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県内、インフル予防接種進む コロナ同時流行に備え
秋田県内の医療機関で、この冬に向けたインフルエンザの予防接種が進んでいる。今季はインフルエンザと新型コロナウイルスとの同時流行を懸念する声もあり、県内の医療関係者は「流行に備え、今年も予防接種を受けてほしい」とする。
秋田市のすずきクリニックは先月18日にインフルエンザの予防接種を始めた。高齢者を中心に例年より速いペースで予約が入っている。12月までに3回設けている日曜日の接種を希望する人が多い。
鈴木裕之院長によると、新型コロナワクチンとの接種間隔をどのくらい空ければよいのかといった問い合わせもある。子どもは複数のワクチン接種が重なる場合が多いため、かかりつけ医に相談し早めにスケジュールを決めることが大切という。
厚生労働省が全国5千カ所の定点医療機関から報告を受けて公表している発生状況によると、昨季はインフルエンザの1週間の報告患者数が100人を超えた週はなかった。新型コロナ感染拡大前の2018〜19年は1週間に25万人を超す患者が報告されており、大幅に減少した。