東電、9月にも処理水再浄化試験
福島第1原発、高濃度の2千トン
2020/7/30 20:22 (JST)7/30 20:33 (JST)updated
東京電力は30日、福島第1原発で増え続ける放射性物質トリチウムを含む処理水のうち、トリチウム以外の放射性物質も高濃度で含む約2千トンの再浄化試験を9月にも始めると発表した。
来年1月ごろまでかけて、トリチウム以外の濃度が国の基準値以下に低減するか確認する。再浄化は1週間ほどで済むが、放射性物質の分析に数カ月かかるという。
東電は多核種除去設備（ALPS）で汚染水を浄化処理しているが、トリチウムは取り除けず、敷地内のタンクに約120万トンたまっている。このうち約7割には、設備トラブルや吸着材の交換頻度不足のため、ヨウ素129なども基準を超えて残っている。
https://www.47news.jp/national/5075326.html
