
【独自】“コロナ苦”ラーメン店に... “ピエロ空き巣”犯行の瞬間
https://www.fnn.jp/articles/-/37838
防犯カメラがとらえた卑劣な犯行の一部始終。
狙われたのは、新型コロナの影響に苦しむ人気ラーメン店だった。
バールを手に入ってきた3人組。
2人目の顔をよく見ると、ピエロのお面?
次に入ってきた3人目も、青いお面をかぶっている。
そして、事務所内にある金庫をたたき壊し、中に入っていた現金を持ち去った。
被害に遭ったのは、埼玉県で19店舗を展開する人気ラーメン店「ジャンクガレッジ」。
看板メニューのまぜそばは、“元祖まぜそば”とも言われ、10年前から変わらぬ味で多くのファンに支持されてきた自慢の味。
その店に犯人グループは、窓を壊して中に侵入したという。
ジャンクガレッジ しらこばと公園前店・大原尚人店長「結構バリバリです。(窓が)バーンと外されて、その辺にぶん投げられている状況だった」
店に侵入するため、犯人グループは店の複数箇所を破壊。
そして、侵入した1人がまず向かったのが店の入り口。
外にいる仲間のため、ドアの鍵を開けた次の瞬間、取りつけてあった防犯カメラが壊される。
その後、お面をかぶったメンバーが侵入し、事務所内にある金庫に狙いをつけた。
まず、持っていたバールで開けようと試みるが、金庫はびくともしない。
これにしびれを切らしたのか、今度は、金庫にバールを思い切り振り下ろし、たたき壊していく。
金庫は見る見るうちに破壊され、扉が開いた。
金庫の中身を確認したのち、封筒に入っていた現金だけを奪って逃走。
わずか6分間の犯行だった。
壊された金庫を見せてもらうと...。
大原店長「頑丈な金庫ですけど、ボロボロになっちゃってます。ここの中にセンサーが入っていて、センサーのとこを狙ってぶち抜かれた感じです。もうびっくりですね。すごい衝撃で、ぶち抜かれたんだろうなって。堅い大きい金庫が破られるって考えていなかった」
持ち去られた現金は、2日分の売り上げだという数十万円。
店は、外出自粛の影響で客足が激減。
それでも店を存続させるため、4月初めからテイクアウトを始めた中での犯行だった。
大原店長「もう怒りしかないですね。この状況で来ていただいたお客さまからいただいたお金なので、その大切なお金を持っていかれたという、怒りと憤りしかない」
店側は、事件当日に被害届を提出。
店長は、周りの飲食店にも注意を呼びかけるとともに、この困難に強い態度で臨もうとしている。
大原店長「ダブルパンチですけど、ジャンクガレッジは、お客さまのために、ここで負けるわけにはいかないので、絶対に負けないという気持ちで、これからも営業を続けていきたいと思います」