2019年12月2日 15:15
村上謙三久による書籍「声優ラジオ“愛”史 声優とラジオの50年」が、明日12月3日に発売される。
本書はムック「声優ラジオの時間」などの編集長を務める村上が、アニメ声優がパーソナリティを務めるラジオ番組、
通称“アニラジ”について掘り下げる1冊。
さまざまな関係者の証言を通じて、ラジオというメディアと声優の関係性について考察している。
証言者の1人として、声優の日高のり子が登場。
アシスタントとして関わった「笑福亭鶴光のオールナイトニッポン」や、1991年から続く長寿番組
「ノン子とのび太のアニメスクランブル」などを通し、自身がラジオパーソナリティという経験から得たもの、
「アニメスクランブル」がほかの声優やアニラジに与えた影響などについて語っている。
そのほか「アニメスクランブル」と並ぶアニメ関連の長寿番組である「青春ラジメニア」のパーソナリティである
フリーアナウンサー・岩崎和夫、日本で初めてタイトルに「アニメ」と冠したラジオ番組と言われる「アニメトピア」を
企画した片岡義朗、数々のアニラジのディレクターだけでなく、パーソナリティとしての顔も持つおたっきぃ佐々木らも証言。
さらにアニラジ専門誌・アニラジグランプリ(主婦の友社)の編集長だった永井和幸、ADやナレーターを経てラジオ業界入りし、
現在もアニメ関連のラジオパーソナリティや司会業など多くの顔を持つ鷲崎健、インターネットラジオステーション・音泉を運営する
タブリエ・コミュニケーションズの松永芳幸代表取締役社長と小原康貴プロデューサー、ラジオ大阪のアニメ・ゲーム番組を扱う
「1314 V-Station」の中心スタッフだった兼田健一郎といった幅広い顔ぶれが、それぞれの観点からアニラジについて語っている。


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