
警官になりたかった22歳女性、警官のお世話になる―強姦の虚偽告訴罪で禁固16ヵ月
イングランド北西部の街リーズで深夜、泥酔してタクシーに乗ったソフィー・ポイントン被告(22)が、
タクシー運転手から性的暴行を受けたと警察に虚偽の通報を敢行。
虚偽告訴罪で16ヵ月の実刑判決が言い渡された。「デイリー・メール」紙が伝えた。
ポイントン被告がタクシーを利用したのは4月22日早朝のこと。同被告は泥酔状態でタクシーに乗車。
同被告の自宅に到着し運賃を支払う際、ケバブの油にまみれた10ポンド札を運転手に渡した。
運転手は宗教上の理由から、動物の脂がしみ込んだ紙幣の受け取りを拒否。
それに激怒した同被告が警察に電話し、タクシーの後部座席で運転手から性的乱暴を受けたと訴え、
告訴状にも署名をしたという。
運転手はその後警察署で6時間にわたって取り調べを受けたと報じられている。
さらに4週間タクシー運転免許をはく奪され、同僚や友人宅を訪れることも禁止された。
しかし被告が被害に遭ったとされる時間に交わされた運転手とタクシー会社の通常通りの交信が残されており、
さらに被告が訴えた走行ルートと車載GPSの記録が合致しないことなどから運転手の無実が証明された。
しかしこの運転手は、職場に復帰した今も若い女性を乗せるのが怖いという。
ポイントン被告はこの夏にリーズ・ベケット大学を卒業したばかり。
皮肉なことに大学では犯罪学を学んでいたといい、将来は警察官になることを望んでいたとされるが、
リーズ刑事法院はポイントン被告に虚偽告訴の罪で16ヵ月の実刑判決を言い渡した。
警察官になるという夢が消えたどころか前科者となってしまった。
同被告が学んだ犯罪学とは一体何だったのだろうか。
https://www.japanjournals.com/uk-today/10095-170920-2.html