「飛鳥ナンバー」3図案を公表 いずれにも飛鳥の象徴「朱雀」が 9月末からアンケート投票
飛鳥ナンバー協議会(事務局・奈良県橿原市企画政策課)は、平成32年度から交付される自動車用ご当地ナンバー
「飛鳥ナンバー」の図柄入りプレートのデザイン案を発表した。3つの案とも飛鳥の象徴といえる朱雀(すざく)が描かれており、
今月末からインターネットによるアンケート投票などを実施、国に申請する最終案を選ぶ。
デザイン案は、(1)山をバックに飛翔する2羽の朱雀(2)躍動する朱雀(3)朱雀から伸びる虹−の3案。虹は橿原市や田原本町など、
協議会を構成する5市町村をイメージしている。
協議会は今年6月、デザイン案を制作する業者を公募。キトラ古墳の壁画にも描かれている朱雀などをテーマに5社がデザイン案を
作成し、凸版印刷(本社・東京)がデザイナーらによる審査で最も高い評価を受けた。同社はさらに約10のデザイン案を追加。
5市町村の首長らが審査し、その中から3つの案を選んだ。
協議会では今月末から11月中旬まで、公式ホームページでアンケート投票を実施。また、5市町村のイベントなどでも投票を呼びかけ、
最多票を得たデザインを国に申請する。投票には誰でも参加できる。
飛鳥ナンバーをめぐっては、橿原市などが導入を目指したが、「登録台数10万台」という国土交通省の基準を満たせず、5年前に
一度は断念。昨年、登録台数の条件が緩和されたため再挑戦し、今年5月に申請が認められた。
協議会は、橿原市、田原本町、高取町、三宅町、明日香村のほか、橿原商工会議所や橿原青年会議所など計15団体で組織する。
http://www.sankei.com/west/news/180926/wst1809260015-n1.html