
TBSが新年早々に揺れている。人気番組「アイ・アム・冒険少年」のやらせ疑惑が「文春オンライン」で報じられたのだ。
TBSと言えば、2019年に「クレイジージャーニー」や「消えた天才」でやらせ疑惑が報じられ、番組が終了したばかり。過剰演出が続発する背景を探ると、〝ドラマの呪縛〟があった――。
局内からは「ドラマの呪縛」を指摘する声が噴出している。「ドラマのTBS」の異名通り、特にここ数年は話題作、高視聴率を連発している。
今クールでも、16日に初回が放送された日曜劇場枠の「DCU」が16・8%という世帯平均視聴率をたたき出した。
「好調なドラマに対して〝なぜバラエティーは低迷するのか〟という分析は、もちろんやっている。『半沢直樹』や『日本沈没』などでは、現実にはややありえない大げさな演技もたびたび話題となってきた。
これを『バラエティーにも生かせないか』と、ドラマの成功を意識し、スケールの大きいことをやろうとしている」(前同)
昨年の大みそか特番「THE鬼タイジ」は、酷評された日テレの「笑って年越したい! 笑う大晦日」にも及ばず、
さらにテレビ東京の後塵を拝する始末。視聴者だけでなく、局内でも「ドラマはいいのに…」とささやかれているという。
「TBSのバラエティーでは昨年、不仲で有名だったおぼん・こぼんを和解させた『水曜日のダウンタウン』が高い評価を得た。
決してバラエティーの制作能力が低いとは思えないので、浮上の余地はあると思うのですが…」(制作会社スタッフ)
ドラマ班に大差をつけられた焦りが今回の〝やらせ問題〟の背景にあるようだ。(視聴率は関東地区、ビデオリサーチ調べ)
https://news.yahoo.co.jp/articles/1df056770030b43283aa2b4ae2df72c57a821eb5