着替えに散髪、知人宅転々…地域不安に陥れた末の確保劇
2019.6.23 07:10
実刑確定から約4カ月にわたり出頭に応じず、横浜地検の収容時に逃げた小林誠容疑者(43)=公務執行妨害容疑で指名手配=が23日、横須賀市内で身柄を確保された。
髪形や服装を変え、刃物を持ったまま知人宅を転々としたとみられる小林容疑者。神奈川県警は逃走の全容解明も急いでいる。
小林容疑者が逃走したのは19日午後1時すぎのことだった。「おまえらだましたな」。
刑務所へ身柄を収容するため、神奈川県愛川町の自宅アパートに横浜地検事務官と県警厚木署員が7人が訪問した際、
包丁を振り回して威嚇し、駐車場にあった乗用車で逃走した。地検は公務執行妨害容疑で逮捕状を取り、県警が全国に指名手配した。
その後、相模原市の国道16号や東名高速道路などを走行し、厚木市内の2軒のコンビニに立ち寄ったことが確認された。
同日午後11時半ごろには、自宅から約7キロ離れた同市内の知人女性が住むアパート敷地内で車が発見された。車内に刃物はなかった。
小林容疑者はコンビニの公衆電話で通話する姿が目撃され、知人宅を転々としていたもようだ。
別の知人女性は「20日早朝、厚木市内から大和市内まで車で送った」と証言。
自宅を訪れたという大和市内の知人男性は「短時間いたが、すぐに立ち去った」と説明しているという。
https://www.sankei.com/smp/affairs/news/190623/afr1906230005-s1.html