私以外にもそういう事象の経験者がいると心強いから聞きたいんや
呪詛とかだけは堪忍やで
特にオチとかも無い話
私は小中学校の時に学校やら学童やらの行事でよく富士山に登ったんや
と言ってもたかだか学校の行事やから頂上まで登るなんて事はせずに見晴らしのいい5号目辺りまで登ってから下山するだけやったんやけどな
私は体力が無いし周りの景色を楽しみたいが為にゆっくりゆっくりマイペースに登っててしょっちゅうしょっちゅう最後尾、もしくは先生達よりも後ろなんて事もあった
先頭を見失って「この道合っとるんかなあ」とかぼんやり思いながらてくてく歩いてゆっくり登ってたんやけど、しばらくするとどこからともなく鈴の音が
チリン...チリン...って聞こえた
別に自分のカバンに鈴だのベルだののストラップは付いてないし、チャックがそんな高い音を響かせるなんて考えられない
ただただ遠くか近くか分からないところで鳴ってた
小学校1…か2の時やった気がする
どこから?なんで?とか考えられなくて、「あー、鈴の音かな?」て無意識にその音に安心していた気がする
しばらくして音を聞きながらゆっくり歩いていくとすぐ先生や友達が休憩してるのを発見できた
合流した時には既に鈴の音は消えていて、また前のグループから離れると聞こえるようになった
半ば導かれていたのかもしれない
中2になるまで同じ現象がずっと続いた
小さな鈴の音が離れては聞こえ、近づけば鳴り止む
神のようなモノなのかそれとも単なる聞き間違いなのかは分からないけど神秘の山って言われるだけあるからそういうモノの類なのかなと思ってしまうな、というお話でしたとさ
山や森とかって人があまり介入しないから何かとそういう物怪だの神仏の類だのが入り乱れてそうで面白くて、オカルトチックな面では海より好きかもしれない
吐くだけ吐いたから私は消えるけどもし見つけた暇人おったらどんどん残してくれや