
ヤドリギの下でキス…クリスマスのロマンチックな習慣もレイプに問われる恐れ!?
樫をはじめとする様々な種類の樹木に寄生・または半寄生し、水や養分の供給を宿主に依存する、ヤドリギ(宿木)。
英語では「ミスルトウ(mistltoe)」と呼ばれ、大地に根を張らず、それでいて寒さの厳しい冬でも緑を保っていることから、
欧州の一部では不死のシンボルともされている。
クリスマスの飾りに使われることも多く、ヤドリギの下を通りかかった男女はキスしなければならない(※)という
習慣があることをご存知の人も少なくないことだろう。
しかし、このほど北アイルランド警察(PSNI=Police Service of Northern Ireland)が、
「ヤドリギの下で、相手の同意なしにキスした場合は、レイプの罪に問われることもあるので注意」とツイート。
驚きや批判の声が殺到する騒ぎとなったことを「デイリー・テレグラフ」紙が伝えた。
「ヤドリギの下で出会っただけで強姦罪?」「ばかげている」
「レイプはもっと深刻な問題。それをこんなツイートで茶化しているとしか思えない」といった否定的な声も多く、
反響の大きさに驚いたPSNIでは、すでにツイートを削除。
PSNIは「相手の同意なしに」という部分を強調したかったと弁明している。
※もともとは、ヤドリギの下で男性と出会った女性は、その男性からのキスを拒んだ場合、翌年、結婚できないという言い伝えがあり、
それが発展して、ヤドリギの下でならキスしても良い/キスしなければならないという習慣になったと見られている。
https://www.japanjournals.com/uk-today/10696-171218-2.html