
2010年に起きた医療事故 船橋市が遺族と和解
8/28(水) 11:50配信
チバテレ(千葉テレビ放送)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190828-00010001-chibatelev-l12
船橋市立医療センターは27日、2010年に起きた医療事故を巡り、遺族に1500万円の和解金を支払うことで合意したと明らかにしました。
船橋市立医療センターによりますと、2010年11月3日、狭心症の検査のため入院していた当時53歳の男性が午前7時半ごろに心臓発作を発症し、午前8時ごろに心肺停止の状態で発見され、その後死亡が確認されました。
男性の心臓発作が起こった際、病棟モニターのアラームが作動しましたが、アラームは誰かに消され、男性が心肺停止状態で発見されるまで看護師や医師は病室を訪れなかったということです。
これに対し、男性の遺族はアラームが鳴った時に速やかに救命処置が行われていれば救命できたとして、2013年に損害賠償を求めて千葉地裁に提訴しました。
その後の裁判で、男性の救命の可能性が「あった」と「低かった」とで鑑定した医師の意見が分かれたことを受けて、千葉地裁は市側が遺族に対し合わせて1500万円を支払う和解案を提示し、双方が合意したということです。
和解は9月市議会の議決後、11月の次回公判で成立する予定です。
チバテレ(千葉テレビ放送)