宮崎駿監督の新作、現時点で36分完成。公開まで少なくともあと3年はかかると、ジブリの鈴木敏夫プロデューサーが米メディアに語る
宮崎駿の新作『君たちはどう生きるか』の最新情報をスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが、『Entertainment Weekly』誌に語っている。鈴木プロデューサー曰く「宮崎駿が今作っている新作は、壮大な空想物語である」そう。
以下記事の要約。ちなみに、このインタビューは鈴木プロデューサーが通訳を介して行なったものであり、
英語の記事として発表されたものをここで日本語にしているため、細かい語句や言い回しなどが、ご本人の発言とは少し違っている可能性があります。内容は合っているはずです。
――新作のこれまでにないアプローチについて。
年を取ってからも作品を作り続ける監督は多くいます。宮崎がまた映画を作りたいと言った時、私は、それはあまりいいアイディアとは言えないと思うと言ったんです。
彼はすでにたくさんの偉大な功績を残しているわけですから、ここで復帰して、過去にすでにやったことと同じことをやるわけにはいかない、とね。
そこで生まれたアイディアのひとつが、今までで最長の時間をかけて、過去最高の製作費で作るというのはどうか?というものでした。それが新しいアプローチとなりました。
ーー完成時期について(コロナ禍においても、これまで通り制作は続いているとのこと)。
今もすべて手描きで制作しています。ただ、今作は、これまでの作品よりフレーム数を増やしたので、これまで以上に時間がかかるんです。
例えば、『となりのトトロ』を作った時は、アニメーターは8人で、8ヶ月で制作しました。現在、宮崎が取り組んでいる最新作には、アニメーターが60人います。しかし、1ヶ月に1分間しかできません。
つまり、1年間の12ヶ月で、12分間の映画が完成することになります。この作品にはすでに3年間費やしているので、つまり、36分間できているということです。これから3年後の完成を目指しています。
この記事の中では、さらに宮崎吾朗監督によるタイトル未発表の新作も現在制作中であると語られている。CGによるアニメで、イギリスの物語を元にした、非常に賢い女の子が主人公の話だそう。
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