談合防止へ「同業者と飲み会禁止」大林組、メール監視も
5/14(月) 19:34配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180514-00000074-asahi-soci
同業者との飲み会は禁止に――。リニア中央新幹線の建設工事を巡る談合事件で起訴された大林組は14日、再発防止策を発表した。
6月1日からほかのゼネコンが出席する懇親会への社員の参加を禁止する。
同社は「業界では珍しい取り組みと言える。大学の同窓会で同業者と仕事の話をするのも禁止対象だ」としている。
業界団体の日本建設業連合会(日建連)や発注者などが主催する懇親会は「公式行事」とし、事前報告のうえ参加できる。
それ以外は「同業者」がいたら参加できない。同業者は日建連加盟のゼネコンを基本に考え、下請けは含めない。
また、社員が送受信する全ての社内メールの監視を強める。
人工知能(AI)を活用し、宛先や送信元に同業者と思われる社名や名前が入っていたら、怪しい言葉遣いなどがないか調査する。
内部通報制度も見直し、不正に関係してしまった場合でも、通報すれば社内処分を軽くする。(石山英明)