリストテレスが説いたような習慣的徳は身に付かない
最近のアメリカでの銃撃事件と銃規制問題について
ほんとうはもっと語りたかったようにみえるね
アメリカっておかしいよってことを
>>53
アメリカは黒人がちょっと荒っぽいだけ
黒人は気が短い、それと衝動的情熱的ゆえに犯罪率が高くなるだけ
それを除けば白人層限定ではまだまだ先進国だと思うけどな
白人の出生率は1.7だろ?
自殺率高いのは薬物関連も含まれるし
本当に格差大きい国なら韓国みたいに出生率落ちるからな シートベルトだのなんだのって厳しく取り締まるかどうかだけだろw
ゴミのポイ捨てだのシートベルト着用だのって日本でも法律できて毎日毎日テレビで言い続けるから
それが常識になっただけで自発的には誰もやらねーよw
>「あのバカはシルバに違いない!」と叫んでいたのだ(ポルトガルにはシルバという名字の人がたくさんいるのだ)。
白ップ版グエン差別か
中国旅したら自分の考えが間違ってたことを認識して発狂しそうだな
かつての俺のように
アメリカが馬鹿になってきてるのは間違いない
知性を捨てて宗教に走ってるし
大麻も解禁になったから更に馬鹿になるかも
アメリカがヨーロッパより荒っぽいとか働き方が忙しないとかなんか今更すぎん?
こんなの日本に住んでる日本人でも認識してる差だろ
ポリコレが国を蝕み続けてるのに止められない
終わりだよ
>>56
開戦前からずっと言われてるぞ
国民を幸福にしない経済成長とか薬物中毒とかは前から言われてる
連帯してるはずの国を大事にしない外交(日本に限った話でなく)もな ヘタに田舎の会食でヴィーガンてこんなにおいしかったんだけど別にヴィーガンはオラウータンやチンパンジーレベルの代替肉の代わりに植物は燃やして灰にする行為の道徳的直観に反するわ
アホノミクスってこいつのせいじゃんそういや
いまさら反省してんなや
いっつも後付けのくせにノーベル賞とか経済学マジ臭い
>>39
学歴社会の話で「ドイツの職業訓練は素晴らしい、日本でも勉強が出来ない人間には手に職を付ける教育を」
とかいう論も欺瞞に満ちてて、ドイツでは職人はクッソ馬鹿にされる上
ブラックで給料も低いゴミ職 コロナ前から寿命短くなっていってんだから普通ではないよ
国がわざと国民殺しにいってる